【愛知県高校入試】特色選抜で受かるには?推薦入試との違いは?

 

 

たま吉
愛知県公立高校入試の特色選抜について知りたいニャー

 

と思っている中学生のみなさん!

今回は「【愛知県高校入試】特色選抜で受かるには?推薦入試との違いは?」についてみていきますよ。

 

 

愛知県高校入試特色選抜

 

 

✓内容

「愛知県高校入試で行われる特色選抜のしくみ」について知りたい受験生向けの記事です。

 

✓対象となる人

愛知県高校入試で特色選抜の受験を考えている中学生

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

愛知県高校入試の仕組みや倍率などを知りたい人は

愛知県高校入試の日程・グループ・仕組み・倍率は?

 

 

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【愛知県高校入試】特色選抜とはどんな入試なのか?

【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!【愛知県高校入試】特色選抜で受かるには?推薦入試との違いは?

 

 

たま吉
愛知県高校入試の特色選抜について知りたいニャー
モモ先生
令和5年度(2023)から新しく始まった入試方法の一つですよ。

 

 

ア 特色選抜とは?

→受験生がその高校で学びたい意欲を問う試験

 

特色選抜とは、高校や学科の特色を生かした新しい選抜です。

将来の進路目標やその高校・学科で学ぼうとする意欲、学科やコースに関連する分野での能力・実績などを重視する選抜方法です。

愛知県高校入試では、この特色選抜が2023年(令和5年度)から始まりました。

ここでは、特色選抜について詳しくみていきます。

 

A 特色選抜を行う高校

 

愛知県教育委員会が公表している内容によると、特色選抜を行う学校は、

・専門学科
・総合学科、特色ある教育課程を有する普通科(理数科など)
・地域に根差し、地域貢献を特色とする高校

となっています。

 

「特色選抜」を実施する高等学校・学科

 

 

そして、東三河地区の高校では、

の高校で特色選抜が実施されることになっています。

 

たま吉
専門学科を中心に特色選抜が導入されるんだニャー

 

 

B 特色選抜の試験科目

 

特色選抜の入学検査の試験科目は学校によって異なりますが、「面接+作文・基礎学力検査・プレゼンテーション・実技検査から一つ」で実施します。

 

そして、東三河地区の高校でみると、2023年の入試では、

・作文:豊橋南(生活デザイン)、小坂井、新城有教館
・基礎学力検査:豊橋商業、福江、渥美農業、国府(総合ビジネス)、宝陵(福祉)
・プレゼンテーション:豊橋南(普通)、御津あおば、三谷水産

が実施されました。

なお、愛知県全体では基礎学力検査(英語・数学・国語の基本的な内容を問う問題)が一番多くの高校で行われ、以下、プレゼンテーション、作文、実技試験の順となっています。

 

なお、出願時には入学願書、調査書、志望理由書が必要なため、事前準備が必要になってきます。(志望理由書とは高校に入学したい理由などを書く書類のことです。)

 

モモ先生
特に志望理由書は仕上げるのに時間がかかるため早い時期から書き始めるようにしましょう。

 

 

 

 

C 特色選抜の定員枠

 

各高校・学科の募集人員の20%程度までが上限となっています。

推薦選抜の定員枠とは別にあります。

なお、推薦選抜と特色選抜は同時に受験することはできないので気を付けてください。(特色選抜で不合格になった場合は、再度一般入試を受験することはできます。)

部活動などの実績がある人は推薦選抜を、その高校に入りたい明確な理由がある人は特色選抜がおすすめです。

 

たま吉
推薦入試とは別にあるのが嬉しいニャー

 

 

イ 特色選抜を受験するメリット・デメリットは?

→メリット・デメリットを考えたうえで受験するかどうかを決めよう

 

特色選抜を受験することには、メリット・デメリットがあります。

まずメリットは、

・受験の回数が増え、合格できる可能性が増える
・一般入試よりも早く合否が分かるため、その分高校への準備に余裕ができる

といったものがあります。

 

一方でデメリットは、

・入試の直前期に一般入試の対策に加え、特色入試の対策(志望理由書・面接など)が必要になる
・特色入試が始まって日が浅いため、対策の仕方が今一つ分からない(倍率も不安定)

 

といったものがあります。

そのため、メリット・デメリットを考慮した上で、特色入試を受けるかどうかを慎重に決めるようにしましょう。

 

モモ先生
特色入試を受ける場合は早い時期から対策をするようにしましょう。

 

 

愛知県高校入試の特色選抜と推薦選抜の違いは?

 

 

たま吉
愛知県高校入試の特色選抜と推薦選抜の違いを知りたいニャー
モモ先生
ここでは特色選抜と推薦選抜の違いについてみていきましょう。

 

 

愛知県高校入試の特色選抜では「面接」が試験であります

一方で、推薦選抜でも同じように「面接」があります。

そうなると、みなさんは特色選抜と推薦選抜の違いが分からなくなるかもしれません。

特色選抜と推薦選抜の違いは、特色選抜は高校への意欲・関心を見る試験で、推薦選抜は中学校の時の実績(部活動など)を重視する試験だということです。

 

一般的に推薦選抜の場合は、出願条件が厳しく、

・部活で活躍した
・級長や生徒会活動をした
・英検3級(英検準2級)を取得した
・ボランティア活動を継続的に行った

など、中学校時代の実績が求められます。

そのため、推薦選抜の面接では、「今まで何を頑張ってきたか?」「頑張ったことで何が得られたか?」というようにこれまでのこと(過去)が中心に聞かれます。

一方で、特色選抜の場合は、入りたい高校への意欲(志望理由)・関心やその高校の科に関連する分野での能力や実績を重視します。

そのため、特色選抜の面接では、「高校に入学したらどんなことを頑張りたいか?」「高校卒業後は何をしたいか?」というように未来のことが中心に聞かれます。

ですので、特色選抜と推薦選抜は似ていますが、面接で聞かれる内容は大きく違いますので気を付けてください。

また、特色選抜の場合は、出願時に志望理由書を提出することが義務付けられています。

そのため、しっかりとした志望理由書を書くことが大切になってきます。

 

おすすめとしては、夏~秋に各高校で行われる体験入学に参加することです。

そこで感じたことを志望動機にすることで、他の高校にはない魅力を書くことができるためおすすめです。

 

モモ先生
なぜその高校に入りたいのか、その理由をはっきりと言えるようになる必要がありますよ。

 

【特色選抜】面接・志望理由書の対策について知りたい人は

【高校受験】推薦入試で合格するための面接・作文・志望理由書対策は?

 

 

【特色選抜】基礎学力検査・作文・プレゼンテーションの対策の仕方は?

 

 

たま吉
作文やプレゼンの対策のしかたを知りたいニャー
モモ先生
ここでは作文やプレゼンなどの取り組み方についてみていきますよ。

 

 

特色選抜の入学検査の試験科目は、

①面接+基礎学力検査
②面接+作文
③面接+プレゼンテーション
④面接+実技試験

のいずれかで行われます。

ここでは、作文やプレゼンテーション、基礎学力検査の対策についてみていきます。

 

 

ア 基礎学力検査

→基本的な内容を中心にしっかりと復習をしよう

 

基礎学力検査は国語・数学・英語の基本的な内容が範囲です。(英語のリスニングは出題されません。)

そして、解答時間は45分で行われるため、基本的には知識を問う問題が中心だと思われます。(午前中に基礎学力検査、午後に面接を行います。)

 

また、予想される内容としては、

・国語:漢字、語句の意味、短めの読解問題
・数学:計算、小問集合(文章題・図形・グラフ・確率など)
・英語:単語、並び替え問題、短めの読解問題

などが考えられます。

一般入試のような難易度が高い問題は出ないと思いますが、それでも基本的な内容が分かっていないとできないですので、苦手な教科や単元を中心に復習するようにしましょう。

 

なお、定時制基礎学力検査の問題は基礎学力検査に問題形式が近いです。

ただし、問題レベルは全日制なので定時制よりは難しくなるでしょう。

 

令和5年度定時制課程前期選抜基礎学力検査

 

 

たま吉
苦手な内容をなくすようにしたいニャー

 

 

イ 作文

→基本的な内容を中心にしっかりと復習をしよう

 

作文は、

・解答時間は40分
・字数は400字以下
・お題は当日発表

ということは公表されています。

 

そして、予想されるお題としては、

・中学校生活で頑張ったこと
・高校生活で頑張りたいこと
・志望する高校や学科に関する内容

などが考えられます。

そのため、予想されるお題については対策をし、制限時間内に書けるように仕上げていきましょう。

また、書いたものは学校の先生などに添削をしてもらい、どうやって書けばいいのかのアドバイスをもらうようにしてください。

なお、志望する高校に関する内容も出題が予想されるため、HPやパンフレットなどをよく読んで高校についての情報(授業内容カリキュラムなど)を頭に入れておくようにしましょう。

 

モモ先生
何度も書く練習をして、完璧な状態で入試本番を迎えられるようにしましょう。

 

 

【特色選抜】作文の対策について知りたい人は

【高校入試国語】作文の書き方と頻出テーマ、採点基準は?

 

 

 

 

 

ウ プレゼンテーション

→科によってお題が違ってくる

 

A どんなお題が出るか?

 

プレゼンテーションは高校によってお題が違っていきます。

ここでは実例を挙げながら説明をしていきます。

 

①豊橋南高校(普通科・教育コース)

・発表テーマ
「教育コースで学びたいこと、取り組みたいことと学んだことをどのように将来にいかしたいか」

・持ち込みを認める発表資料
A4版(片面)2枚まで
なお、発表資料は2部作成(コピー可)し、出願時に1部提出、当日1部を持参すること。

・発表時間
5分(発表2分程度、質疑応答3分程度)

・発表の方法
持参した発表資料を示しながら発表を行う。

 

②御津あおば高校(普通科)

・発表テーマ
『「ダイバーシティ」「インクルーシブ」「サスティナブル」「グローバル」の4つのキーワードの中から1つを取り上げ、それを踏まえてどのような高校生活を送りたいか』

・持ち込みを認める発表資料
A4版(片面印刷)1枚まで
なお、4部印刷して当日持参すること。

・ 発表時間
5分(発表3分程度、質疑応答2分程度)

 

上の2つの高校の共通点としては、

・高校のカリキュラムや授業方針についてどれだけ理解しているか
・どんな高校生活を送りたいか

といったことがお題の中に含まれています。

そのため、高校に関する情報を集め、その上で自分がどんな高校生活を送りたいのかをスラスラと話せるようにしましょう。

 

 

B プレゼンテーションに向けた対策

 

プレゼンテーションでいい結果を残すには以下のことをやる必要があります。

 

①情報を集める

*HPやパンフレットを見る、体験入学に行く、先輩に話を聞くなどして情報を集めること

*自分がどのような高校生活を送りたいををよく考えること(勉強面を中心に話す)

*高校卒業後の進路も軽く触れること(先輩たちがどのような進路を歩んでいるかを見ておくとよい)

 

②台本を作る(アドリブで話すのはNG)

*基本的な話の構成は、「高校の特色→どんな高校生活を過ごしたいか→卒業後の進路」で考えるのがおすすめ

*質疑応答に備えてできるだけ具体的に考えておくこと

 

③何度も練習をし、時間内に話が終わるようにする

*無駄な話をそぎ落とし、必要な内容だけを簡潔に話すようにすること

*できれば学校の先生などに見てもらうとよい

 

たま吉
人前で話すのは苦手だけどしっかりと練習したいニャー

 

 

【中1~中3】高校入試対策個別指導コースについて

 

 

当塾では時習館や豊橋東、豊丘、豊橋南、豊橋工科、豊橋商業、豊橋西高校などの合格を目標とした

【中1~中3】高校入試対策個別指導コースがございます。

 

このコースの対象となる人は、

・高校入試対策を早い時期から始めたい人
・推薦選抜や特色選抜で合格したい人
・苦手科目を克服したい人

となっています。

そして、近年では高校入試の難易度が上がっており、時間をかけて対策をしないと高得点は取りづらくなっています。

そのため、早い時期からのご入塾をおすすめします。

 

また、当塾の指導内容としては、

①英語:文章の多読→単語力+速読力の強化
②数学・理科・社会:基本的な内容の復習+入試典型問題の習得
③国語:文章中から解答の根拠を探す練習を行い、得点力を上げる
④面接(推薦入試):志望動機などよく聞かれる内容を中心とした話す内容のアドバイス・添削など

となっています。

お子様の学力や現状に合った指導をしていきます。

なお、当塾ではあくまで高校入試対策をメインとした指導をしておりますのでご了承ください。

 

 

TEL 0532-74-7739

月~金 14:30~22:00

 

 

 

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