静岡県立大学物理（2023）の入試対策、過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？

と思っている高校生や浪人生のみなさん！

今回は「静岡県立大学物理（2023）の入試対策と過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？」についてみていきますよ。

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静岡県立大学入試過去問分析・教科別勉強法

静岡県立大学の配点、試験科目、合格最低点は？

河合塾の「Kei‐Net大学検索システム」では、

などを確認することができます。

静岡県立大学の場合、全体的には二次試験よりも共通テストの方が配点が高めの傾向にあります。

そのため、共通テストの出来が合否を左右する入試といえます。

また、静岡県立大学の各学部の過去2年間の倍率は「大学受験パスナビ」で確認することができます。

年度によって倍率が大きく変動する学部・学科もありますので、参考程度に見るようにしましょう。

なお、各学部の合格最低点は同じく「大学受験パスナビ」（上のものとは別のページ）で知ることができます。

静岡県立大学物理（2022）の難易度、問題形式、解答時間は？

静岡県立大学の物理は全部で4問が出題され、試験時間が90分です。

また、入試の特徴としては、

となっています。

そのため、物理のエッセンスや良問の風で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。

そうすることによって思考力が身に付き、静岡県立大の問題に対応できるようになります。

静岡県立大学物理（2022）の過去問分析は？

ア　2022年静岡県立大学物理（第1問・力学）

→問5･6は問4までの解き方を活用できた

第1問は力学の分野から出題されました。

問1は自由落下の式及び反発係数の式、鉛直投げ上げ運動の式を使って求めていきます。

問2は運動量保存則の式及び反発係数の式から求めていきます。

問3はまずVa‘とVb‘を求め、また「A‘上にいる観測者からみてBの速度」はA‘に対するBの相対速度になるので、Vab`=Vb-Va`となります。

問4は問3の結果からVa‘とVb‘の値が出ます。

問5は問3と同じような計算をすることで求めることができます。

問6は問5の結果にe=0.5を代入してVc`を求め、さらに問1と同様に鉛直投げ上げ運動の式に代入をして高さを求めていきます。

イ　2022年静岡県立大学物理（第2問・波動）

→ドップラー効果に関する基本的な問題が出題された

第2問は波動の分野から出題されました。

基本的にはドップラー効果に関する内容です。

音源が動く場合と観測者が動く場合とで振動数の計算が異なってきますので、基本的な内容をしっかりと理解した上で問題を解くようにしましょう。

ウ　2022年静岡県立大学物理（第3問・電磁気）

→誘導に乗るとうまく解くことができる

第3問は電磁気の分野から出題されました。

問1はコンデンサーが直接接続の場合は全てのコンデンサーの電気量Qが等しくなります。

また、それぞれのコンデンサーの電圧の和が全体の電圧となります。

問2はS2を閉じた直後の抵抗R2の電位差はC2,C3の電位差の和となります。

また、オームの法則を使って電流を求めていきます。

問3はS2を閉じてから十分に時間が経過すると、C2とC3には電流が流れなくなるため、C2,C3の電気量は０となります。

よって電池の電圧＝C1にかかる電圧となります。

問4はQe=Q1`-Q1の式から求めることができます。

問5はC1`は真空のままの上半分と誘電体で満たした下半分の並列接続とみなすとC1`=C+3Cとなります。

また、C1の右側からC2の左側までは孤立しているので電荷が保存されます。

エ　2022年静岡県立大学物理（第4問・原子）

→どの公式を使うかを見分ける力が必要

第4問は原子の分野から出題されました。

問1はエネルギー保存則より仕事=運動エネルギーの変化量となります。

問2は陽極に衝突する電子の運動エネルギーの全てがX線光子のエネルギーになるときに、Ｘ線は最もエネルギーが大きくこのとき最短波長になります。

問3は問2の結果に数字を代入して求めることができます。

問4はブラッグの条件の式を使っていきますが、今回は角φが入射X線と格子線の法線とのなす角ですので2dcosφ=nλ1となります。

ア　高３の１学期まで

→今まで習った内容の復習＋定期テストの勉強をしていこう

高３の１学期から本格的に物理の受験勉強を始めていきます。（高1･2の間は定期テストの勉強だけでOKです。）

とはいえ、現役生の場合はまだ全ての単元を習ってはいません。

そのため、1学期の間は、

といったことをやっていくようにして下さい。

また具体的な勉強方法は、

などになります。

物理は基本問題の解き方を完璧に理解していないと応用問題を解くことができません。

そのため、一学期のうちは「リードLightノート物理」などを使って、典型問題を完璧にできるようにしましょう。

そうすることで夏休み以降に「物理のエッセンス」などの難しい問題に取り組むことができます。

イ　夏休み

→解く問題のレベルを上げていこう

夏休みからは解く問題のレベルを上げていきます。

高３の夏休みにやってほしいことは、

です。

物理のエッセンスは大学受験でよく出る典型問題が一通り載っています。

エッセンスのレベルは共通テストレベルですので、この問題集をマスターするとかなりの力がつきます。

エッセンスは問題量が多いですが、時間のある夏休みの間に何とかマスターするようにしましょう。

同時に1学期で習った電磁気の内容もしっかりと復習するようにして下さい。

夏休みには、河合塾の全統共通テスト模試や全統記述模試などの模試などがあります。

ですので、そこに向けて基本的な内容を完璧に仕上げるようにしてください。

ウ　秋～入試直前

→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう

秋以降は問題演習がメインとなります。

まずは共通テストの過去問を解き、共通テスト模試に備えていきます。

その後は応用レベルの問題集を解いたり、過去問題集を解いたりして実践力をつけていきましょう。

まず問題演習用の教材としては、良問の風物理がおすすめです。

静岡県立大の物理は標準的なレベルの問題が多いですので、下手に難しい問題集を解く必要はありません。

また、良問の風物理の場合は、

といったメリットがあります。

そのため、良問の風を繰り返し解いて解き方をマスターするようにしましょう。

一方で、良問の風がどうしてもわからない場合は、エッセンスやリードLightノートなどに戻ってわからない内容をしっかりと復習するようにしましょう。