愛知淑徳大学日本史（2023）の入試対策、過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？

と思っている高校生や浪人生のみなさん！

今回は「愛知淑徳大学日本史（2023）の入試対策と過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？」についてみていきますよ。

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愛知淑徳大入試過去問分析・教科別勉強法

愛知淑徳大学日本史の配点、試験範囲、難易度は？

ア　愛知淑徳大学日本史の配点は？

→2科目型では日本史の配点割合が高くなる

愛知淑徳大学の日本史は多くの学部で試験科目となっています。

学部ごとの配点は「大学受験パスナビ」で確認してください。

イ　愛知淑徳大学日本史の難易度・解答時間・出題範囲は？

→難易度は標準的

愛知淑徳大学の日本史は大問が4,5題で、全問マーク式（50問）で語句と文章の選択法が大部分ですが、配列法や正誤法の出題も見られます。（試験時間は60分）

そしてよく出るジャンルとしては、

となっています。

そして愛知淑徳大日本史の難易度は標準レベルです。

そのため、まずは教科書の内容をつかむことから始め、基礎が固まったら問題演習に取り組むといいでしょう。

愛知淑徳大学日本史（2022）の過去問分析は？

下の過去問分析で出てくるページ数は山川出版社の「詳説日本史B」のページ数に対応しています。

また、太字の用語は特に重要な用語です。

なお、下で解説している問題は一般前期日程2月1日（2022）の問題となっています。

ア　2022年愛知淑徳大学日本史（第1問・古代～近代史）

第1問は「古代～明治期の政治・外交・文化」がテーマの問題でした。

問1･3　百済の聖明王が欽明天皇の時に仏像・経論などを伝えたとされています。（P28）

問2　蘇我氏は仏教の受容に積極的でしたが、物部氏は仏教の受容に反対の立場でした。（P34）

問4　三世一身法は養老7年に施行されました。（P53）

問5　聖武天皇は741年に国分寺建立の詔を出して、諸国に国分寺・国分尼寺をつくらせました。（P50）

問6　国家は口分田を男性には2段、女性にはその3分の2を支給しました。（P43)

問7~9　幕府は1297年に永仁の徳政令を発布し、御家人の所領の質入れや売買を禁止しました。（P112）

問10　徳川家光は寛永令を発布し、参勤交代を義務付けました。(P172)

問11　外様大名の中には、加賀の前田家のように100万石を超える大名もいました。(P172)

問12　やや難易度の高い問題ですが、消去法によって答えを絞ることができます。

問13･14　ポーツマス条約では日本はロシアから南樺太を獲得しました。また、この時の日本の全権大使は小村寿太郎でした。(P296)

問15　1910年に日本は韓国の京城に朝鮮総督府を設置しました。（P296）

イ　2022年愛知淑徳大学日本史（第2問・古代～近代史）

第2問は「平安～明治期の政治・文化」がテーマの問題でした。

A

問1　桓武天皇は軍団と兵士を廃止し、郡司の子弟や有力農民の志願による健児を採用しました。（P62）

問2　平安京は中央を南北に走る朱雀大路で左京・右京に分かれていました。（P60・図)

問3　坂上田村麻呂は阿弖流為を帰順させました。(P61)

問4　藤原緒嗣は天下の民が苦しむところは軍事と造作であると批判しました。（P61)

B

問5　やや難しい問題ですが、消去法によって答えを選ぶことができます。

問6　鎌倉五山は建長・円覚・寿福・浄智・浄明の5寺です。(P141)

問7　蘭渓道隆は南宋から来日し建長寺を開山しました。(P115)

問8　観阿弥・世阿弥父子は能の脚本である謡曲を数多く著しました。(P142)

C

問9　徳川吉宗は大名から石高1万石について100国を上納させる上げ米を実施し、その代わりに参勤交代の負担をゆるめました。(P219)

問10　1860年に幕府は五品江戸廻送令を出し、江戸の商人の便宜を図りました。(P254)

問11　田沼意次は最上徳内らを蝦夷地に派遣しました。(P223)

D

問12　秋月の乱は福岡県の不平士族らが起こしました。（P275）

問13　民撰議院設立の建白書を提出→愛国社→国会期成同盟→集会条例の順番となります。（P275）

問14　開拓使官有物払下げ事件→国会開設の勅諭→明治十四年の政変の順番となります。(P277)

問15　松方正義はデフレ政策を実行しました。(P280)

ウ　2022年愛知淑徳大学日本史（第3問・中世～近世史）

→第二次世界大戦後の歴史が問われた

第3問は「中世～近世の日朝関係」がテーマの問題でした。

問1　応永の外寇が起きたのは1419年です。（P129）

問2　三浦に住む日本人が暴動を起こしたことがきっかけで、三浦の乱が起きました。（P129)

問3　徳川家康は慶長の役で兵を派遣しませんでした。(P165)

問4　新井白石は朝鮮からの施設の待遇を簡素化しました。(P202)

問5　1609年に対馬藩主の宗氏は朝鮮とのあいだに己酉約条を結びました。(P181)

エ　2022年愛知淑徳大学日本史（第4問・古代～近代史）

第4問は「古代～大正期までの文化」がテーマの問題でした。

問1　図版Aの伽藍配置は法隆寺式です。（P36・写真）

問2　やや難易度の高い問題です。

問3　図版Cは「蒙古襲来絵巻」です。(P108)

問4　図版Dの作者は尾形光琳です。(P216)

問5「白樺」は反自然主義の立場で活動で進めました。(P337)

オ　2022年愛知淑徳大学日本史（第5問・原始～現代史）

第5問は「原始～昭和戦後の小問集合」がテーマの問題でした。

問1　相沢忠洋は群馬県岩宿遺跡で打製石器を発見しました。（P10）

問2　盟神探湯が行われたのは古墳時代です。（P31)

問3　院政は白河上皇から始まり、後白河上皇まで100年余りも続きました。(P88)

問4　管領は細川・斯波・畠山の３氏（三管領）が交代で任命されました。(P125)

問5　ザビエルのあとにルイス＝フロイスらが布教につとめ、キリスト教は急速に広まりました。(P159)

問6　徳川家康は大阪の役で豊臣氏を滅ぼしました。(P171)

問7　前野良沢や杉田玄白らは「解体新書」を著しました。（P225)

問8　東北諸藩は奥羽越列藩同盟を結成し旧幕府軍に味方しました。(P260)

問9　自作農創設特別措置法によって第二次農地改革が始まりました。(P373)

問10　小笠原諸島の返還を実現したのは佐藤栄作内閣です。(P391)

ア　高３の１学期まで

→今まで習った内容の復習＋定期テストの勉強をしていこう

高３の１学期から本格的に日本史の受験勉強を始めていきます。（高1･2の間は定期テストの勉強だけでOKです。）

とはいえ、現役生の場合はまだ全ての時代を習ってはいません。

そのため、1学期の間は、

といったことをやっていくようにして下さい。

また具体的な勉強方法は、

などです。

歴史の流れをおさえることや、用語を暗記することによって、その後の問題演習がスムーズに行くようになります。（愛知淑徳大の日本史は教科書の下にある注釈の内容が聞かれることがありますので、隅々まで読み込むようにしましょう。）

なお、愛知淑徳大の日本史は一部細かい内容の用語が問われることがあります。

しかし、いきなりそのようなレベルまでも覚えてしまうと一通り終えるのに時間がかかってしまいます。

ですので、最初は教科書の太字レベル（共通テストレベル）の用語を完璧にし、その後に細かい内容の用語を覚えていくようにしましょう。

イ　夏休み

→まずは基本的な問題集を使って知識の確認をしていこう

夏休みからは本格的に日本史の問題演習をしていきます。

ただ、いきなり入試レベルの問題を解くのではなく、最初は基本的なレベルのものからやっていくといいでしょう。

それはこの段階で問題を解く目的は、「一問一答で身につけた知識が定着しているかどうかを確認する」ためだからです。

ですので、最初から難しい問題集をやってしまうと挫折することに成りかねないので気を付けましょう。

また、最初の1冊としておすすめなのが、「イチから鍛える日本史必修編」です。

この問題集のレベルは共通テスト～日東駒専レベルで、全部で40のテーマに分かれています。

そして、テーマごとに問題が並んでいるため、学校で習ったところまでを復習したり、苦手な単元を集中的に克服したりといった使い方をすることができます。

夏休みの間に習ったところまでをしっかりと復習するようにしましょう。

また、問題演習が終わり、時間に余裕のある人は、

をやっていくといいでしょう。

ウ　秋～入試直前

→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう

秋以降は問題演習がメインとなります。

みなさんの中には共通テストを受験せずに、私大入試に専念する人もいるかもしれません。

しかし、共通テストを受験するしないに関係なく、共通テスト（センター試験）の過去問を解くことをおすすめします。

それは、

といったことがあるからです。

そのため、共通テストの過去問や予想問題集をまずは解くようにしましょう。

その後は、

などして力をつけていくようにして下さい。

また、問題を解いてあまりできなかった単元は教科書や参考書を読み返したり、一問一答で用語の復習をしたりしてください。