と思っている中学生や高校生のみなさん!
今回は「消防官になるには?一日の仕事内容は?学べる大学や短大、専門学校はどこ?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
消防官の一日の仕事内容は?
今回の記事は「消防官の一日」という本の内容を元に書いています。
ア 消防官の仕事とは?
→消火や人命救助などを行うのが消防官の仕事
消防官とは災害現場に出動し、消火や危険の排除、人命救助を行う人たちのことです。
そして、消防官の主な仕事としては、
・急病人やけが人を病院へ搬送する救急活動
・事故や災害の際の救助活動
・火災などを未然に防ぐ予防活動・防災活動
といったものがあります。
また、消防官の仕事場は交番や駐在所をはじめ、
・消防学校
などがあります。
イ 消防官の一日は?
→一日の中で多くの仕事がある
ここでは消防官の一日の仕事の流れを見ていきます。(消防署で勤務している場合)
①8:00 出勤
・活動服に着替えて隊員同士で引継ぎを行う
・部隊編成表を見て、自分が担当する部隊や車両を確認する
・その日の朝までに起きた火災や事故についての情報を引き継ぐ
②8:30 点呼、点検
・人数を確認するために点呼を行う(気を引き締める意味もある)
・車両や資機材(消防ホースや発電機、はしごなど)のチェックをする
③10:00 ミーティング
・課長や係長からその日の予定や注意事項が伝えられ、重要な情報を全員で共有する
④10:30 消火訓練
・消火訓練の中で代表的なものは放水訓練
・資機材の取り扱い訓練、救助訓練、救急処置や救急搬送の訓練なども行う
・体力をつけるために筋トレや長距離走をする人もいる
⑤13:00 火災発生、出場
・消防本部の通信指令室から出場指令が入ると、消防署のどこにいても直ちに指令を知ることができるようになっている
・現地の住所などが書かれた指令書が送られてくるため、それを手に取り地図で場所を確認する
・指令から1分以内に出場できるように訓練している
・消火活動に加え、逃げ遅れた人の救助、傷病者の応急処置や搬送なども行う
⑥18:00 夕食
・いつ出場指令が入るか分からないため基本的に外出することはない
⑦19:00 事務処理、体力錬成
・夕食後の時間帯は消防署の受付に1時間ずつ入り電話対応などを行う
・出場指令がなければ入浴、事務処理、体力作りに励む
⑧0:00 仮眠
・出場に備えて活動服のまま仮眠室のベッドで横になる
⑨6:00 起床
・身だしなみを整え、食堂に集まって朝食をとったら清掃をする
⑩8:30 勤務終了
・勤務の翌日は24時間休み
消防官になるには?学べる大学や専門学校はどこ?
ここでは消防官になるためのルートなどについてみていきます。
A 消防官になるためのルート
消防官になるには消防官採用試験に合格する必要があります。
そして、試験に合格後は消防学校で一定の期間学び、その後晴れて消防官になることができます。
B 消防官になるための試験の難易度は?
(倍率) 5倍前後(なかには20倍以上というところもある)
(試験内容) 1次試験と2次試験がある
・1次試験 教養試験、作文
・2次試験 面接、身体検査、体力検査
C 消防官に向いている人は?
・熱いハートと冷静な判断力
・コミュニケーションが得意
・体を動かすことが好き
D 消防学校では何を学ぶ?
・基礎教育、実務教育、実科訓練など
*消防活動基本訓練、救急訓練、救助訓練などがある
E 消防官の収入は?
・消防官の平均年収は約500~700万円
*治安を守る公安職として各種の特殊勤務手当があるため、地方公務員の中でもやや高い収入が見込める
F 消防官の間で問題になっていることは?
多発化、大規模化、多様化する災害への対応が急務
G 消防官を目指せる大学や短大、専門学校はどこ?
「消防官を目指せる学校の一覧」から検索してください。
志望するエリア、学校(大学・短大・専門学校)を絞って検索することもできます。