と思っている中学生や高校生のみなさん!
今回は「歯科衛生士になるには?一日の仕事内容は?学べる大学や短大、専門学校はどこ?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
歯科衛生士の一日の仕事内容は?
今回の記事は「歯科衛生士の一日」という本の内容を元に書いています。
ア 歯科衛生士の仕事とは?
→歯科医師の治療を補佐するのが歯科衛生士の役割
歯科衛生士とは歯科医師の指示によって歯石を除去したり、フッ素化合物を塗ったりして、虫歯や歯周病などの予防処置を行う人のことをいいます。
そして、歯科衛生士の主な仕事としては、
・歯科保健指導
・歯科診療の補助
といったものがあります。
また、歯科衛生士の仕事場は病院・診療所をはじめ、
・介護施設、保健所
・教育機関、企業
などがあります。
イ 歯科衛生士の一日は?
→一日の中で多くの仕事がある
ここでは歯科衛生士の一日の仕事の流れを見ていきます。(ここでは病院で働く歯科衛生士についてみていきます。)
①8:30 出勤、ミーティング
・メールや電子カルテをチェックして一日の仕事の流れを確認する
・診療や手術のスケジュールなど、その日の業務内容を全員で共有する
②9:30 入院患者のケア
・入院患者の口の中の衛生状態と機能を管理する
・患者の状態に合わせて専門的な口腔のケアをする
③11:30 診療の記録
・自分の担当業務が終わったら、行った検査や処置の内容を記録する
・患者の情報は全てコンピュータを使った電子カルテで管理する
④13:00 外来の診療補助
・一般の歯科診療所からの紹介で、治療が困難な状態の患者に対応する
・最新鋭の機械を使った専門的な清掃を行う
・清掃を終えたら、患者のブラッシングの方法を指導する
・インプラント手術:歯を失った部分に人工歯根をうめこみ、そこに義歯を取り付ける。歯科衛生士は歯科医師が行う手術の補助をする。
⑤17:30 終業
・終業後にも資料のチェックや学会の発表準備をすることもある。
歯科衛生士になるには?学べる大学や専門学校はどこ?
ここでは歯科衛生士になるためのルートなどについてみていきます。
A 歯科衛生士になるためのルート
高校を卒業後、歯科衛生士養成校(大学・短大・専門学校)に通います。
その後は歯科衛生士試験に合格することで晴れて歯科衛生士の資格を取得することができます。
B 歯科の仕事は他にはどんなものがあるのか?
歯科衛生士→歯科医師の指導のもとに歯や口腔の病気の予防処置や歯科診療の補助などを行う
歯科医師→歯を削る行為や抜歯、歯茎の切開などをして歯科医療などを行う
歯科技工士→歯のつめものやかぶせもの、入れ歯などを作る
C 歯科衛生士に向いている人は?
・細かい作業が得意
・想像力や表現力が豊か
・人と接するのが好き
D 歯科衛生士の学校では何を学ぶ?
・心理学、社会福祉学、歯科衛生に関する基礎科目、学内での実習など
・臨床・臨地実習:病院や歯科診療所などの歯科の医療現場で行う「臨床実習」と、保健所や学校などで歯科保健指導を体験する「臨地実習」を行う
E 歯科衛生士の収入は?
・歯科衛生士の平均年収は約300~400万円
*歯科診療所よりも病院の方が給与が高め
F 歯科衛生士の間で問題になっていることは?
・新たなニーズに答えるため、人材の確保や育成が急務
→新人歯科衛生士の研修体制を整えて早期離職を防止したり、現場を離れている歯科衛生士の復職を支援したりする取り組みが行われている
G 歯科衛生士を学べる大学や短大、専門学校はどこ?
「歯科衛生士を目指せる学校の一覧」から検索してください。
志望するエリア、学校(大学・短大・専門学校)を絞って検索することもできます。