と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「【大学受験】世界史は縦の流れと横の流れが大事!おすすめ参考書や問題集は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
大学入試教科別勉強法
①英語 | ②文系数学 | ③理系数学 | ④現代文 |
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【大学受験】世界史の縦の流れ、横の流れとは?
世界史が日本史よりも難しい理由の一つとして、世界史は「タテの流れ」と「ヨコの流れ」の両方をおさえなければいけないことにあります。
では、そもそも「タテ」と「ヨコ」とはどういった意味なのでしょうか?
ア【大学受験世界史】「タテ」の流れと「ヨコ」の流れとは?
→「タテ」は時間的な前後関係、「ヨコ」は同時代の出来事!
世界史で言う「タテ」とは時間的な前後関係、「ヨコ」は同時代の出来事のことです。
もう少し詳しく見ると、
・「ヨコ」=ある時期の国ごとの出来事
です。
日本史の場合は、ほぼ「日本」しかやらないため、「ヨコ」のつながりは意識する必要はありませんが、世界史は世界の様々な地域の歴史を満遍なく学ぶため、「ヨコ」のつながりを知る必要があります。
イ【大学受験世界史】「タテ」と「ヨコ」をどちらを先にすべきか?
→「教科書の順番→タテ→ヨコ」の順番がおすすめ!
では、世界史の勉強は「タテ」と「ヨコ」、どちらから勉強していけばよいでしょうか?
正解はタテでもヨコでもなく、「教科書の順番」から始めるべきです。
その理由は、世界史の授業は高2から始まるからです。
学校では教科書に沿って授業を行います。
そして教科書は実は「タテ」でも「ヨコ」でもなく、様々な地域の歴史を少しずつ学んでいくようになっています。
そして、本格的な受験勉強を始めるまでは、定期テストの対策が世界史の勉強のメインになってきます。
基本的な知識がない状態で「タテ」や「ヨコ」をやってもなかなか理解できるようにはなりません。
歴史の流れをつかみ、一問一答で用語をある程度覚えたら、初めて「タテ」「ヨコ」を意識するようにしましょう。
また、本格的に受験勉強をする際には、最初は国別の歴史、つまり「タテ」の流れをつかみ、ある程度できるようになったら、同時代史つまり「ヨコ」の流れをつかんでいくとよいでしょう。
ウ【大学受験世界史】「タテ」や「ヨコ」の流れのつかみ方は?
→「タテ」「ヨコ」専用の参考書を読み、その後年号を覚える!
「タテ」や「ヨコ」の流れをつかむには教科書では不十分であり、専用の参考書が必要になってきます。(おすすめの参考書は後で紹介します。)
最初に参考書を読んで、「タテ」や「ヨコ」の流れをつかみましょう。
そして、参考書を読む際に注意してほしいことは、出てきた国や都市がどこにあるのかを地図帳を使って逐一確認することです。
場所があいまいだと内容を十分に理解することができなくなってしまいます。
そのため、場所が分からない国や都市が出てきたらすぐに調べる癖をつけるようにしましょう。
また、参考書を読んだだけでは「わかった」だけで「できる」ようにはなりません。
世界史の流れを最終的につかむには、年号を覚えることが大事になってきます。
年号を覚えることで、「フランス革命がいつあったのか?」「三十年戦争がいつあったのか?」ということがわかるようになり、縦の流れや横のつながりが一気にわかるようになってきます。
ですので、参考書を読んだ後は、年号を覚えることをやっていきましょう。
【大学入試】世界史の流れをつかむ為のおすすめ参考書は?
ア【大学受験】世界史おすすめ参考書・問題集①(タテから見る世界史パワーアップ版)
→国ごとの歴史がまとまっている数少ない参考書!
「タテから見る世界史」は学研が発行している、国・地域ごとの歴史の流れが書かれている参考書です。
この本は難易度が高めであるため、歴史の流れをおさえて、かつ一問一答の暗記が仕上がった人が使うようにして下さい。
イギリス史、ドイツ史、アメリカ史といったように国ごとの歴史が整理されて書かれています。
そのために、この本をよく読むことで、あやふやだった歴史の流れが分かるようになります。
イ【大学受験】世界史おすすめ参考書・問題集②(各国別世界史ノート)
→「タテ」の流れを意識した書きこみ式問題集
「各国別世界史ノート」は山川出版社が発行している書きこみ式の問題集です。
世界史の問題集は用語を書きこんで覚えていくタイプのものが多くありますが、そのほとんどが教科書で出てくる順番で用語が出てきます。
しかし、この問題集は、イギリス史、ドイツ史、アメリカ史といったように国や地域ごとに構成されているため、タテの流れがつかみやすくなっています。
先に紹介した「タテから見る世界史」との相性が非常にいい問題集と言えます。
ウ【大学受験】世界史おすすめ参考書・問題集③(ヨコから見る世界史パワーアップ版)
→同じ時代にそれぞれの地域で何が起きたかを知る参考書!
「ヨコから見る世界史」は先ほど紹介した「タテから見る世界史」の姉妹書で学研が発行している参考書です。
世界各地のある時期の出来事を知ることで、特に論述問題対策になります。
そのため、二次試験で論述問題が出題される大学を受験する場合は、「ヨコ」の流れも把握するようにしましょう。