と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「【大学入試世界史】山川の世界史教科書のレベルや使い方は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
大学入試教科別勉強法
①英語 | ②文系数学 | ③理系数学 | ④現代文 |
⑤古文 | ⑥漢文 | ⑦物理 | ⑧化学 |
⑨生物 | ⑩日本史 | ⑪世界史 |
「詳説世界史B」とはどんな参考書か?
ア 「詳説世界史B」とはどんな参考書か?
→多くの高校で使っている世界史の教科書
世界史の勉強は、
②用語を暗記する(年号を覚える)
③問題を解く
④論述対策をする
というのが基本的な流れになります。
そして、これらの世界史の勉強の軸となる参考書が山川出版社から出ている「詳説世界史B」です。
この本は参考書というよりも教科書で、多くの高校で使用されている教材です。
そして、この本の特徴としては、
といった特徴があります。
そのため世界史の勉強はこの「詳説世界史B」を軸に勉強していくことになります。
また、「詳説世界史B」に付随した教材として、
などがあり、これらは「詳説世界史B」の教科書に対応しているため非常に使いやすくなっています。
イ 「詳説世界史B」の問題点は?
→国(地域)がバラバラに出てくるため流れがつかみづらい
「詳説世界史B」に限ったことではありませんが、世界史の教科書には一つ問題点があります。
それは、国(地域)がバラバラに書かれているため、歴史の流れがつかみづらいです。
例えば、中国の歴史に入ったと思ったら、イスラムに行き、また途中でヨーロッパに行って、また中国史に戻るといった感じです。
そのため、教科書では国(地域)ごとの歴史の流れがつかみづらいといったことが起こります。
ですので、その場合は「タテから見る世界史」といった参考書をつかうことをおすすめします。
この本はイギリス、中国、アメリカといったように国ごとに歴史が書かれています。
例えば、ロシア史だと、
②キプチャク=ハン国
③モスクワ大公国(イヴァン3世・イヴァン4世)
④ロマノフ朝(ピョートル1世・エカチェリーナ1世・アレクサンドル1世・ニコライ1世など)
以下続く・・・
といったように、教科書ではバラバラに出てくる出来事が一つの流れとしてまとめられているため、歴史の流れがつかみやすいです。
そのため、教科書と併用してこれらの参考書を使うといいでしょう。
「詳説世界史B」の使い方は?<共通テスト・大学入試編>
ア 「詳説世界史B」のおすすめな使い方は?①(まずは一通り読む)
→量が多いので一度目はサラッと読むようにしよう
「詳説世界史B」のおすすめの使い方の一つ目は、「まずは一通り読む」ことです。
「詳説世界史B」は教科書ですので、分かりやすく説明がされています。
しかし、400ページほどの量がありますので、一気に読むのには時間がかかります。(特に習っていない内容は理解するのに時間がかかるでしょう。)
そのため、先に「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」を読み、それから教科書を通読するようにしましょう。
そうすることで教科書の内容をスムーズに理解し、世界史の流れをつかむことができます。
イ 「詳説世界史B」のおすすめな使い方は?②(太字部分を覚える)
→共通テストは太字の用語をマスターすると8割以上は取れる
「詳説世界史B」のおすすめの使い方の二つ目は、「教科書の太字部分を覚える」ことです。
日本史に比べると世界史は覚える量が多いです。
そのため、共通テストなどを分析すると、世界史は教科書の太字の用語を覚えるだけでも8割以上を取ることができます。(日本史の場合は細かい内容まで覚えないと高得点を取ることができません。)
最初から細かい内容まで覚えようとすると途中で挫折してしまいますので、最初は教科書の太字で書かれている用語を中心に覚えるようにして下さい。
そして、覚える際には、
・用語の周りに書かれている説明文に線を引く
・用語と説明をリンクしながら覚える
といったことを意識してください。
例えば、「分裂が続いていたイタリアでは、1848年の二月革命後、青年イタリアを指導してきた( マッツィーニ )も参加するローマ共和国が建設されたが」という文章があったとします。
このときに、マッツィーニの説明にあたる語句は、「分裂が続いていたイタリア」「青年イタリア」にあたりますので、「分裂が続いていたイタリアでは、1848年の二月革命後、青年イタリアを指導してきた( マッツィーニ )も参加するローマ共和国が建設されたが」という風に、太字のマッツィーニだけでなく、それに関連する語句も覚えるようにしましょう。
そうすることで理解をしながら覚えることができます。
また、一度覚えた内容でもしばらくすると忘れてしまいます。
頭の中に知識を残すためにも、最低3回以上は復習をするようにして下さい。
また、「はじめる世界史」や「HISTORIA(ヒストリア)」などの問題集を解いているときや論述対策の際にも教科書を読むようにしましょう。