と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「【大学入試】生物のおすすめ参考書や問題集ルートを塾講師が解説!」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
大学入試教科別勉強法
①英語 | ②文系数学 | ③理系数学 | ④現代文 |
⑤古文 | ⑥漢文 | ⑦物理 | ⑧化学 |
⑨生物 | ⑩日本史 | ⑪世界史 |
【大学受験】生物の勉強をする上で必要な参考書や問題集は?
大学受験に向けた生物の勉強は、
②基本問題集を解く
③共通テスト対策をする(+実験考察問題対策をする)
④応用問題集を解く
⑤過去問を解く
というのが基本的な流れになります。
そのため、大学入試において必要な生物の参考書や問題集は、
②基本レベルの問題集
③応用レベルの問題集
④共通テストの過去問や予想問題集
⑤志望する大学の過去問
とやるべきことがたくさんあります。
このように生物の問題集はたくさん必要になってきますので、使いやすいものを選ぶようにしましょう。
ア 生物の勉強法(全体編)
→自分のレベルに合った問題集を使うようにしよう
生物の場合は、志望する大学によって学習スケジュールが大きく変わっていきます。
以下、志望大学別の時期ごとに取り組む問題集についての一覧になります。
難関大学 | 準難関大学 | 中堅大学 | |
1学期 | 生物問題集合格177問 | リードLightノート生物 | リードLightノート生物 |
夏休み | 生物問題集合格177問 | 生物問題集合格177問 | リードLightノート生物 |
2学期 | 大森徹の最強問題集159問 | 生物問題集合格177問 | 生物基礎問題精講 |
また、現役生の場合は、1学期のうちはまだ習っていない内容もあります。
そのため、1学期の間は、
・定期テストの勉強を兼ねて学校で習っている内容をマスターする
といったことをやっていくようにして下さい。
イ 参考書を読んで内容を理解する
→しっかりと理解してから問題集に取り組むこと
「生物問題集合格177問」などの問題集を解く前に、参考書を必ず読むようにしましょう。
そうすることでその単元の内容が理解できるようになり、スムーズに問題に取り組むことができます。
また、参考書を読む際に特に意識すべきことは、
・用語の意味(能動輸送・電子伝達系・重複受精など)
といったことです。
これらに注意してしっかりと参考書を読むようにしましょう。
また、大学入試生物の分かりやすい参考書は、
・日本一詳しい 大学入試完全網羅 生物基礎・生物のすべて(KADOKAWA)
・大学入試 山川喜輝の生物が面白いほどわかる本(KADOKAWA)
・生物合格77講(東進ブックス)
などがあります。
これらの中で特におすすめなのが、東進ブックスの「生物合格77講」と文英堂の「大森徹の最強講義117講 生物」です。
以下順番におすすめポイントを紹介します。
①「生物合格77講」(東進ブックス)
「生物合格77講」は、
・「なぜそうなるか」などの理由が詳しく書かれている
・教科書の内容が全て網羅されている
・「生物問題集合格177問【入試必修編】」に対応していて使いやすい
といった点でおすすめの参考書です。
ただし、ページ数が多いので最初から深入りしないようにしましょう。
②「大森徹の最強講義117講生物」(文英堂)
「大森徹の最強講義117講生物」は、
・東大や私立医学部などの難関大学対策ができる生物の参考書
・知識問題だけでなく計算問題や実験考察、論述問題なども扱われている
・「大森徹の最強問題集159問」とリンクしているため使いやすい
といった点でおすすめの参考書です。
そして、「田部77講」と「大森117講」では、前者の方が全体的に内容が易しめとなっています。
ウ 基礎レベル向けの問題集は「リードLightノート生物」がおすすめ
→ただ解いて終わりではなく、瞬時に答えが言えるようになるまで繰り返し解き直そう
化学の基礎固めができるおすすめ問題集は、数研出版の「リードLightノート生物基礎」・「リードLightノート生物」です。
この問題集は、
・「リードA→リードB→リードC」と段階的にレベルが上がる問題構成となっている
・解説が非常に詳しい(例題には解説動画もある)
といった特徴があり、非常に使いやすい問題集と言えます。
また、「リードLightノート生物基礎・生物」は教科書~共通テストレベルの問題集となっているため、まずはこの問題集を完璧にマスターするところから始めるといいでしょう。(定期テスト対策としても使える問題集です。)
そして、「リードLightノート生物基礎・生物」をマスターしたら、「大学受験生物問題集合格177問」などのやや難しめの問題に取り組むと効果的です。
エ 標準レベルの問題集は「生物問題集合格177問」がおすすめ
→この問題集が完璧になればかなりの力がついた証拠
東進ブックスから出版されている「生物問題集合格177問」は生物の定番の問題集で、問題のレベルは共通テスト~MARCH・中堅国公立大レベルです。
この問題集は、
・解説が詳しい
・参考書の「生物合格77講」に対応している
といった特徴があり、非常に使いやすい問題集と言えます。
ただし、ある程度の力がないと解けないため、少なくとも「リードLightノート生物基礎・生物」のような易しめの問題集をマスターしてから取り組むようにして下さい。
また、生物問題集合格177問の評判は、
【良い口コミ】
・問題もちょうど良く生物を一通り通ったあとの復習にはもってこいの参考書だと思います。
・問題集と参考書(生物合格77講)の並び方がリンクしているので学習しやすい
・図や表が数多く用いられ、わかりやすく解いていても飽きないように工夫されている。
【悪い口コミ】
・論述問題が少し弱い
となっています。
オ 早慶・旧帝大レベルは「大森徹の最強問題集159問」がおすすめ
→ここまでできれば後は過去問のみ
文英堂から出版されている「大森徹の最強問題集159問」は生物の定番の問題集で、問題のレベルは早慶・旧帝大レベルです。
この問題集は、
・解説が詳しい
・参考書の「大森徹の最強講義117講」に対応している
といった特徴があり、非常に使いやすい問題集と言えます。
ただし、相当の力がないと解けないため、少なくとも「生物問題集合格177問」のような標準レベルの問題集をマスターしてから取り組むようにして下さい。
また、大森徹の最強問題集159問の評判は、
【良い口コミ】
・他の市販問題集や傍用問題集より解説が詳しいとても詳しい
・内容は、難しすぎず、適度な難易度で取り組みやすい
・最強講義とこの問題集を使って生物を勉強したところ、夏休みがおわるまでにかなりのレベルまでもって行けたと思います。
【悪い口コミ】
・通常の大学受験生には向きません。難関大学を目指す生徒が、他の問題集を一通り仕上げた後に手にする一冊です。
となっています。
カ 共通テスト対策をやる
→難化傾向の共通テストに向けてしっかりと対策をしておきたい
共通テストを受験する人は夏に一度共通テスト対策をやるようにしましょう。
夏から共通テスト対策をやるべき理由としては、
②共通テストの生物が難化する可能性があるため、ある程度の時間をかけて対策したいため
からです。
ですので、時間のあるこの時期に共通テスト対策をしていくことをおすすめします。
そして、共通テストの過去問や予想問題集を解く際には、
②共通テストの過去問(2021年~)を解く
③予備校が出している予想問題集を解く
の順番で解くことをおすすめします。
共通テストの問題に比べると、センター試験の問題は取り組みやすいものが多いため、まずはセンターの過去問からやるようにしましょう。
そして、そこで知識をつけたら共通テストの過去問にあたっていきます。
また、河合塾の模試(全統共通テスト模試)を受ける場合は河合塾の問題集を、駿台の模試(駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試など)を受験する場合には駿台のマーク式問題集もやっておくと、模試の対策にもなります。
キ 過去問を解く
→過去問を解いて実践力をつけよう
そして、リードLightノート生物や大学受験生物問題集合格177問、大森徹の最強問題集159問生物が終わったら仕上げに過去問や「●●大の生物」などを解くようにしましょう。
また過去問が終わって、まだ時間に余裕がある場合は、「全国大学入試問題正解」を解きいろいろな大学の問題を解くようにしましょう。
この問題集は、東大や京大などの旧帝大や早慶上智、MARCH、関関同立などの入試問題が載っている問題集です。
そのため、赤本などが全て終わった人で、さらに別の大学の入試問題を解きたい人におすすめの問題集と言えます。
【まとめ】大学入試生物のおすすめ参考書や問題集のポイントとアドバイス
今回の「【大学入試】生物のおすすめ参考書や問題集ルートを塾講師が解説!」についてのまとめです。
・最初は「リードLightノート生物」で基本問題の解法暗記をする
・その後は「生物問題集合格177問」→「大森徹の最強問題集159問生物」の順で進めていこう
・最後は過去問を解いて仕上げていこう
生物はただ暗記をすればできる科目ではありません。
一つ一つの問題をしっかりと理解しながら解くようにしよう。