と思っている中学生や高校生のみなさん!
今回は「理学療法士になるには?一日の仕事内容は?学べる大学や短大、専門学校はどこ?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
理学療法士の一日の仕事内容は?
今回の記事は「理学療法士の一日」という本の内容を元に書いています。
ア 理学療法士の仕事とは?
→病気やケガなどの体の機能回復などをサポートするのが理学療法士の役割
理学療法士とは病気やケガなどで体に障害が起こった患者に対し、障害が悪化するのを防止し、立つ、歩くといった基本的な動作ができるように体の機能回復のサポートを行う人です。
そして、理学療法士の主な仕事としては、
・物理療法(マッサージ、低音波治療など)
・住宅環境の整備(自宅のバリアフリー化、リフォーム工事など)
といったものがあります。
また、理学療法士の仕事場は病院・診療所をはじめ、
・学校、行政機関、訪問看護ステーション
・健康・スポーツ関連企業、スポーツチーム
などがあります。
イ 理学療法士の一日は?
→一日の中で多くの仕事がある
ここでは理学療法士の一日の仕事の流れを見ていきます。(ここでは病院で働く場合<急性期を担当>についてみていきます。)
①8:10 出勤、ミーティング
・打ち合わせの時間や担当する患者の入退院など、班のメンバーの予定を確認
②9:00 ベッドサイドでの診療
・患者の体を維持・回復させるために体を動かす
*上半身を起こしたり、座ったりする練習から始め、徐々に強度を上げる
③10:00 リハビリテーション室での診療
・「リハビリテーション室」:患者が起き上がる、立つ、歩くなどの基本動作ができるように練習や診療を行う場所
・歩行練習や筋トレ、床やベッドから立ち上がる練習などを行う
④12:00 診療の記録
・医師や看護師、薬剤師、理学療法士などが情報を共有できるように、患者の体の状態や診療の内容、経過などをカルテに書く
⑤12:30 昼休み
・お昼の時間を使って勉強会を行うこともある
⑥16:00 医師や看護師との打ち合わせ
・週1回医師や看護師などと集まって患者の状態を確認する会議を行う
⑦17:30 終了
・回復期→患者が自宅で自立した生活をしたり、職場に戻って仕事をしたりできるように、「起き上がる」「歩く」といった日常動作を中心に行う
①家屋調査:家の中の環境をチェックして、生活の仕方や改修を改善する
②義肢・装具の検討:患者の症状に合わせて専用の義肢や装具を制作する
理学療法士になるには?学べる大学や専門学校はどこ?
ここでは理学療法士になるためのルートなどについてみていきます。
A 理学療法士になるためのルート
高校を卒業後、理学療法士養成校(大学・短大・専門学校・特別支援学校)に通います。
その後は理学療法士試験に合格することで、晴れて理学療法士の資格を取得することができます。
B 理学療法士とその他の資格の違いは?
理学療法士→理学療法(あん摩、マッサージなど)を行う際には原則医師の指示が必要
マッサージ師・柔道整復師→民間療法であり、医師の指示が不要
C 理学療法士に向いている人は?
・人とかかわるのが好き
・創意工夫ができる
・心身ともに健康である
D 理学療法士の学校では何を学ぶ?
・人間と生活、人体の構造と働き、病気と障がいの内容とその回復など
・臨床実習:学外の施設(病院など)で3カ月以上の実習を行う
E 理学療法士の収入は?
・理学療法士の平均年収は約300~500万円
*病院などでは認定・専門理学療法士の資格をもっていると資格手当がつく場合がある
F 理学療法士の間で問題になっていることは?
・高齢化が進む→医療・介護を必要とする人の増加→国の財政がパンク
*病気や介護状態にならないための予防として理学療法士の活躍する機会が多くなる
G 理学療法士を学べる大学や短大、専門学校はどこ?
「理学療法士を目指せる学校の一覧」から検索してください。
志望するエリア、学校(大学・短大・専門学校)を絞って検索することもできます。