と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「日本福祉大学日本史(2023)の傾向と過去問分析、難易度、おすすめ勉強法は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
日本福祉大入試過去問分析・教科別勉強法
①日本福祉大英語 | ②日本福祉大国語 | ③日本福祉大日本史 | ④日本福祉大世界史 |
⑤日本福祉大推薦入試対策 |
日本福祉大学日本史の配点、試験範囲、難易度は?
ア 日本福祉大学日本史の配点は?
→多くの学部で日本史受験が可能
日本福祉大学の日本史は、文系学部の全ての学部で試験科目となっています。
学部ごとの配点は「大学受験パスナビ」で確認してください。
イ 日本福祉大学日本史の難易度・解答時間・出題範囲は?
→難易度は標準レベル
日本福祉大学の世界史は大問が4題、全問マークシート式で解答個数は28個となっています。
また、問題形式は文中の空所補充問題や下線部分に関する語句選択問題が中心となっています。(史料や視覚資料や地図なども用いた問題もあります。)
そしてよく出るジャンルとしては、
・分野別 政治史・外交史・社会経済史・文化史から幅広く出題されている
となっています。
また、日本福祉大世界史の難易度は標準レベルです。
そのため、初めは教科書の太字で書かれた用語レベルの内容から覚えていき、少しずつ細かい内容の用語も覚えていくようにしましょう。
日本福祉大学日本史(2022)の過去問分析は?
下の過去問分析で出てくるページ数は山川出版社の「詳説日本史B」のページ数に対応しています。
また、太字の用語は特に重要な用語です。
→「詳説日本史B」の178ページに載っている
なお、下で解説している問題は一般前期(2022)の問題となっています。
ア 2022年日本福祉大学日本史(第1問・古代史)
→教科書の細かい内容も問われた
第1問は「聖武天皇と桓武天皇の政治」がテーマの問題でした。
問1 興福寺の阿修羅像は乾漆像の代表的な作品です。(P59)
問2 藤原不比等は娘の光明子を聖武天皇のところに嫁がせました。(P49)
問3 聖武天皇は難波宮を造営しました。(P50)
問4 長屋王→橘諸兄→恵美押勝の順となります。(P50)
問5 長岡京造営を主導した藤原種継は暗殺されました。(P60)
問6 やや難易度の高い問題です。
問7 桓武天皇は胆沢城に鎮守府を置きました。(P61)
イ 2022年日本福祉大学日本史(第2問・中世史)
→史料を絡めた問題が出題された
第2問は「鎌倉時代の政治と社会経済」がテーマの問題でした。
問1 後鳥羽上皇は西面の武士をおいて軍事力の増強をはかりました。(P101)
問2 源頼朝に対する東国支配権の認可→壇の浦の戦い→源義経の自殺の順となります。(P97)
問3 承久の乱後に新補地頭が設置されました。(P102)
問4 後鳥羽上皇は北条義時を追討しようとしました。(P101)
問5 御成敗式目とは別に、朝廷の支配下にはなお律令の系統を引く公家法がありました。(P103)
問6 下地中分とは紛争解決のために荘園領主などが土地を御家人に分け与えてそれぞれが荘園を支配することです。(P106)
問7 借上は高利貸業者のことです。(P111)
ウ 2022年日本福祉大学日本史(第3問・近世史)
→江戸時代の政治史が問われた
第3問は「徳川家綱と綱吉の政治」がテーマの問題でした。
問1 徳川家綱の時期は社会は安定したものの、牢人やかぶき者が多くいました。(P198)
問2 大老は臨時の最高職でした。(P173)
問3 糸割符制度の創設→奉書船以外の日本船の海外渡航を禁止→ポルトガル船の来航禁止の順となります。(P178)
問4・5 由井正雪は慶安の変を起こしました。また、この変をきっかけに幕府は末期養子の禁止を緩和しました。(P198)
問6 岡山藩の池田光政は熊沢蕃山をまねいて重く用いました。(P199)
問7 徳川綱吉の補佐を行った人物は柳沢吉保です。(P199)
エ 2022年日本福祉大学日本史(第4問・近代史)
→明治時代の出来事について幅広く問われた
第4問は「明治時代の政治・経済・文化」がテーマの問題でした。
問1 横浜正金銀行は積極的に貿易の金融に当たりました。(P300)
問2 明治六年の政変とは、西郷隆盛や板垣退助、副島種臣らが一斉に辞職したことです。(P274)
問3 松方正義のデフレ政策によって離農する農民が増加しました。(P280)
問4 日本銀行は銀兌換の銀行券を発行しました。(P280)
問5 やや難易度の高い問題です。
問6 高橋是清蔵相は二・二六事件で殺害されました。(P350)
問7 下関条約によって日本は遼東半島を譲り受けましたが、ロシア・フランス・ドイツの勧告によって遼東半島を返還しました。(P199)
日本福祉大学日本史の入試対策、おすすめ参考書は?
日本福祉大学日本史の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
ア 高3の1学期まで
→今まで習った内容の復習+定期テストの勉強をしていこう
高3の1学期から本格的に日本史の受験勉強を始めていきます。(高1・2の間は定期テストの勉強だけでOKです。)
とはいえ、現役生の場合はまだ全ての時代を習ってはいません。
そのため、1学期の間は、
・定期テストの勉強を兼ねて近現代史の内容をマスターする
といったことをやっていくようにして下さい。
また具体的な勉強方法は、
などです。
歴史の流れをおさえることや、用語を暗記することによって、その後の問題演習がスムーズに行くようになります。(日本福祉大の日本史は教科書の下にある注釈の内容が聞かれることがありますので、隅々まで読み込むようにしましょう。)
なお、日本福祉大の日本史は一部細かい内容の用語が問われることがあります。
しかし、いきなりそのようなレベルまでも覚えてしまうと一通り終えるのに時間がかかってしまいます。
ですので、最初は教科書の太字レベル(共通テストレベル)の用語を完璧にし、その後に細かい内容の用語を覚えていくようにしましょう。
イ 夏休み
→まずは基本的な問題集を使って知識の確認をしていこう
夏休みからは本格的に日本史の問題演習をしていきます。
ただ、いきなり入試レベルの問題を解くのではなく、最初は基本的なレベルのものからやっていくといいでしょう。
それはこの段階で問題を解く目的は、「一問一答で身につけた知識が定着しているかどうかを確認する」ためだからです。
ですので、最初から難しい問題集をやってしまうと挫折することに成りかねないので気を付けましょう。
また、最初の1冊としておすすめなのが、「イチから鍛える日本史必修編」です。
この問題集のレベルは共通テスト~日東駒専レベルで、全部で40のテーマに分かれています。
そして、テーマごとに問題が並んでいるため、学校で習ったところまでを復習したり、苦手な単元を集中的に克服したりといった使い方をすることができます。
夏休みの間に習ったところまでをしっかりと復習するようにしましょう。
また、問題演習が終わり、時間に余裕のある人は、
をやっていくといいでしょう。
ウ 秋~入試直前
→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう
秋以降は問題演習がメインとなります。
みなさんの中には共通テストを受験せずに、私大入試に専念する人もいるかもしれません。
しかし、共通テストを受験するしないに関係なく、共通テスト(センター試験)の過去問を解くことをおすすめします。
それは、
・共通テストの問題は標準的なレベルでかつ解説が詳しいため使いやすい
・私大の赤本の問題は解説があまり詳しくない
といったことがあるからです。
そのため、共通テストの過去問や予想問題集をまずは解くようにしましょう。
その後は、
・教科書を読み返す(下の注釈や図や写真などもよく目を通す)
・応用レベルの問題集を解く
などして力をつけていくようにして下さい。
また、問題を解いてあまりできなかった単元は教科書や参考書を読み返したり、一問一答で用語の復習をしたりしてください。
そして、最後の仕上げに過去問演習に入ります。
まずは日本福祉大学の問題を解き、それが終わったら他の大学の過去問を解くといいでしょう。
問題をたくさん解くことで実践力が身についていきます。
ただ問題を解いて終わりではなく、間違えた問題は教科書や参考書、資料集などを読んで理解を深めるようにしましょう。
日本福祉大学一般入試合格個別指導コースについて
当塾では日本福祉大学を一般入試で受験予定の高校3年生を対象とした「私立大学・短大入試対策個別指導コース」がございます。
*現在高1・2年生の方は「高1・高2定期テスト・大学入試対策個別指導コース」から始まり、高3時に「私立大学・短大入試対策個別指導コース」に切り替わるようになります。
このコースの対象となる人は、
・学校推薦型選抜での日本福祉大学受験も視野に入れている人
です。
そして、当塾の指導プランとしては
②高3 英語・国語・社会などの入試対策及び過去問演習
となっております。(当塾では英語・国語を優先して指導し、それらが合格レベルに達した後で社会などの指導をいたします。)
日本福祉大学に合格したい方、受験を考えている方に合った指導をさせていきます。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00