と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「【大学受験】夏休みにやることは基礎固め!学習スケジュールのおすすめは?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人

大学入試教科別勉強法
①英語 | ②文系数学 | ③理系数学 | ④現代文 |
⑤古文 | ⑥漢文 | ⑦物理 | ⑧化学 |
⑨生物 | ⑩日本史 | ⑪世界史 |
【大学受験】夏休みにやることは基礎固め!
【動画】大学入試夏休みのおすすめ勉強法は?
ア 夏休みは集中的に勉強ができる最後のチャンス!
→2学期以降は実はあまり時間がない
「夏を制する者が受験を制す」とよく言われます。
それは、夏休みにしっかりと勉強をした人が受験でいい結果が出るという意味です。
その理由としては、夏休みくらいしか集中して勉強できる期間がないからです。
2学期に入ってしまうと、
・体育祭や文化祭
・定期テストの勉強
といったことをする必要が出てくるため、なかなか自分の勉強をすることができません。
ですので、この夏休みをどう過ごすかが大事になってくるのです。
そのため、充実した40日間を過ごせるようにしましょう。
イ 夏休みの勉強時間の目安は?
→最低10時間は勉強すべき
多くの受験生は「この夏休みで一生懸命勉強するぞ」と思っていることでしょう。
では、夏休みの40日間、一日どれくらい勉強すればいいのでしょうか?
それは、1日最低10時間です。
1日10時間×40日=400時間は少なくともやってほしいです。
その理由としては、
②夏休み中に基礎固めを終わらせないと、秋以降に問題演習ができない
③夏休みが終わるとまとまった時間が確保しにくい(学校が再開するため)
からです。
そのため、この夏休みで各科目の基本的な内容が身につくように、気合を入れて勉強していきましょう。
ただし、仮に10時間机に向かっていたとしても、ダラダラとやったり、すぐにスマホなどを見てしまったりでは勉強の効果はあまりありません。
ですので、勉強量だけでなく勉強の「質」にもこだわるようにしましょう。
ウ 夏休みの一日の勉強スケジュールは?
→規則正しい生活を心がけよう
夏休みを過ごす上で以下のことに注意して過ごすようにしましょう。
ア 生活習慣
・早寝早起きを心掛ける
・睡眠時間を確保する
・定期的に運動をする
・昼に仮眠を取ると眠くなりにくい
・ゲームやスマホ、テレビを見る時間を決めてダラダラと見ない
イ 一日の勉強内容
・朝は前日の復習から入る
・昼は数学や理科、英語の長文読解などの頭を使う科目をやる
・夜は英単語や社会の用語の暗記などの暗記物をやる(学校の宿題を進める
・寝る前に復習をする
・夏期講習を受けただけで満足せず、必ず復習をすること
エ 夏休みにどんな勉強をすればいいか?
→基礎固めをしっかりとやっていこう
夏休みにたくさん勉強しなければいけない必要性は分かったと思いますが、では夏休み期間中にはどんな勉強をすればいいのでしょうか?
それは基礎固めです。
共通テストや大学入試で点数が取れるようになるためには、
②覚えていない内容を暗記する
③問題演習を多くこなす
といったことが必要になってきます。
特に夏休みの時期は、上の①と②を中心に勉強するようにしましょう。
それは、知識がない状態で問題演習をしてもあまり効果がないからです。
夏休みの40日間は、今まで習った内容の中であまり覚えていないところや苦手な単元の復習に専念するための期間とするようにして下さい。
具体的には、
②数学 チャート式などの参考書を使った解法暗記、プラチカや1対1対応の演習を解く
③国語 現代文の問題を解く、古文単語の暗記、古典文法・漢文句法の復習、古文・漢文読解の練習をする
④物理・化学・生物 リードLightノートやセミナー、アクセスを使って復習する、物理のエッセンスや重要問題集などの応用問題集を解く
⑤社会 教科書や参考書を読み返す、一問一答の暗記、基本レベルの問題集を解く
といったことです。
これらの内容を再度見直し、知識を固めることを優先していきましょう。
そして秋からは応用問題を解いたり、共通テストや大学入試の過去問を解いたりする時間に充てていきましょう。
なお、難関大学を目指す人は夏休みからは応用問題集を解くことをおすすめします。
【大学受験】夏休みの教科別おすすめ勉強法は?
夏休みにやるべき勉強内容は、
・文系か理系か
・高3の1学期までどこまで勉強したか
などによって大きく変わってきます。
ですので、ここでは一般的な勉強方法について紹介していきます。
ア 英語
→英単語・英熟語の暗記や長文読解の練習は毎日やりたい
大学受験において英語の勉強は、
②英熟語の暗記
③英文法・英文解釈の勉強
④長文読解
⑤リスニング
⑥英作文
⑦共通テスト対策
⑧二次試験・私立入試対策
とやるべきことがたくさんあります。
基本的には、
高2の終わりまで | ①英単語、②英文法、③英文法・英文解釈 |
高3の1学期 | ④長文読解、⑤リスニング |
高3の夏休み以降 | ⑥英作文、⑦共通テスト対策、⑧二次対策 |
のペースで進めるのが理想的です。
そのため、まだ英単語の暗記や英文法の復習が終わっていない人は危機感を持って勉強するようにしましょう。
それは、英単語や英文法の知識がないと、長文読解やリスニングの対策をしてもなかなか伸びないからです。
また、英語は文系・理系に関わらず必須の科目です。
そのため、英語ができないと行ける大学が限られてしまいますので優先的に勉強するようにしましょう。
イ 数学
→応用レベルの問題に取り掛かれるようにしたい
大学受験において数学の勉強は、
②応用問題集を解く
③共通テスト対策
④二次試験・私立入試対策
と進めるのが定石となっています。
基本的には、
高2の終わりまで | ①数学ⅠA・ⅡBまでの解法暗記 |
高3の1学期 | ①数学ⅠA・ⅡBまでの解法暗記、①数学Ⅲの解法暗記(理系)、 |
高3の夏休み以降 | ②応用問題集を解く、③共通テスト対策、④二次対策 |
のペースで進めるのが理想的です。
数学は、典型問題がパッと解ける状態にすることが必要になってきます。
そのためにチャート式などの参考書を使って、例題を繰り返し解くようにしましょう。
また、チャート式は白チャート、黄チャート、青チャートなどがありますが、どの大学を志望するか、数学が得意かどうかによって使う参考書は変わってきます。
なお、チャート式は量が多いため、最初からやるのではなく、苦手な単元から取り組むようにしましょう。
また、チャート式の解法暗記が既に終わっている人は、
・二次で数学あり:プラチカや一対一の演習を解く
に入っていくといいでしょう。
ウ 国語
→古文・漢文の問題演習を中心にやっていこう
現代文・古文・漢文の学習ペースとしては、
現代文 | 古文 | 漢文 | |
高2の終わりまで | ①漢字 ②キーワードの暗記 | ー | ー |
高3の1学期 | ③問題集を解く | ①古文単語 ②古典文法 ③古文常識 | ①漢文句法 |
高3の夏休み以降 | ④共通テスト対策 ⑤二次、私大対策 | ④問題集を解く ⑤共通テスト対策 ⑥二次、私大対策 | ②問題集を解く ③共通テスト対策 ④二次、私大対策 |
がおすすめです。
そして、国語は現代文・古文・漢文とありますが、基本的には古文・漢文の勉強をメインにやっていきましょう。
それは古文・漢文は勉強をすればある程度は点が伸びますが、現代文は勉強してもなかなか結果が出にくいからです。
そのため、夏休み期間は古文・漢文の問題演習を中心に進めるようにしましょう。(国語の勉強が遅れている場合は、古文単語の暗記、古典文法・漢文句法の復習を仕上げるようにして下さい。)
また、現代文は共通テスト(センター試験)の過去問を何問かやってみることをおすすめします。
エ 理科
→まずは「リードLightノート」シリーズを完璧に仕上げるようにしよう
物理・化学・生物の学習ペースとしては、
物理 | 化学 | 生物 | |
高3の1学期 | ①リードLightノート物理 | ①リードLightノート化学 | ①リードLightノート生物 |
高3の夏休み以降 | ②物理のエッセンス ③良問の風 ★④名問の森 ⑤共通テスト対策 ⑥二次、私大対策 | ②化学重要問題集 ★③化学の新演習 ④共通テスト対策 ⑤二次、私大対策 | ②生物問題集合格177問 ★③大森徹の最強問題集 ④共通テスト対策 ⑤二次、私大対策 |
がおすすめです。(★印は難関大学志望者用の教材です。)
どの教科もまずは「リードLightノート」を使って基礎固めをしっかりとやるようにしましょう。
ここでどれだけ基礎を固めたかによって、その後の伸びが大きく変わってきます。
そして、夏休み以降は、徐々に難しい問題集にチャレンジしてください。
理科は英語や数学に比べると範囲が狭く、得点源になる科目になるため時間をかけて勉強するようにしましょう。
オ 地歴・公民
→教科書の読み込みと一問一答の暗記が大事
日本史・世界史・地理公民の学習ペースとしては、
日本史 | 世界史 | 地理・公民 | |
高3の1学期 | ①教科書を読む ②一問一答の暗記 | ①教科書を読む ②一問一答の暗記 | ①参考書を読む ②一問一答の暗記 |
高3の夏休み以降 | ③問題集を解く ④年号を暗記する ⑤論述対策 ⑥共通テスト対策 ⑦二次、私大対策 | ③問題集を解く ④年号を暗記する ⑤論述対策 ⑥共通テスト対策 ⑦二次、私大対策 | ③共通テスト対策 |
がおすすめです。
どの教科もまずは教科書や参考書を読み、その後は一問一答の暗記を仕上げるようにしましょう。
ここでどれだけ基礎を固めたかによって、その後の伸びが大きく変わってきます。
そして、夏休み以降は、徐々に難しい問題集にチャレンジしてください。
社会は暗記をすればすれほど点数が伸びるようになりますので、繰り返し暗記をして勉強するようにしましょう。
【まとめ】大学受験夏休みのおすすめ勉強法のポイントとアドバイス
今回の「【大学受験】夏休みにやることは基礎固め!学習スケジュールのおすすめは?」についてのまとめです。
・毎日10時間以上は勉強するようにしよう
・苦手な科目の克服を優先的に勉強するようにしよう
・夏が終わるまでに基礎固めを終わらせるようにしよう
夏休みをどう過ごすかで合否が大きく変わってきます。
一日一日を大事にしてコツコツと勉強するようにしよう。