と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「名古屋大学(2023)の入試科目、偏差値、口コミ、倍率、おすすめ勉強法は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
名大入試過去問分析・教科別勉強法
①名大英語 | ②名大文系数学 | ③名大理系数学 | ④名大国語 |
⑤名大物理 | ⑥名大化学 | ⑦名大日本史 | ⑧名大世界史 |
名古屋大学の定員、口コミ、オープンキャンパスは?
ア 名古屋大学の基本情報
→愛知県名古屋市にある総合大学
名古屋大学は愛知県名古屋市にキャンパスがある総合大学です。
また、名古屋大学にある学部及び定員は以下の通りになっています。
A 名古屋大学の学部・定員
②教育学部 65人
③法学部 150人
④経済学部 計205人
⑤理学部 計270人
⑥工学部 計680人
⑦農学部 計170人
⑧医学部 計307人
⑨情報学部 計135人
B 名古屋大学の偏差値
河合塾の「入試難易予想ランキング表」から名古屋大学の偏差値を抜粋しました。
共通テストボーダー | 二次ランク | |
文学部 | 73% | 62.5 |
教育学部 | 71% | 62.5 |
法学部 | 73% | 60.0 |
経済学部 | 74% | 62.5 |
理学部 | 70% | 57.5 |
工学部 | 70~74% | 57.5~60.0 |
農学部 | 70~71% | 55.0~57.5 |
医学部(医学科) | 82% | 67.5 |
医学部(医学科以外) | 60~67% | 50.0~55.0 |
情報学部 | 73~76% | 60.0~62.5 |
イ 名古屋大学の評判や口コミは?
→オープンキャンパスに参加して大学の様子を感じ取ろう
名古屋大学の評判や口コミについてです。
学部によって口コミの内容が変わりますので、みなさんが志望する学部のものを参考にするといいでしょう。
また、名古屋大学について詳しく知りたい方は、オープンキャンパスが例年8月上旬に行われますので、そこで学校の様子をつかむようにしましょう。
そうすることで名古屋大学へのイメージがよりしやすくなります。
名古屋大学入試の試験科目、配点、倍率は?
ア 試験科目と配点(2023)
→二次試験重視の学部が多い
名古屋大学入試の配点は、法学部以外は共通テストよりも二次試験よりも配点が高いです。(学部・学科ごとの配点はKei-Net大学検索システムで確認してください。)
ただ、二次試験の前に共通テストがあり、その結果によって志望校を決めるため、まずは共通テスト対策に力を入れ、ボーダーラインを上回る点数を取るようにしましょう。
イ 倍率(2022)
→学部によって倍率が大きく変化した
2022年度の志願倍率(一般選抜の合計)は、
・教育学部は2.9倍と増加
・法学部は2.2倍と微増
・経済学部は2.5倍と微増
・情報学部は2.0倍と大幅に減少
・理学部は2.3倍と微増
・医学部は2.2倍と減少
・工学部は2.3倍と微減
・農学部は2.1倍と微増
となっています。
なお、合格者最低点などはこちらで確認することができます。
名古屋大学入試(2023)の合格に向けたおすすめ勉強法は?
ア 定期テスト対策
→高い内申点を取ると学校推薦型選抜の受験資格が得られる
名古屋大学の入試では、大きく一般入試と学校推薦型選抜があります。
そしてさらに学校推薦型選抜は共通テストの結果を考慮するタイプと考慮しないタイプ(文学部のみ)の2種類に分かれます。
一般入試は共通テストと二次試験の合計で決まりますが、学校推薦型選抜は、共通テストの結果(内申点)+面接+小論文で決まります。(学部によって小論文・面接がない場合もあります。)
そして、学校推薦型選抜は、
・一般入試より前に合否が出るため、早く受験勉強から解放される
といったメリットがあるため、ぜひ学校推薦型選抜を受験するようにしましょう。
また、学校推薦型選抜の受験資格としては以下のようになっています。
A 共通テストを課さない学校推薦型選抜(文学部)
文学部のみは共通テストを課さない推薦入試があります。
調査書の学校成績概評がA段階(内申4.3以上)の人が受験することができます。(なお、英検などの資格の結果やスーパーサイエンスハイスクール、スーパーグローバルハイスクールにおける活動などを示したものを任意で提出できます。)
なお受験科目は小論文と面接です。
B 共通テストを課す学校推薦型選抜(文学部以外)
①法学部・理学部
1次選考 書類審査+共通テストの結果
*上位者は1次選考の結果のみで決まります。
2次選考 面接
②農学部
書類審査+共通テストの結果
③その他の学部
1次選考 書類審査+共通テストの結果
2次選考 面接など(学部によって試験内容は異なります)
なお、高校の内申点は基本的には定期テストの結果でほぼ決まります。
そのため、高1の最初の定期テストから気を抜くことなく、テスト勉強をするようにしましょう。
たとえ、ある科目で評定「3」があったとしても、他の科目で「5」を取ればトータルの成績は上がりますので、どの科目も気を抜くことなく取り組むようにして下さい。
イ 共通テスト対策
→配点の高い教科で高得点が取れるようにしよう
名古屋大学入試の共通テストの配点は、法学部を例に挙げると、
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語R | 英語L | 合計 |
200 | 200 | 200 | 100 | 150 | 50 | 900 |
となっており、ボーダーラインは73%となっています。
そのため、目標点は76%の684点とします。
そして、684点を取るためには、
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語R | 英語L | 合計 |
145 | 170 | 135 | 75 | 120 | 39 | 684 |
といったような目標点数にするのがおすすめです。
ここでのポイントは、
・二次試験でもある科目は高得点が取れるようにする
・共通テストのみの科目も疎かにしない
といったことです。
これらのことを意識して、後はみなさんの得意不得意に応じて目標点数を決めるようにしましょう。
ウ 名古屋大学の一般入試対策<英語>
→問題によっては求められる単語レベルが高い文章もある
名古屋大学の英語は大問が4 題あり、長文読解問題が2問、会話文問題が1問、自由英作文の問題が1問となっています。
また、それぞれの問題の難易度は、
・英作文 語数は少ないが、何問か出てくるため時間がかかる
となっています。
読解問題で高得点を取るには、早い時期から「システム英単語」などの英単語帳を使って英単語の意味を覚えていくことと、「速読速聴・英単語」シリーズや英検準1級の問題集を使って英文を多読し、慣れていく必要があります。
また、自由英作文も分量が多いため、高3の秋以降は時間をかけてじっくりと対策をするようにしましょう。
エ 名古屋大学の一般入試対策<国語>
→現代文・古文・漢文が1題ずつ出題される
名古屋大学の国語は現代文・古文・漢文が各1題ずつ出題され、解答時間は105分となっています。(医学部と農学部は現代文のみで解答時間は45分です。)
また、よく出るジャンルとしては、
・古文 和歌を含む文章が多く出題されている
・漢文 史話、思想的な内容のものが多い
となっており、読解力だけでなく、作品の背景を知らないと読みにくい文章も見られます。
上のジャンルの文章を中心に読んでおくと、スムーズに解くことができます。
オ 名古屋大学の一般入試対策<数学>
→確率、微積、数列、整数などがよく出る
A 文系数学
名古屋大学の文系数学は全部で3問が出題され、試験時間が90分です。
また、入試の特徴としては、
②複数の分野の融合問題がよく出る
③文系の生徒にとって解きにくい問題が多い
④計算量が多い問題がよく出る
⑤思考力を要する問題がよく出る
となっています。(2021・2022年度の問題の難易度は若干下がっていました。)
そのため、チャート式などの参考書で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、名大の問題に対応できるようになります。
B 理系数学
名古屋大学の理系数学は全部で4問が出題され、試験時間が150分です。
また、入試の特徴としては、
②複数の分野の融合問題がよく出る
③計算量が多い問題がよく出る
④思考力を要する問題がよく出る
となっています。(2022年度の問題は易しめのものから難しいものまで難易度に幅がありました。)
そのため、チャート式などの参考書で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、名大の問題に対応できるようになります。
カ 名古屋大学の一般入試対策<物理・化学>
→物理と化学を合わせて解答時間は150分
A 物理
名古屋大学の物理は全部で3問が出題され、試験時間が150分(化学と合わせた時間)です。
また、入試の特徴としては、
②描図問題が出題される
③状況設定がやや複雑なものが出題されることがある
④問題文が長く内容を理解するのに時間がかかる
となっています。
そのため、物理のエッセンスや良問の風、名問の森で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、名大の問題に対応できるようになります。
B 化学
名古屋大学の化学は全部で3問が出題され、試験時間が150分(化学と合わせた時間)です。
また、入試の特徴としては、
②記述・計算・論述・描図問題などさまざまな問題パターンが出題される
③全体的には標準レベル以上の難易度
となっています。
そのため、化学基礎問題精講、化学重要問題集、化学の新演習で解法暗記をしたらできるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、名大の問題に対応できるようになります。
キ 名古屋大学の一般入試対策<日本史・世界史>
→日本史は記述問題が多め、世界史は論述問題がある
A 日本史
名古屋大学の日本史は大問が4題出題され、解答時間は90分となっています。
また、よく出るジャンルとしては、
・分野別 政治史・外交史・社会経済史が多く出題される
となっています。
そして名大日本史の難易度は内容としては教科書レベルのものが中心ですが、史料読解問題や記述問題が多いため難易度は高めです。
B 世界史
名古屋大学の世界史は大問が4題出題され、解答時間は90分となっています。
また、よく出るジャンルとしては、
・時代別 古代から現代まで幅広く出題される
・分野別 政治・制度史がメインで、経済・文化・宗教・社会に関する分野も出る
となっています。
そして名大世界史の難易度は、語句を答える問題は教科書レベルのものが中心ですが、記述問題や論述問題はかなり深い内容まで踏み込んだものも出てくるため、難易度は高めです。
ク 名古屋大学の学校推薦型選抜対策<面接・小論文>
→小論文と面接の対策は同時進行で進めていくと効果的
名古屋大学の学校推薦型選抜は、学部によっては面接と小論文があります。
ただ、この2つの科目は対策をするのに結構時間がかかります。
そのため、これらの対策は、高2の終わりくらいから少しずつ始めていくことをおすすめします。
A 面接
面接で特に聞かれるのが、
・高校生活で頑張ったこと
・入学してから頑張りたいこと
・志望する学科に関する内容
です。
学校推薦型選抜の場合、面接によって受験生の意欲や熱意を評価します。
そのため、名古屋大学についてどこまで知っているか、入学後に取り組みたいことをどこまで考えているかなどをアピールすることが大切になってきます。
そして面接でいい内容を話すためには、
・志望する学科に関する本を読み知識をつける
・話す内容を学校の先生などに見てもらい添削してもらう
といったことが必要です。
なお、学校推薦型選抜は秋~共通テスト後にあるため、早めに仕上げるようにしましょう。
B 小論文
また学校推薦型選抜では小論文がある学部もあります。
小論文が苦手な人は多いですが、それは練習量が足りていないことが原因です。
そこでいい小論文が書けるようにするには、
・他の大学の過去問を解き、学校の先生などに添削をしてもらう
ことが大切になってきます。(過去問は入手できないため、他の大学の問題や小論文の問題集に出てくるお題を解くようにしましょう。)
そして社会科学や人文科学に関する知識を身につけるうえでおすすめの本は、「社会科学系小論文頻出テーマ16」です。(他にも「人文・教育系」「看護医療系」「自然科学系」などジャンルごとの本がありますので、志望する学部にあったものを選ぶようにして下さい。)
この本は少子化、インターネット、異文化理解など文系学部の小論文でよく出るテーマがまとまっています。
そのため、まずはこの本に書かれている内容を把握し、その上でいろいろな大学の小論文の問題を解くようにしましょう。
知識がない状態でいくら書いてもいい小論文を仕上げることはできませんので気を付けてください。
また、小論文は仕上がるまでに時間がかかりますので、高2の終わりくらいから少しずつ始めていくことをおすすめします。
名古屋大学入試合格個別指導コースについて
当塾では名古屋大学入試で受験予定の高校3年生を対象とした「共通テスト・国公立大学入試対策個別指導コース」がございます。
*現在高1・2年生の方は「高1・高2定期テスト・大学入試対策個別指導コース」から始まり、高3時に「共通テスト・国公立大学入試対策個別指導コース」に切り替わるようになります。
このコースの対象となる人は、
・学校推薦型選抜での名古屋大学の受験も視野に入れている人
です。
そして、当塾の指導プランとしては
②高3 共通テスト対策及び二次対策(英語・国語・数学等)
*学校推薦型選抜を受験予定の方には面接および小論文の対策も致します。
となっております。(当塾では英語・数学の指導を優先し、合格レベルに達した後で他の教科の対策をいたします。)
名古屋大学に合格したい方、受験を考えている方に合った指導をさせていきます。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00