と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「【共通テスト】生物の参考書と問題集、過去問のおすすめルートは?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
教科別おすすめ勉強法
①英語リーディング | ②英語リスニング | ③数学ⅠA | ④数学ⅡB |
⑤現代文 | ⑥古文 | ⑦漢文 | ⑧物理基礎 |
⑨化学基礎 | ⑩生物基礎 | ⑪地学基礎 | ⑫物理 |
⑬化学 | ⑭生物 | ⑮世界史B | ⑯日本史B |
⑰地理B | ⑱現代社会 | ⑲倫理 | ⑳政治・経済 |
㉑倫理・政経 | ㉒情報Ⅰ |
【共通テスト2024】生物の対策ができるおすすめ参考書や問題集ルートは?
共通テストに向けた生物の勉強は、
②基本問題集を解く
③応用問題集を解く
④過去問を解く
⑤予想問題集を解く
というのが基本的な流れになります。
そのため、大学入試において必要な生物の参考書や問題集は、
②基本レベルの問題集
③応用レベルの問題集
④共通テストの過去問
⑤各予備校が出している予想問題集
とやるべきことがたくさんあります。
近年の共通テストの生物は難易度が高い問題が多く出題されていますが、まずは基本問題集を使って基本問題を完璧にマスターするところから始めるようにしましょう。
ア 生物の勉強法(全体編)
→高1・2の定期テスト勉強からしっかりとやるようにしよう
共通テストになって生物はますます難化しています。(平均点が50点を切っていることが多い)
そのため、時間をかけて勉強をしないと高得点を取ることができません。
そのため、高1・2のうちからコツコツと生物の勉強をすることをおすすめします。
また、共通テストまでのおすすめ学習スケジュールは、
【高3の夏休みまで】「リードLightノート生物基礎・生物」を完璧にする(余裕があれば「生物問題集合格177問」を解く)
【高3の2学期以降】共通テストの過去問や予想問題集を解く
となっています。
高1・2のうちにある程度仕上がっておくと、高3になってからサクサクと進めることができます。
イ まずは「生物合格77講」か「大森徹の最強講義117講生物」を読むことから始めよう
→先に生物の内容をつかんでおくと問題に取り組みやすくなる
「リードLightノート生物基礎・生物」などの問題集を解く前に、参考書を必ず読むようにしましょう。
そうすることでその単元の内容が理解できるようになり、スムーズに問題に取り組むことができます。
ただし、隅々までをじっくりと読むのではなく、今まで習った内容を思い出すために読むので、最初はサラッと読めば十分です。
そして、問題を解くときに分からないところが出てくれば、その部分を参考書で調べるという感じで使うようにしましょう。
また、大学入試生物の分かりやすい参考書は、
・大森徹の最強講義117講 生物(文英堂)
・大学入試 山川喜輝の生物基礎が面白いほどわかる本(KADOKAWA)
・大堀先生 高校生物をわかりやすく教えてください!(学研)
などがあります。
これらの中で特におすすめなのが、東進ブックスの「生物合格77講」・文英堂の「大森徹の最強講義117講 生物」です。
以下順番におすすめポイントを紹介します。
①「生物合格77講」(東進ブックス)
「生物合格77講」は、
・共通テスト生物基礎に出る内容がコンパクトにまとまっている
・例題や練習問題で知識の定着度を確かめることができる
といった点でおすすめの参考書です。
また、この参考書は定期テスト対策としても使えるため、高1・2の人も持っておいて損はない1冊と言えます。
②「大森徹の最強講義117講生物」(文英堂)
「大森徹の最強講義117講生物」は、
・東大や私立医学部などの難関大学対策ができる生物の参考書
・知識問題だけでなく計算問題や実験考察、論述問題なども扱われている
・「大森徹の最強問題集159問」とリンクしているため使いやすい
といった点でおすすめの参考書です。
そして、「田部77講」と「大森117講」では、前者の方が全体的に内容が易しめとなっています。
ウ「リードLightノート生物基礎・生物」で基本問題をマスターする
→ただ解いて終わりではなく、瞬時に答えが言えるようになるまで繰り返し解き直そう
「生物合格77講」で生物の内容を復習したら、次に基本問題を解いていきます。
そして、生物の基礎固めができるおすすめ問題集は、数研出版の「リードLightノート生物基礎・生物」となります。
この問題集は、
・「リードA→リードB→リードC→章末総合問題」と段階的にレベルが上がる問題構成となっている
・解説が非常に詳しい(例題には解説動画もある)
といった特徴があり、非常に使いやすい問題集と言えます。
また、「リードLightノート生物基礎・生物」は教科書~共通テストレベルの問題集となっているため、まずはこの問題集を完璧にマスターするところから始めるといいでしょう。(定期テスト対策としても使える問題集です。)
そして、この問題集をマスターしたら、「生物問題集合格177問」などのやや難しめの問題に取り組むと効果的です。
エ「生物問題集合格177問」を解いて入試問題レベルの問題に慣れよう
→共通テストの問題を解く前に1冊挟んでおきたい
東進ブックスから出版されている「生物問題集合格177問」は生物の定番の問題集で、問題のレベルは共通テスト~MARCH・中堅国公立大レベルです。
この問題集は、
・解説が詳しい
・参考書の「生物合格77講」に対応している
といった特徴があり、非常に使いやすい問題集と言えます。
ただし、ある程度の力がないと解けないため、少なくとも「リードLightノート生物基礎・生物」のような易しめの問題集をマスターしてから取り組むようにして下さい。
また、生物問題集合格177問の評判は、
【良い口コミ】
・問題もちょうど良く生物を一通り通ったあとの復習にはもってこいの参考書だと思います。
・問題集と参考書(生物合格77講)の並び方がリンクしているので学習しやすい
・図や表が数多く用いられ、わかりやすく解いていても飽きないように工夫されている。
【悪い口コミ】
・論述問題が少し弱い
となっています。
そのため、勉強が順調に進んでいる人は、
リードLightノート生物→生物問題集合格177問→共通テストの過去問・予想問題集
でいいですが、そうでない人は177問を飛ばして、
リードLightノート生物→共通テストの過去問・予想問題集
でもいいと思います。(ただし、近年の共通テスト生物はかなり難しいのであまりおすすめはできません。)
【共通テスト2024】生物の対策ができるおすすめ過去問題集や予想問題集ルートは?
ア センター試験の過去問で共通テストの問題形式に慣れる
→いきなり共通テストの問題では難易度が上がりすぎる
「リードLightノート生物基礎・生物」などの問題集で基本問題ができるようになったら、ここからは共通テストタイプの問題を解いていきます。
本来であれば、実教出版の「問題タイプ別大学入学共通テスト対策問題集」シリーズがおすすめですが、このシリーズは生物がないのが残念なところです。
そのため、まずはセンター試験(2015~2020)の問題から解くことをおすすめします。
共通テストの問題に比べると、センター試験の問題は素直な問題が多いため取り組みやすいです。
6年分の問題を解き、できなかった問題や単元はしっかりと復習するようにしましょう。
イ 過去問→予想問題集の順で解く
→過去問を解いて共通テストの問題形式や傾向をつかんでいこう
センター試験の問題を解いたら、いよいよ共通テストの過去問や予想問題集を解いていきます。
そして、共通テストの過去問や予想問題集を解く際には、
②共通テストの過去問(2021年~)を解く
③予備校が出している予想問題集を解く
の順番で解くことをおすすめします。
センター試験の問題に比べると、共通テストの問題は難易度がぐっと上がります。
その理由としては、共通テストには「問題文が長い」、「思考力を要する問題が多い」といった特徴があるからです。
ですので、最初のうちは時間をかけてじっくりと問題を解くようにしましょう。
そこでできなかった問題については、
・場合によっては参考書や問題集に戻って復習をする
・後日解き直す
といったことを必ず行うようにしましょう。
そうすることで、徐々に点数が上がっていきます。(逆に言えば復習などをしない限りはいつまでたってもできるようにはなりませんので気を付けてください。)
また、河合塾の模試(全統共通テスト模試)を受ける場合は河合塾の問題集を、駿台の模試(駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試など)を受験する場合には駿台のマーク式問題集もやっておくと、模試の対策にもなります。
【まとめ】共通テスト生物のおすすめ参考書や問題集のポイントとアドバイス
今回の「【共通テスト】生物の参考書と問題集、過去問のおすすめルートは?」についてのまとめです。
・最初は「田部生物77講」などの参考書を読んで今まで習った内容を思い出すようにしよう
・次に「リードLightノート生物基礎・生物」で基本問題の解法暗記をしよう
・最後は過去問や予想問題集を解いて仕上げていこう
生物で高得点を取るには実験考察問題などの対策をいかにできるかにかかってきます。
そのため、早い段階で基礎を仕上げるようにしよう!