と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「【共テ】数学ⅠA・ⅡBの参考書と問題集、過去問のおすすめルートは?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
教科別おすすめ勉強法
①英語リーディング | ②英語リスニング | ③数学ⅠA | ④数学ⅡB |
⑤現代文 | ⑥古文 | ⑦漢文 | ⑧物理基礎 |
⑨化学基礎 | ⑩生物基礎 | ⑪地学基礎 | ⑫物理 |
⑬化学 | ⑭生物 | ⑮世界史B | ⑯日本史B |
⑰地理B | ⑱現代社会 | ⑲倫理 | ⑳政治・経済 |
㉑倫理・政経 | ㉒情報Ⅰ |
【共通テスト2024】数学の対策ができるおすすめ参考書や問題集ルートは?
【動画】共通テスト数学ⅠAの過去問分析(2023)とおすすめ勉強法は?
共通テストに向けた数学ⅠA・ⅡBの勉強は、
②基本問題集を解く
③応用問題集を解く
④過去問を解く
⑤予想問題集を解く
というのが基本的な流れになります。
そのため、大学入試において必要な数学ⅠA・ⅡBの参考書や問題集は、
②共通テスト対策ができる参考書
③共通テスト対策ができる問題集
④共通テストの過去問
⑤各予備校が出している予想問題集
とやるべきことがたくさんあります。
ただし、共通テストの数学は教科書の内容から問われますので、まずはチャート式などの参考書を使って基本問題を完璧にマスターするところから始めるようにしましょう。
ア 数学の勉強法(全体編)
→高1・2の定期テスト勉強からしっかりとやるようにしよう
共通テストになって数学はますます難化しています。(平均点が50点を切っていることが多い)
そのため、時間をかけて勉強をしないと高得点を取ることができません。
そのため、高1・2のうちからコツコツと数学の勉強をすることをおすすめします。
また、共通テストまでのおすすめ学習スケジュールは、
【高3の夏休みまで】「大学入学共通テスト対策数学ⅠA+ⅡB」・「大学入学共通テスト数学重要問題集」を完璧にする(二次試験や私大入試で数学を使う人は二次対策用の問題集も使う。)
【高3の2学期以降】共通テストの過去問や予想問題集を解く
となっています。
英語・数学の基礎固めを高1・2のうちに仕上げておくと、高3になってから他の教科の勉強に時間を回すことができます。
イ まずは「チャート式」で典型問題の解法暗記から始めよう
→志望する大学などによって使い分けていきたい
数学でまずやるべきことは、典型問題の解法暗記です。
解法暗記とは、定期テストや模試などでよく出る問題の解き方を一つ一つ理解しながら覚えていくことです。
数学ができるようになるには、解き方のパターンをどれだけ知っているかが大切です。
特に数学が苦手な人は、まずは一つでも多くの問題パターンを頭に入れるようにしましょう。
そして、解法暗記をするためのおすすめの参考書は、数研出版の「チャート式」です。
チャート式を薦める理由としては、
・青チャートと黄チャートには全ての例題の解説を動画授業で見ることができる
・学校で使っている4STEPやクリアー、3TRIALと出版社が同じであるため使いやすい
といったことがあります。
数学の得意・不得意や文系・理系など、皆さんの状況に合わせてチャート式を使い分けていくことをおすすめします。
基本的には、
・中堅国公立大、MARCH、関関同立→黄チャート(+白チャート)
・旧帝大、早慶上理、医学部→青チャート(+白チャート)
がいいでしょう。
この中で、全ての受験生におすすめなのが「白チャート」です。
白チャートは一番易しいレベルの参考書ですが、定義や定理の説明も詳しく書かれています。
特に共通テストは数学の本質を聞いてくる問題が多く出題されるため、こういった説明によく目を通しておくといいでしょう。
なお、チャート式を使った解法暗記は高2の終わりまでに終わらせておくことがベストです。(どんなに遅くても高3の夏休みに入るまでに完成させるようにしましょう。)
ウ 二次対策とのバランスを考えて勉強しよう
→共通テストと二次試験は試験の性質が全く違う
共通テストと二次試験では問題形式が全く異なります。
二次試験の場合は、
・記述量が多い
・よく出る単元とそうでない単元がある
・典型問題がよく出る
といった特徴があります。
一方で、共通テストの場合は、
・初見の問題が多い
・どの範囲からも満遍なく出る
・日常生活に絡んだ問題が出る
といった特徴があります。
このように、共通テストと二次試験では試験の形が全く異なります。
そのため、いくら二次の配点が高いからといって、共通テストの対策を怠ってしまうと大失敗をしてしまう可能性もあります。
ですので、共通テストと二次試験の対策はバランスよく行うようにしましょう。
【共通テスト2024】数学の対策ができるおすすめ過去問題集や予想問題集ルートは?
ア「大学入学共通テスト対策数学ⅠA+ⅡB」で共通テストの問題形式に慣れる
→いきなり共通テストの問題では難易度が上がりすぎる
「チャート式」で典型問題の解法暗記を終えたら、ここからは共通テストの問題を解いていきます。
ただし、いきなり共通テストの過去問から始めてしまうと難易度が上がりすぎてしまうため、数研出版の「大学入学共通テスト対策数学ⅠA+ⅡB」から始めることをおすすめします。
この問題集は、
・解説が非常に詳しい
といった特徴があり、非常に使いやすい問題集です。
チャート式にある問題をもう一度解き直そうとすると、問題量が多いためあまりにも時間がかかってしまいます。
しかし、「大学入学共通テスト対策数学ⅠA+ⅡB」では1冊でⅠA・ⅡBの問題がまとまっているため、今まで習った内容の復習を短期間で終えることができます。
問題を解いて、できなかった問題はしっかりと復習するようにしましょう。
また、より実践的な問題を解きたいときは、実教出版の「大学入学共通テスト数学重要問題集」もおすすめです。
こちらの問題集は、「大学入学共通テスト対策数学ⅠA+ⅡB」よりも難易度が高めの問題が多いです。
ですが、共通テストの問題が単元ごとに並んでいるため、センター試験や共通テストの過去問を解く前にもう少し問題演習をしたい人におすすめの一冊です。
イ 過去問→予想問題集の順で解く
→過去問を解いて共通テストの問題形式や傾向をつかんでいこう
「大学入学共通テスト対策数学ⅠA+ⅡB」や「大学入学共通テスト数学重要問題集」を解いたら、いよいよ共通テストの過去問や予想問題集を解いていきます。
そして、共通テストの過去問や予想問題集を解く際には、
②共通テストの過去問(2021年~)を解く
③予備校が出している予想問題集を解く
の順番で解くことをおすすめします。
共通テストの問題に比べると、センター試験の問題は取り組みやすいものが多いため、まずはセンターの過去問からやるようにしましょう。
そして、そこで知識をつけたら共通テストの過去問にあたっていきます。
そこでできなかった問題については、
・場合によっては参考書や問題集に戻って復習をする
・後日解き直す
といったことを必ず行うようにしましょう。
そうすることで、徐々に点数が上がっていきます。(逆に言えば復習などをしない限りはいつまでたってもできるようにはなりませんので気を付けてください。)
また、河合塾の模試(全統共通テスト模試)を受ける場合は河合塾の問題集を、駿台の模試(駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試など)を受験する場合には駿台のマーク式問題集もやっておくと、模試の対策にもなります。
【まとめ】共通テスト数学ⅠA・ⅡBのおすすめ参考書や問題集のポイントとアドバイス
今回の「【共テ】数学ⅠA・ⅡBの参考書と問題集、過去問のおすすめルートは?」についてのまとめです。
・「チャート式」で基本問題の解法暗記から始めよう
・次に「大学入学共通テスト数学問題集」で共通テストタイプの問題に慣れよう
・最後は過去問や予想問題集を解いて仕上げていこう
数学はできるようになるまでに非常に時間のかかる教科です。
そのため、高1・2のうちから少しずつ解法暗記をやるようにしよう!