と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「【共通テスト】古文の参考書と問題集、過去問のおすすめルートは?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
教科別おすすめ勉強法
①英語リーディング | ②英語リスニング | ③数学ⅠA | ④数学ⅡB |
⑤現代文 | ⑥古文 | ⑦漢文 | ⑧物理基礎 |
⑨化学基礎 | ⑩生物基礎 | ⑪地学基礎 | ⑫物理 |
⑬化学 | ⑭生物 | ⑮世界史B | ⑯日本史B |
⑰地理B | ⑱現代社会 | ⑲倫理 | ⑳政治・経済 |
㉑倫理・政経 | ㉒情報Ⅰ |
【共通テスト2024】古文の対策ができるおすすめ参考書や問題集ルートは?
【動画】共通テスト古文の過去問分析(2023)とおすすめ勉強法は?
共通テストに向けた古文の勉強は、
②参考書を読んで古典文法のルールを覚える
③古典文法の問題集を解く
④古文常識の本を読む
⑤古文読解の解き方についての参考書を読む
⑥古文の多読をする
⑦共通テストの解き方について学ぶ
⑧過去問を解く
⑨予想問題集を解く
というのが基本的な流れになります。
そのため、大学入試において必要な古文の参考書や問題集は、
②古典文法の参考書、問題集
③古文常識の参考書
④古文読解の参考書
⑤多読用の教材
⑥共通テスト対策用の参考書
⑦共通テストの過去問
⑧各予備校が出している予想問題集
とやるべきことがたくさんあります。
そのため、夏休みが終わるまでに上の③までは終わらせ、秋以降は共通テストの過去問演習に入ることができるようにしましょう。
ア 古文の勉強法(全体編)
→まずは単語・文法・古文常識の勉強からやるようにしよう
古文はできるようになるまでに時間のかかる科目です。
その一方で、古文の配点が50点しかないため、費用対効果が悪い科目でもあります。
とはいえ、古文の勉強を疎かにしていると、全く点が取れなくなってしまうため、ある程度時間をかけて一定の点数(最低25~30点前後)が取れるように仕上げる必要があります。
そして、共通テストまでのおすすめ学習スケジュールは、
【高3の夏休みまで】古文単語・古典文法・古文常識を完璧にする+古文の文章を多く読む
【高3の2学期以降】共通テストの過去問や予想問題集を解く
となっています。
高1・2のうちにある程度仕上がっておくと、高3になってからサクサクと進めることができます。
イ 古文単語の暗記
→最初は「覚えやすく忘れにくい精選古文単語300PLUS」で古文単語の暗記から始めよう
古文の勉強は英語と同じで、まずは単語の暗記から始めるようにしましょう。
そして、おすすめの古文単語帳は三省堂から出版されている「覚えやすく忘れにくい精選古文単語300PLUS」です。
この本は、語源の説明が詳しい、例文を通して暗記ができる、イラストが豊富というメリットがまずあります。
それに加えて最大のポイントは、
ことです。
「覚えやすく忘れにくい精選古文単語300PLUS」では15問おきに練習問題(見開き2ページ)があり、そこでは上が例文、下が現代語訳が載っています。
ですので、最初に単語の語源などをおさえた後は、練習問題を通じて覚えていけばいいことになります。
そこでは語源やイラストが書かれていないので、本当に単語の意味を覚えていないとマスターすることはできません。
そういう意味で、私は「覚えやすく忘れにくい精選古文単語300PLUS」を使うことをおすすめします。
1日30~50語ペースをめどに、短期集中で古文単語の意味を覚えるようにしましょう。
ウ「八澤のたった6時間で古典文法」で古典文法のルールを覚えよう
→先に古典文法のルールを覚えてから問題集に入ること
単語が終わったら、次は古典文法です。
そして、古典文法はいきなり問題を解くのではなく、その前に「八澤のたった6時間で古典文法」などの参考書を読むことをおすすめします。
「八澤のたった6時間で古典文法」は、
・動画で文法についての授業を見ることができる
・練習問題で知識の定着度を確かめることができる
といった点でおすすめの参考書です。
特に、「一問一答」では句法の読み方と意味が覚えやすくまとまっているため、まずはそこを重点的に覚えるようにしましょう。
ルールを知らないのに古典文法の問題集をやっても効果が薄いため、まず古典文法のルールを頭に叩き込むようにしてください。
エ「高校やさしくわかりやすい古典文法」で古典文法の問題を解く
→ただ解いて終わりではなく、なぜその答えになるのかもいえるようにしよう
「八澤のたった6時間で古典文法」で古典文法の内容を復習したら、次に基本問題を解いていきます。
そして、古典文法の基礎固めができるおすすめ問題集は、シグマベストの「高校やさしくわかりやすい古典文法」となります。
この本は、
・「なぜそうなるのか?」という解説が詳しい
といった点から非常におすすめの問題集です。
また、「高校やさしくわかりやすい古典文法」は教科書~共通テストレベルの問題集となっているため、まずはこの問題集を完璧にマスターするところから始めるといいでしょう。(定期テスト対策としても使える問題集です。)
オ 古典常識を知る
→古文常識を知ることで当時の風習などが分かる
古文単語や古典文法を終えたら、古文常識の参考書を読むようにしましょう。
そして、古文常識の勉強ができる本としておすすめなのが「源氏でわかる古典常識」です。
この本は、入試でよく出る(しかも内容を理解しにくい)源氏物語を漫画にして、その中で平安時代の生活習慣や恋愛、出家などの古文常識を学ぶことができる参考書です。
また、漫画の中で様々な古文単語が出てきますが、イラストを通じて視覚的にわかるため、非常にわかりやすい参考書といえます。
夏休みや冬休みなど、時間のある時に一気に読み切ってください。
【共通テスト2024】古文の対策ができるおすすめ過去問題集や予想問題集ルートは?
カ 古文の文章に慣れる
→どうやって古文を読むのかをしっかりと学ぼう
古文単語・古典文法・古文常識の知識を身につけたら、ここからは古文読解の勉強に入っていきます。
まずは「岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本」を読んで古文読解の読み方や解き方について学ぶようにしましょう。
古文が読みにくい原因の一つは省略が多いことにあります。
特に主語は頻繁に省略されているので、助詞や敬語などを頼りに誰の行動なのかが分からないと文章の意味が途端にわからなくなってしまいます。
そのため、本格的に古文読解の勉強をする前にこの本で古文の読み方を学ぶことが必要になります。
また、古文の内容が分かるようになるには、できるだけ多くの文章を読む必要があります。
そのためにも、「岡本梨奈の古文ポラリス1・2・3」や「古文上達基礎編読解と演習45」といった問題集を解いていくことをおすすめします。
さらに二次試験でも古文を使う人は、「得点奪取古文記述対策」で記述の対策もしていくといいでしょう。
キ 共通テスト古文の問題形式や解き方を学ぶ
→共通テストの問題形式に慣れよう
共通テスト古文は量が多く、かつ解答時間が限られています。
そのため、読解力をつけることはもちろんですが、短い時間で正しい選択肢を選べるテクニックなどを身につける必要があります。
そして、共通テストの古文の解き方について学べる参考書が「きめる!共通テスト古文・漢文」です。
この本は、共通テスト古文や漢文の問題の読み方や解き方について詳しく書かれています。(文法のまとめも簡単に載っています。)
例題を通じて、読み方・解き方のテクニックが書かれているため、非常にわかりやすい参考書です。
また、「きめる!共通テスト古文・漢文」は高3の秋に取り組むようにしましょう。
最初にこの本に書かれている古文の解き方を理解し、その後は例題を解き、解説をしっかりと読むようにしてください。
その後は、共通テストの過去問を解いているときなどにこの本を読み返して復習するようにしましょう。
ク 過去問→予想問題集の順で解く
→過去問を解いて共通テストの問題形式や傾向をつかんでいこう
「きめる!共通テスト古文・漢文」を読んだら、いよいよ共通テストの過去問や予想問題集を解いていきます。
そして、共通テストの過去問や予想問題集を解く際には、
②共通テストの過去問(2021年~)を解く
③予備校が出している予想問題集を解く
の順番で解くことをおすすめします。
共通テストの問題に比べると、センター試験の問題は取り組みやすいものが多いため、まずはセンターの過去問からやるようにしましょう。
そして、そこで知識をつけたら共通テストの過去問にあたっていきます。
そこでできなかった問題については、
・文の意味を理解する+何度も音読する(最低10回)
・後日解き直す
といったことを必ず行うようにしましょう。
そうすることで、徐々に点数が上がっていきます。(逆に言えば復習などをしない限りはいつまでたってもできるようにはなりませんので気を付けてください。)
また、河合塾の模試(全統共通テスト模試)を受ける場合は河合塾の問題集を、駿台の模試(駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試など)を受験する場合には駿台のマーク式問題集もやっておくと、模試の対策にもなります。
【まとめ】共通テスト古文のおすすめ参考書や問題集のポイントとアドバイス
今回の「【共通テスト】古文の参考書と問題集、過去問のおすすめルートは?」についてのまとめです。
・古文単語は「覚えやすく忘れにくい精選古文単語300PLUS」、古典文法は「古典文法マスタードリル」がおすすめ
・「古文上達基礎編 読解と演習45」などで古文を音読しよう
・最後は過去問や予想問題集を解いて仕上げていこう
古文は仕上がるのに時間がかかる科目です。
そのため、早い時期からコツコツと勉強するようにしましょう。