と思っている中学生のみなさん!
今回は「高校入試受験勉強:いつから始める?1年間の学習スケジュール」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
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【高校入試】受験勉強はいつから始める?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!高校入試の勉強はいつから?一年間の学習スケジュールは?
「高校入試の勉強はいつから始めたらいいのだろうか・・・」
そう思っている人はいませんか?
個人的には、中3になってから、中3の夏からという時期で決めるのではなく、受験勉強を始めようと思ったときから始めていけばいいと思っています。
一般的には、中3の夏休みから受験勉強を本格的に始める人が多いです。
それは、
・夏休み期間中に高校の体験入学があるため
・塾の夏期講習が始まり、そこで高校入試に向けた授業が行われるため
といったことがあるからです。
ただし、近年、高校入試は難しくなっています。
そのため、特に進学校へ通いたい人や高校入試で高得点を取りたい人は、中1・2のうちから少しずつ受験勉強を始めるといいでしょう。
【高校入試】1年間の学習スケジュールは?
ア 受験生の1年間のスケジュール
→非常に忙しい1年間が待っている
月 | 中3 |
4月 | |
5月 | 1学期中間テスト |
6月 | 1学期期末テスト |
7月 | |
8月 | 夏休み |
9月 | |
10月 | 2学期中間テスト |
11月 | 2学期期末テスト |
12月 | 冬休み |
1月 | 3学期学年末テスト |
2月 | 入試直前期 |
3月 | 高校入学の準備 |
上の表のように受験生になると、非常に忙しい一年が待っています。
加えて塾に通っている人は講習や模試もあります。
ですので、できるだけ早い時期から受験勉強をするようにしましょう。
イ 中2の春休み
→国語・数学・英語の復習がメイン
中2の春休みは2週間くらいしかありません。
ですので、国語・数学・英語の3教科に絞って短期間で復習をしていくとよいでしょう。
また、この時期に志望校を決めることをおすすめします。
それは、自分の行きたい高校を決めることで、勉強へのモチベーションが高まるからです。
受験勉強は苦しく、途中で嫌になることもあります。
そのときに、目標がきちんと決まっていれば、その困難を乗り越えることができます。
そのため、早めに志望校を決めるようにしましょう。
ウ 中3の1学期
→忙しい中、時間をみつけて受験勉強を始めよう
中3になると受験生になります。
ただ、1学期の間はまだ部活動をしている人が多いでしょう。
そのため家に帰る時間も遅くなり、勉強する時間があまり確保できないかもしれません。
ただ、そんな中でも少しの時間でもいいので、受験勉強を行うようにしましょう。
それは、ここで勉強習慣を身につけておかないと、中3の夏以降本格的に受験生になったときに長時間の勉強ができません。
そうなると、入試当日までに志望校合格に必要な力がつかずに合格できないということになってしまいます。
そのため、中3の1学期から、少しずつ高校入試に向けた勉強をするようにしましょう。
また、高校入試では内申点も重視されますので、受験勉強だけでなく定期テスト対策もしっかりとやるようにしてください。
エ 中3の夏休み
→今まで習った内容を徹底的に復習しよう
中3の夏休みになると多くの人は部活動を引退しているはずです。
そこで、ここからは本格的に受験勉強を始めていきます。
そして、夏休みにやるべきことは、5教科の基礎固めです。
40日ある休みの中で、苦手な教科や分野を中心にしっかりと復習をするようにしましょう。
そうすることで知識が身についていき、秋以降に応用問題を解いたり過去問を解いたりすることができます。
また、志望する高校の高校見学にも積極的に参加するようにしましょう。
それは、高校見学に参加することで、志望している高校が本当に行きたい高校かどうかが分かったり、勉強のモチベーションアップにもつながったりするからです。
オ 中3の2学期
→入試によく出る問題の解き方をしっかりとマスターしよう
夏休みまでに5教科の基礎が固まっていれば、2学期からは応用問題を解くことが受験勉強のメインになります。
中3の秋の時期には、冬休み以降に過去問をスラスラと解けるようにやや難しめの問題に取り組むようにしましょう。
高校入試では難易度が高いがよく出る問題があります。
そのような問題は対策をすればできるようになりますので、応用問題が載っている問題集を使って問題の解き方を学ぶようにしてください。
一方で苦手な単元や分野がある場合は、引き続き基本的な内容を一つずつ復習するようにしましょう。(基礎力がないのに難しい問題を解いても逆効果です。)
また、この時期は高校入試勉強に偏りがちですが、定期テストの勉強も並行して行うようにして下さい。
カ 中3の冬休み
→過去問を解く+苦手な単元の復習がメイン
中3の冬休みからは本格的に志望校の過去問を解くようにしましょう。
みなさんは2学期までに中3のほとんどの内容を学び終えているはずです。
そのため、このタイミングで過去問を解くことをおすすめします。
それは過去問を解くことで自分の弱点と課題が分かるからです。
過去問を解き、間違えた問題はしっかりと復習するようにしましょう。
そして、自分の苦手な部分を一つずつ克服していくことで、得点力アップにつながっていきます。
また、年明けには学年末テストもありますので、定期テストの勉強も並行して進めるようにしましょう。
キ 高校入試直前
→過去問を全て解き、入試の問題傾向をつかもう
高校入試直前の時期にやることは、過去問を解くことと、できなかった分野の復習をすることがメインになってきます。
1月の学年末テストが終わると高校入試まで残りわずかになってきます。
私立高校の入試や公立高校の入試など、入試が続いていきます。
入試までの時間が短いですので、点数が伸びやすい数学・理科・社会を中心に勉強するようにしましょう。
また、英語や国語は定期的に過去問を解いて力をキープするようにしましょう。
そして、冬は風邪をひきやすい時期ですので、体調管理に心がけて規則正しい生活をするようにして下さい。
ク 高校入試前日
→入試によく出る問題の解き方をしっかりとマスターしよう
高校入試の前日になると緊張や不安、プレッシャーといった気持ちが出てきます。
そして、「もっと勉強しなければ」と思って、何時間も勉強してしまう人もいるかもしれません。
しかし、前日に勉強しすぎると入試当日に疲れてしまうため、前日は軽めの勉強に留めておきましょう。
また、当日の朝慌てないように、持ち物を前日のうちに揃えておくようにしてください。
そして、夜は早めに寝るようにしましょう。
たとえ眠れなくても、暗いところで横になるだけでも体を休めることができます。
寝れないと思って起きてしまうと、かえって目が覚めてしまいますので気を付けてください。
ケ 高校入試当日
→友達と休憩中に答え合わせをしないこと
高校入試当日で気を付けるべきことは、
・解ける問題から解く
・休憩中に友達と答え合わせをしない
といったことがあります。
特に気を付けてほしいのは、休憩中の過ごし方です。
ここで、自分の答えが合っているかどうかを確かめたいがために友達と答え合わせをしてしまう人がいます。
しかし、それはおすすめしません。
なぜなら、答え合わせをして仮に自分の答えが間違っていた場合、不安な気持ちでいっぱいになり、次の科目の試験に集中できなくなってしまうからです。
そうなると、思ったような点数が取れなくなってしまい、結果力が発揮できずに終わってしまいます。
ですので、入試が終わるまでは友達と答え合わせはしないようにしましょう。
コ 入試終了後~高校入学まで
→高校生活に向けて春休みのうちにしっかりと準備しよう
高校入試が終わるとみなさんの多くは気が緩んでしまいます。
ただ、4月からは高校生活が始まります。
そして、高校の授業は、中学校の時よりも難易度が格段に高くなります。
そのため、高校入試が終わってから入学するまでの期間で高校生活に向けた準備をするようにしましょう。
また、特にやってほしいことは、
・数学:今までの復習、高校数学の予習
・国語:漢字の問題集を解く
です。
大学進学を考えている人はこの3年間が勝負になりますので、高校入試が終わっても気を抜くことなく勉強に打ち込むようにしましょう。