と思っている中学生のみなさん!
今回は「高校入試 英語の勉強法:文法・長文・リスニング・英作文のポイント」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
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【高校入試】英語の年間学習スケジュールは?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!高校入試英語のおすすめ勉強法は?
ア 英語は仕上がるまでに一番時間がかかる
→英語ができるようになるまでに時間がかかる教科
5教科の中で一番仕上がるのに時間がかかる教科が英語です。
それは、英語の入試は
・長文読解や英作文、リスニングの難易度が高い
といった特徴があるからです。
また、英語は数学や理科などとは違って、ある時期までは全く成績が伸びません。
英単語や英熟語を覚える、英文法の復習をする、長文読解や英作文、リスニングの対策をする、といったことをやってようやく伸び始める教科ですので、時間をかけて取り組むようにしましょう。
イ 英語の年間学習スケジュールは?
→夏までは基礎固め、秋以降は応用問題に取り組もう
ここでは、高校入試対策の英語の年間学習スケシュールについてみていきます。
A 基礎固め期(4月~夏休み)
中3の1学期から夏休みの時期は、
・英単語、英熟語の暗記
・英文法の復習
を中心に行うようにしましょう。
夏休みまでは英語の基礎知識をつける時期になります。
秋以降に長文問題や英作文などの問題が解けるようにしっかりと基礎固めをするようにしてください。
なお、英語が得意な人は、英検3級(準2級)の問題集を解いて長文を読む力や英語を聞く力などもつけていくといいでしょう。
B 応用問題期(9月~12月)
中3の2学期は、
・単語や文法の復習
・英検の勉強(受験者のみ)
・長文読解、英作文、リスニングの練習
などを行っていきましょう。
秋は体育祭や文化祭など学校行事がもりだくさんですが、学校生活と受験勉強の両立ができるようにしましょう。
そして、この4か月間で入試問題が解ける手前のレベルまでもっていき、中3の冬休みからは過去問演習に入ることができるようにして下さい。
なお、過去問を早く解きたい人は、2・3学期で習う文法を予習することをおすすめします。
それはこの時期に習う、分詞や関係代名詞などの単元が分からないと高校入試の問題が解けないからです。
そのため、進学校を志望する人は文法の予習をしておくと、より早い時期から過去問演習に入ることができます。
C 過去問演習期(1月~入試当日)
1月中旬の学年末テストが終わるまでは定期テスト対策、その後の入試直前期は過去問演習を中心にやるようにしましょう。
そしてただ過去問を解いて終わりではなく、できなかった問題は必ず復習をするようにして下さい。
それを入試本番まで繰り返しやっていくと、得点力が上がり合格ラインに到達することができます。
【高校入試】英語のおすすめ勉強法【単語・文法・長文・リスニング】
ア 高校入試英語の問題は何が出る?
→長文読解、リスニング、自由英作文などがメイン
高校入試の英語は、
②文法問題・自由英作文
③リスニング
が中心に出題されます。
しかし、これらの問題ができるようになるには、英単語・英熟語・英文法といった基本的な内容を完璧にする必要があります。
ですので、最初に英単語・英熟語の暗記や英文法の復習から勉強するようにしましょう。
イ 英単語・英熟語の暗記
→英語の受験勉強は英単語の暗記から始めるようにしよう
高校入試の英語の勉強は、英単語と英熟語の意味の暗記から始めるようにしましょう。
定期テストに比べると、高校入試英語の問題に出てくる文章は難易度が高くなります。
そのため、英単語や英熟語の意味を知らなければ、その内容を理解することができません。
ですので、まずは英単語帳を使って、英単語や英熟語の意味を覚えるようにしましょう。
そして、中学生が3年間で覚えるべき英単語の数は約2000語と言われています。
そのため、早い時期から英単語の暗記をしていかないと、英単語の暗記が十分できないまま入試本番を迎えてしまう可能性があります。
そうならないように、「キクタン中学英単語(アルク)」などを使って、普段からコツコツと覚えていくようにしましょう。
1日50~100語ペースをめどに、最低3周は覚えるようにしましょう。
ウ 英文法の復習
→文法の復習もしっかりとやっておこう
英単語の暗記と同時に、英文法の復習をするようにしましょう。
定期テストとは違って、高校入試では英文法の問題自体の割合は少ないです。
しかし、英文法を知らないと、
②並び替え問題、自由英作文の問題ができない
③リスニングが聞き取れない
といった問題が出てきます。
ですので、「やさしくまるごと中学英語(学研)」や「英文法パターンドリル 中学全範囲(文英堂)」といった問題集を使って、今まで習った文法をもう一度復習するようにしましょう。
また、文法の問題を解くときには、
②問題を解く
③できなかった問題は解説を読む+その答えになる根拠が言えるようにする
といった流れで進めるようにしましょう。
ウ 長文読解
→配点が高いのでじっくりと時間をかけて対策をしよう
A 長文読解の勉強方法
高校入試の英語では、長文読解や会話文の配点が非常に高いです。
そのため、長文問題をどうやって攻略していくかがカギとなります。
そして、定期テストとは違って、高校入試は初めて見る文章が出ます。
また、限られた時間の中で文章の意味を理解しないといけません。
そのため長文が読めるようになるには、
②長文を速く読めるようにする
③長文の解き方を学ぶ
④応用問題集や過去問など入試レベルの問題に慣れる
といったことをやる必要があります。
そのため、最初は「ハイパー英語教室 中学英語長文(桐原書店)」で文章を速く読む方法を学び、その後は、「きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集 英語(旺文社)」や「高校入試「解き方」が身につく問題集 英語(旺文社)」などの問題集で長文問題の解き方を身につけるようにしましょう。
B 長文問題の読み方や解き方は?
高校入試英語の問題は文章の量が多いため、解き方を工夫しないと時間が足りなくなってしまいます。
そのために必要なことは、
②一つの段落を読んだら簡単にその内容を箇条書きする
③意味の分からない単語は前後の文章から意味を推測する
といったことです。
長文の内容を理解するのに時間を取られすぎないように、読み方や解き方を工夫していくようにしましょう。
エ リスニング
→難易度は高くないため、得点源としたい
リスニングは難易度が高くないため、練習をすれば得点源とすることができます。
「高校入試スーパーゼミ英語リスニング(文英堂)」などの問題集を使って、リスニングの聞き取り方を学び、同時にリスニングの問題をたくさん解いていくようにしましょう。
また、聞き取れなかった文章は音声に合わせながら声に出して読んでいくと力をつけることができます。
ただ、この本はレベルが少し高いですので、リスニングは苦手な人は英検の問題集を使うことをおすすめします。
オ 英作文
→難易度は相当高いので時間をかけてじっくりとやっていこう
高校入試では英作文が出題されます。
ただ、難易度が非常に高いため、英語で高得点を取りたい人や進学校を目指している人以外は無理に取り組む必要はありません。
また、英作文の対策は、
②「高校入試スーパーゼミ英作文(文英堂)」などの問題集を使って、和文英訳(日本語→英語)の問題に慣れる
③「高校入試たった7日で超攻略英作文(学研)」などの問題集を使って、自由英作文の書き方を学ぶ
の順番で進めるのが一般的です。
そして、英作文が書けるようになるには、例文や模範解答を暗唱するのが一番です。
そのため、書けなかった文章はその都度文を覚えるようにしましょう。
そうすることで少しずつ書ける表現が増えていきます。
なお、長文問題やリスニング問題である程度の点数が取れるようになってから、英作文の対策を始めるようにしましょう。
カ 過去問演習
→時間を計りながら解くようにしたい
英語の力が十分についたら、いよいよ過去問を解いていきます。
そして過去問を解くことで、
・自分の弱点や課題
といったことが分かるようになりますので、必ず過去問演習をやるようにしましょう。
最初は、「公立高等学校過去入試問題集(教英出版)」で、志望する高校の過去問を解くようにし、そこでできなかった分野や単元は参考書や問題集に戻って復習をするようにしましょう。
また、過去問を解き終えた人は、「全国高校入試問題正解英語(旺文社)」で他の都道府県の問題や難関私立・国立高校の過去問を解いていきましょう。
この問題集に出てくるさまざまな都道府県の入試問題を解くことで、いろいろな問題パターンに慣れることができます。
そのため、入試本番で急に問題傾向がガラッと変わったとしても、それに対応できる力がつくのでおすすめです。