金城学院大学世界史（2023）の入試対策、過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？

と思っている高校生や浪人生のみなさん！

今回は「金城学院大学世界史（2023）の入試対策と過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？」についてみていきますよ。

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金城学院大入試過去問分析・教科別勉強法

金城学院大学世界史の配点、試験範囲、難易度は？

ア　金城学院大学世界史の配点は？

→2科目型では世界史の配点割合が高くなる

金城学院大学の世界史は多くの学部で試験科目となっています。

学部ごとの配点は「大学受験パスナビ」で確認してください。

イ　金城学院大学世界史の難易度・解答時間・出題範囲は？

→難易度は標準的

金城学院大学の世界史は大問が3題で、全問マーク式（45問）で正文・誤文を選択する問題が大半を占めます。（試験時間は60分）

そしてよく出るジャンルとしては、

となっています。

そして金城学院大世界史の難易度は標準レベルです。

そのため、まずは教科書の内容をつかむことから始め、基礎が固まったら問題演習に取り組むといいでしょう。

金城学院大学世界史（2022）の過去問分析は？

下の過去問分析で出てくるページ数は山川出版社の「詳説世界史B」のページ数に対応しています。

また、太字の用語は特に重要な用語です。

なお、下で解説している問題は前期日程（2022）の問題となっています。

ア　2022年金城学院大学世界史（第1問・中国史）

→中国の古代史が中心に問われた

第1問は「中国の隋・唐時代」がテーマの問題でした。

A

問1　文帝は都を大興城（長安）に定めました。（P87）

問2　孔穎達は唐の儒学者で「五経正義」を著しました。（P90)

問3　王安石は11世紀後半に登場した人物で、新法と呼ばれる政治の改革を行いました。(P161)

問4　李淵は隋を倒し唐を立てました。（P87)

B

問5　吏部の職務は官吏の任用を行うことです。(P88)

問6　やや難しい問題ですが、消去法で正解を出すことができます。

問7　羈縻政策とは征服地に都護府をおき、実際の統治はその地の有力者に任せる政策のことをいいます。(P88)

問8　7世紀末に則天武后が帝位につき、科挙官僚を積極的に任用しました。(P92)

問9　藩鎮とは権力を握った節度使のことをいいます。(P92)

問10　10世紀の初めに、唐は朱全忠により滅ぼされました。(P93)

C

問11　やや難しい問題ですが、消去法で正解を出すことができます。

問12　白蓮教は宋代に始まった宗教です。(P178)

問13　唐の時期にキリスト教の一派の景教（ネストリウス派）が伝えられました。(P89)

問14　高句麗の滅亡後に中国東北地方に渤海ができました。(P91)

問15　新羅では氏族的な身分制度である骨品制を取り入れました。（P91)

イ　2022年金城学院大学世界史（第2問・ヨーロッパ史）

→比較的解きやすい問題が多かった

第2問は「フランス革命以降のヨーロッパ」がテーマの問題でした。

問1･2　ナポレオンはアウステルリッツの戦いでオーストリア・ロシアの連合軍を破りました。

また、自らの保護下に西南ドイツ諸国をあわせライン同盟を結成しました。(P253)

問3　大陸封鎖令とは諸国にイギリスとの通商を禁じ、フランスが大陸市場を独占しようとするものです。(P254)

問4　「ドイツ国民に告ぐ」という演説をしたのはフィヒテです。(P255)

問5　ナポレオンはワーテルローの戦いで大敗し、南大西洋のセントヘレナ島に流されました。(P255)

B

問6･8･9　ウィーン会議によってスイスは永世中立国になりました。

また、列強体制の柱となったのはイギリスとロシアの二大強国でした。(P257)

問7　フランスのタレーラン外相は正統主義を唱えました。(P256)

問10　七月革命の影響を受けてポーランド・ドイツ・イタリアで蜂起がおこりましたがいずれも鎮圧されました。(P258)

問11　消去法によって答えを出すことができる問題です。

問12　ロマン主義とは個人の感情や想像力を重視する考えをいいます。(P278)

問13　ゲーテは「ファウスト」の著者です。(P279)

問14　ツベルクリンの製造をしたのはコッホです。(P281)

問15　ダーウィンの進化論は聖書の記述に反しており、激しい論争を巻き起こしました。(P280)

ウ　2022年金城学院大学世界史（第3問・ヨーロッパ史）

→誤った選択肢を選ぶ問題が多かった

第3問は「地中海世界の歴史」がテーマの問題でした。

問1　前1500年頃からカナーン人が交易で活躍しました。(P21)

問2　ミケーネ文明が滅亡した後に暗黒時代となり人口は減少しました。(P29)

問3　ポリスの住民は市民と奴隷からなっていました。(P30)

問4　消去法によって答えを出すことができる問題です。

問5　現在用いられているグレゴリウス暦はカエサルが制定したユリウス暦からつくられました。（P105)

B

問6　ウァンダル人は北アフリカに移動し、5世紀にヴァンダル王国をたてた。(P122)

問7　ビサンツ皇帝がウルバヌス2世救援を要請したのを機に、第1回十字軍が出発しました。(P137)

問8　黒死病とは14～15世紀にヨーロッパで流行した疫病のことをいいます。(P142)

問9　フィレンツェのメディチ家からは教皇が現れました。(P142)

問10　ベーメン王国は現在のチェコにあった王国です。(P221)

C

問11　アルジェリア独立問題をめぐって国内対立が激しくなり、第四共和政が倒れました。(P383)

問12･13　英仏協商によって、イギリスはモロッコにおけるフランスの支配的地位を認めました。(P317)

問14　ムッソリーニはエチオピアに侵攻し、翌年全土を征服しました。(P362)

問15　ユーゴスラヴィア連邦では連邦の解体が進行し、1991年にはクロアティア・スロヴェニアが分離を宣言しました。(P401)

ア　高３の１学期まで

→今まで習った内容の復習＋定期テストの勉強をしていこう

高３の１学期から本格的に世界史の受験勉強を始めていきます。（高1･2の間は定期テストの勉強だけでOKです。）

とはいえ、現役生の場合はまだ全ての時代を習ってはいません。

そのため、1学期の間は、

といったことをやっていくようにして下さい。

また具体的な勉強方法は、

などです。

歴史の流れをおさえることや、用語を暗記することによって、その後の問題演習がスムーズに行くようになります。（金城学院大の世界史は教科書の下にある注釈の内容が聞かれることがありますので、隅々まで読み込むようにしましょう。）

なお、金城学院大の世界史は一部細かい内容の用語が問われることがあります。

しかし、いきなりそのようなレベルまでも覚えてしまうと一通り終えるのに時間がかかってしまいます。

ですので、最初は教科書の太字レベル（共通テストレベル）の用語を完璧にし、その後に細かい内容の用語を覚えていくようにしましょう。

イ　夏休み

→まずは基本的な問題集を使って知識の確認をしていこう

夏休みからは本格的に世界史の問題演習をしていきます。

ただ、いきなり入試レベルの問題を解くのではなく、最初は基本的なレベルのものからやっていくといいでしょう。

それはこの段階で問題を解く目的は、「一問一答で身につけた知識が定着しているかどうかを確認する」ためだからです。

ですので、最初から難しい問題集をやってしまうと挫折することに成りかねないので気を付けましょう。

また、最初の1冊としておすすめなのが、「はじめる世界史」です。

この問題集のレベルは共通テスト～MARCH・関関同立レベルで、全部で65のテーマに分かれています。

そして、テーマごとに問題が並んでいるため、学校で習ったところまでを復習したり、苦手な単元を集中的に克服したりといった使い方をすることができます。

夏休みの間に習ったところまでをしっかりと復習するようにしましょう。

また、問題演習が終わり、時間に余裕のある人は、

をやっていくといいでしょう。

ウ　秋～入試直前

→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう

秋以降は問題演習がメインとなります。

金城学院大学の世界史はマークシート形式の問題形式です。

そのため、共通テストを受験するしないに関係なく、共通テスト（センター試験）の過去問を解くことをおすすめします。

それは、

といったことがあるからです。

そのため、共通テストの過去問や予想問題集をまずは解くようにしましょう。

その後は、

などして力をつけていくようにして下さい。

また、問題を解いてあまりできなかった単元は教科書や参考書を読み返したり、一問一答で用語の復習をしたりしてください。