金城学院大学日本史（2023）の入試対策、過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？

と思っている高校生や浪人生のみなさん！

今回は「金城学院大学日本史（2023）の入試対策と過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？」についてみていきますよ。

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金城学院大入試過去問分析・教科別勉強法

金城学院大学日本史の配点、試験範囲、難易度は？

ア　金城学院大学日本史の配点は？

→2科目型では日本史の配点割合が高くなる

金城学院大学の日本史は多くの学部で試験科目となっています。

学部ごとの配点は「大学受験パスナビ」で確認してください。

イ　金城学院大学日本史の難易度・解答時間・出題範囲は？

→難易度は標準的

金城学院大学の日本史は大問が3題で、全問マーク式（45問）で用語選択問題と正文・誤文を選択する問題がメインです。（試験時間は60分）

そしてよく出るジャンルとしては、

となっています。

そして金城学院大日本史の難易度は基本～標準レベルです。

そのため、まずは教科書の内容をつかむことから始め、基礎が固まったら問題演習に取り組むといいでしょう。

金城学院大学日本史（2022）の過去問分析は？

下の過去問分析で出てくるページ数は山川出版社の「詳説日本史B」のページ数に対応しています。

また、太字の用語は特に重要な用語です。

ア　2022年金城学院大学日本史（第1問・古代史）

→仏教に関する細かい知識が問われた

第1問は「古代の政治・社会・文化」がテーマの問題でした。

A

問1･2　藤原4兄弟の死の後に橘諸兄が政権を握りました。また、吉備真備と玄昉が聖武天皇に信任されて活躍しました。（P50）

問3　やや難易度の高い問題です。

問4　墾田永年私財法は743年に制定されたもので、長屋王の時期ではありません。（P53)

問5　大仏の開眼供養を行ったのは行基です。（P50）

問6　藤原種継は桓武天皇の腹心です。(P60)

問7　都の場所を問う問題でやや難易度の高い問題です。(P50)

B

問8・9　孝謙天皇の時代には、藤原仲麻呂が権力を握りました。また仲麻呂は淳仁天皇を擁立しました。（P51）

問10　法成寺は藤原道長が建てた寺です。

問11　奈良時代の寺院は南都六宗のいずれかの宗派のもとの組織されていたわけではありません。（P56）

問12　大乗戒壇は最澄が比叡山に設けたのに始まります。（P65)

問13　浄土教は阿弥陀仏を信仰し、来世において極楽浄土に往生することを願う教えのことです。（P74）

問14　行基は民衆へ仏教を直接布教したため国家から取り締まりを受けました。(P57)

問15　称徳天皇→光仁天皇→桓武天皇の順番です。(P52)

イ　2022年金城学院大学日本史（第2問・近世史）

→江戸時代の改革について問われた

第2問は「江戸時代の政治・社会・文化」がテーマの問題でした。

A

問1　7代将軍徳川家継は8歳で死去しました。（P218）

問2　徳川吉宗は綱吉以来の側用人による側近政治を辞めました。（P218)

問3・7　田沼意次は株仲間を公認し、運上や冥加などの営業税の増収を目指しました。(P223)

問4　徳川吉宗は検見法を定免法に改めました。（P219)

問5　相対済し令とは金銭貸借についての争いを当事者間で解決させるためのきまりです。(P218)

問6　田沼意次は印旛沼・手賀沼の大規模な干拓工事を始めるなど、新田開発に力を入れました。(P223)

B

問8　松平定信は白川藩の藩主でした。(P232)

問9　松平定信は棄捐令を出して、札差に貸金を放棄させました。(P233)

問10　水野忠邦は人情本作家である為永春水を処罰しました。(P239)

問11　水野忠邦は上知令を出し、江戸・大阪周辺の地を直轄領にしようとしました。(P240)

問12　松平定信は飢饉に備えて各地に社倉・義倉をつくらせて米殻を蓄えさせました。これを囲米といいます。(P230)

問13　松平定信は寛政異学の禁を出し、湯島聖堂の学問所で朱子学以外の講義を禁止しました。（P235）

問14　幕府は異国船打払令を出し、鎖国体制を強化しました。(P237)

問15　水野忠邦は株仲間の解散をしましたが、かえって物価が上昇してしまいました。(P241)

ウ　2022年金城学院大学日本史（第3問・現代史）

→第二次世界大戦後の歴史が問われた

第3問は「現代の政治・社会・文化」がテーマの問題でした。

A

問1　鈴木貫太郎内閣→東久邇宮成彦内閣→幣原喜重郎内閣の順番です。（P371）

問2　連合国の占領政策はアメリカ軍による事実上の単独占領でした。（P370)

問3･4　GHQは治安維持法やと特別高等警察の廃止をしました。また、労働組合の結成を奨励しました。(P371)

問5　東京裁判ではA級戦犯の全員が死刑として処せられていません。(P372)

B

問6　松本清張は社会派推理小説で、司馬遼太郎は歴史小説で、手塚治虫は漫画の分野で活躍しました。（P399)

問7　1964年に東京オリンピックが、1970年に日本万国博覧会が行われました。（P400）

問8　ラジオは三種の神器、３Cに含まれていません。(P398)

問9　農村では過疎化が進行し、人口の減少が目立つようになりました。(P400)

問10　イタイイタイ病は富山県で起きました。（P401）

C

問11　政治・経済に関する問題で、2000年前後の総理大臣について問われました。（P414）

問12　レジャーや旅行関連産業、外食産業など第三次産業の比重が増加しました。(P408)

問13　バブル景気では地価や株価の暴騰をともなった進行しました。（P408）

問14･15　政治・経済に関する問題です。

ア　高３の１学期まで

→今まで習った内容の復習＋定期テストの勉強をしていこう

高３の１学期から本格的に日本史の受験勉強を始めていきます。（高1･2の間は定期テストの勉強だけでOKです。）

とはいえ、現役生の場合はまだ全ての時代を習ってはいません。

そのため、1学期の間は、

といったことをやっていくようにして下さい。

また具体的な勉強方法は、

などです。

歴史の流れをおさえることや、用語を暗記することによって、その後の問題演習がスムーズに行くようになります。（金城学院大の日本史は教科書の下にある注釈の内容が聞かれることがありますので、隅々まで読み込むようにしましょう。）

なお、金城学院大の日本史は一部細かい内容の用語が問われることがあります。

しかし、いきなりそのようなレベルまでも覚えてしまうと一通り終えるのに時間がかかってしまいます。

ですので、最初は教科書の太字レベル（共通テストレベル）の用語を完璧にし、その後に細かい内容の用語を覚えていくようにしましょう。

イ　夏休み

→まずは基本的な問題集を使って知識の確認をしていこう

夏休みからは本格的に日本史の問題演習をしていきます。

ただ、いきなり入試レベルの問題を解くのではなく、最初は基本的なレベルのものからやっていくといいでしょう。

それはこの段階で問題を解く目的は、「一問一答で身につけた知識が定着しているかどうかを確認する」ためだからです。

ですので、最初から難しい問題集をやってしまうと挫折することに成りかねないので気を付けましょう。

また、最初の1冊としておすすめなのが、「イチから鍛える日本史必修編」です。

この問題集のレベルは共通テスト～日東駒専レベルで、全部で40のテーマに分かれています。

そして、テーマごとに問題が並んでいるため、学校で習ったところまでを復習したり、苦手な単元を集中的に克服したりといった使い方をすることができます。

夏休みの間に習ったところまでをしっかりと復習するようにしましょう。

また、問題演習が終わり、時間に余裕のある人は、

をやっていくといいでしょう。

ウ　秋～入試直前

→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう

秋以降は問題演習がメインとなります。

みなさんの中には共通テストを受験せずに、私大入試に専念する人もいるかもしれません。

しかし、共通テストを受験するしないに関係なく、共通テスト（センター試験）の過去問を解くことをおすすめします。

それは、

といったことがあるからです。

そのため、共通テストの過去問や予想問題集をまずは解くようにしましょう。

その後は、

などして力をつけていくようにして下さい。

また、問題を解いてあまりできなかった単元は教科書や参考書を読み返したり、一問一答で用語の復習をしたりしてください。