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【大学入試】物理が苦手、できない理由と克服するための勉強法です。大学入試(物理)が苦手、わからなくなる理由と得意になるための勉強法について豊橋市の学習塾「とよはし練成塾」の西井が紹介していきます。(この記事は84記事目です。)
①物理が苦手になる原因は?
【動画】物理が嫌い・苦手な人向け動画!! 「物理の講義系参考書、何を読んでも挫折する…どうすれば?」|受験相談SOS vol.1162
ここでは物理が苦手になる原因についてみていきます。
ア 公式・定理の意味が分かっていない
→公式の意味が分からないと問題の理解度が低くなる
物理は数学に比べると公式の数は少ないです。
しかし、公式を覚えていなかったり、「なぜそうなるのか?」「そもそもどのような現象についての式なのか?」といったことを理解していないと問題が解けません。
例として、
・熱力学第一法則とはどんな法則か?
・ローレンツ力とは?
といった言葉の定義や現象の理解が不十分だと、問題が解けないということです。
ですので、公式などを丸暗記せずに、教科書や資料集、参考書などを使って内容を理解するようにしましょう。
イ 問題を解く時に図や矢印を書かない
→数学と同じ!まずは問題文を図解してみよう!
物理が苦手な生徒のノートなどを見ると、「図を描いていない」「矢印を書いていない」「途中式が省略されている」「単位などが書かれていない」といったことが見られます。
特に「図を描いていない」と何について求めればいいかが分からなくなってきます。
基本問題レベルでは図を描かなくても乗り切れるかもしれませんが、模試や過去問といった入試レベルになると、図なしでは問題文の内容を理解できません。
そのため、普段から図を描いて、「どんなことを聞いているのか?」を把握しながら問題を解くようにしましょう。
ウ 難しい参考書・問題集を使ってしまっている
→定番の問題集だからといって全員に合う参考書とは限らない!
理系に進む人でよくあるのは、自分のレベルに合っていない参考書や問題集を使っていることです。
物理の定番の問題集としては、「物理のエッセンス」(河合出版)があります。
この本をやることで確かに物理の力は格段に増します。
しかし、教科書レベルの内容が十分身に付いていないのに取り組んでも、「時間がかかる」「解説を読んでも分からない」ことから、結果何も身に付かないということがあります。
さらに、物理に時間をかけすぎて他の教科に手が回らないということになり、勉強した割には結果が出ないということになりかねません。
ですので、少なくとも教科書レベルの問題が完璧になるまでは、学校のワークなどを中心にやるべきです。
物理の参考書・問題集紹介!レベル・難易度別で苦手な人も安心
エ 復習をしない
→できなかった問題は解説を読んで終わりということがないようにしよう!
みなさんは物理の問題を解いて、できなかった問題があった時、どうしていますか?
解いて、丸つけをして、解説を読んで理解して終わりとなっていませんか?
このような勉強ではいつまでたってもできるようにはなりません。
大事なのは、できない問題をできるようにすることです。
そのためには、解説を読んで理解した後に、再度自力で解けるかどうかを行い、さらに時間を空けて後日もう一度解いていくことが大切になってきます。
問題が「解きっぱなし」にならないように、できなかった問題は何度も解き直すようにしましょう。
TEL(0532)-74-7739
営業時間 月~土 14:30~22:00
②物理が得意になる勉強法は?
【動画】物理の勉強法(全部入りVer.)|教科別勉強法
次に物理で高得点を取るための勉強法についてみていきます。
ア 用語の意味を完璧に覚える
→「用語→意味」が言えるように暗記をしよう!
物理には「慣性力」「熱力学第一法則」「キルヒホッフの法則」といった重要な用語がたくさん出てきます。
まず、みなさんにやってほしいことは、これらの用語の意味を覚えることです。
それは、「等速円運動=円周上を一定の速さで回転する運動」、「ローレンツ力=磁場中を運動する荷電粒子が磁場から受ける力」」といったように定義をしっかりと覚えていくことです。
共通テストや大学入試では物事の本質を問う問題が多く出題されます。そうなると、うろ覚えの状態ですと、正解の選択肢にたどり着くことが難しくなるでしょう。
そうならないように基本知識を完璧に理解するようにしましょう。
イ まず基本例題だけを繰り返す
→数を絞り、最初に例題を完璧にする
リードLightノートや学校で使っている問題集はいずれも問題数が多いです。そのため、最初から全ての問題を解こうとすると、どうしても消化不良で終わってしまう可能性があります。
そうならないためにも、最初は解く問題を絞って取り組むようにしましょう。リードLightノートで例に挙げると、最初は「例題」のみ解いていくとよいでしょう。
例題だけであれば、数問~数十問しかないため、短時間で仕上げることができます。その後、基本問題、発展問題と少しずつ幅を広げていけばいいでしょう。
例題→基本問題→発展問題と段階的に取り組むことで、初めの単元から最後の単元までを最低3周繰り返すことができます。そうすることで知識の定着度も高まっていくでしょう。
ウ 「なぜそうなるのか?」を意識して解く
→計算問題の解き方を丸暗記してはいけない!
計算問題ができなかった時に、解説を読んでなんとなくわかって終わりという人がいます。しかし、「なんとなく」ではいつまでたってもできません。
大事なのは、なぜこの計算式になるのかを考えることです。セミナーやアクセス、リードLightノートは問題によっては計算過程が省略されているものもあります。ですので、人によってはどうしてそうなるのかが分からないこともあるでしょう。
その場合は、「人に聞く」「参考書を読んで解決する」などして、理解度を高めるようにしましょう。
エ あれもこれも手を出さない
→現役生の場合は「学校の問題集+α」で十分!
インターネットや本などを見ると、「宇宙一がかわかりやすい」「エッセンスを使った方がいい」「名門の森までやるべき」といった意見があります。
しかし、受験生、特に現役生のみなさんがこれらの参考書や問題集にまで手を出すのはおすすめできません。
なぜなら、
・物理以外にも英語や数学なども勉強しなければならない
・受験勉強に加え、定期テスト勉強もしなければならない
・物理の授業が12月まである
といったことがあるため、学校の問題集に加えて他の教材をやるのは得策ではないでしょう。
ですので、まずは学校で使っている問題集(セミナー・アクセス)を軸に勉強し、分からない所があれば参考書などを使って調べるようにしましょう。
そして、物理が早めに仕上がり、時間的な余裕ができたら、プラスアルファで市販の問題集を解いていけばよいでしょう。
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