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【共通テスト】英語(リーディング)の傾向と時間配分、勉強法です。難しいと言われている共通テストの英語(リーディング)の問題傾向と時間配分、勉強法について豊橋市の学習塾「とよはし練成塾」の西井が紹介していきます。(この記事は83記事目です。)
①共通テスト英語の出題内容と心構えは?
【動画】【新試験対策!!】センター試験と共通テストを徹底比較!!【英語編】最強英語講師のMorite2が完全解説!!|《一問一答》教えて中森先生!!(特別編)
最初に共通テスト英語(リーディング)の基本的な情報についてみていきます。
ア 英語(リーディング)の配点、出題範囲は?
→配点は100点、大問は6問で文法問題はなし!
【配点】100点満点
【受験者数】518,401人(2020年度)
【平均点】116.31点(200点満点)
【問題構成】(2018年試行調査より)
第1問 | A 交換留学生のお別れ会に関する伝言メモ B イベントの告知記事 |
第2問 | A 料理レシピ B 携帯電話使用の是非についての記事 |
第3問 | A 写真(イラスト)付きの学園祭に関するブログ B 異文化体験に関する記事 |
第4問 | 生徒の読書習慣について書かれた複数の記事 |
第5問 | 伝記 |
第6問 | A アジアの女性パイロットに関する長文問題 B 環境問題に関する記事 |
イ センター試験からの変更点は?
→発音・アクセント、文法問題が減り、全て長文問題となった
A 変更点
・発音問題や文法問題が出題されず、全て読解問題となる
・メモ、パンフレット、ブログなど様々な形式の文章が出題される
・複数の正解を選ぶ問題が出る
・意見と事実を区別する問題が出る
B センター試験と同じ点
・80分の解答時間の中で、多くの長文を読む
・難しい単語や文法は出題されない
・文章量が多いため、素早く内容を読み取る力が必要
ウ 共通テスト英語(リーディング)の勉強法は?
→高3夏までに基礎固め、秋から過去問演習をしよう!
共通テストのリーディングで高得点を取るには、英語を素早く読み、さっと内容を把握する力が必要になってきます。
そして、英文を素早く読めるようにするには、
・英熟語力
・英文法力
・速読力
・数多くの問題演習
が必要になってきます。まずは、英単語・英熟語・英文法の知識を身につけ、(できれば高2までに終えること)、そこから読解練習に入っていきます。
また、速読力をつけるには、最初は易しめの文章が載っている問題集から使っていくとよいでしょう。
ただ、解いて終わりではなく、解いた文章を何度も音読するようにしましょう。(もちろん音読をする前に文章を理解する必要があります。)
声に出して読むことで、「返り読み」を防ぐことができ、英語を前から順番に読めるようになります。
ある程度速読力が身に付いたら、共通テストレベルの問題集に入っていきます。
ここでは、センター試験の過去問や予想問題集などを使って、時間を計って解いていくとよいでしょう。
TEL(0532)-74-7739
営業時間 月~土 14:30~22:00
②共通テスト英語(リーディング)のおすすめ参考書・問題集は?
次に共通テスト英語(リーディング)のおすすめの参考書・問題集を紹介していきます。
ア 共通テスト対応英単語1800・英熟語750
→共通テストに必要な英単語・英熟語をマスターするための本
東進ブックスから出ている、共通テスト英語リーディング対策用の英単語・英熟語帳です。
共通テスト対策の初めは、これらの本を使って語彙力の強化を図っていきましょう。
単語や熟語を知らないと、英文を素早く読むことができないため、英単語をあまり覚えていない人は早急に単語や熟語を覚える必要があります。
1日50~100語を目安に1~2ケ月でマスターできるようにしましょう。そして、一度覚えた後も忘れないように定期的に復習をしていきましょう。
イ 大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)
→中学レベルからの復習ができる本!
東進衛星予備校の看板講師である、大岩先生による英文法の参考書です。
この本の最大の特徴は、「中学レベルの内容の解説が詳しい」ことです。
多くの英文法の参考書は、中学校の内容は知っているものとされ、その解説が省略されていることがあります。
ただ、そうなると、中学校の内容が不十分の場合、その参考書を読んでも内容を十分に理解できないということが出てきてしまいます。
ただ、この本は基礎をしっかりと解説しているため、独学者でも十分に使うことができます。
この本で文法の基礎をしっかりと固め、その後は、「英文法レベル別問題集」のレベル4までの内容をマスターするようにしましょう。
ウ 英語4技能リーディングハイパートレーニング
→文の構造が詳しく書かれている長文読解の問題集
東進衛星予備校の看板講師である、安河内先生による英文法の参考書です。
この本の最大の特徴は、返り読みを防ぐべく、英文を前からカタマリごとに読めるような工夫がされていることです。
また、中学レベルからの復習ができることや、音声CDがついていること、SVOCの構造分析がされていることなど、音読用の教材としてもうってつけです。
問題を解いた後に、必ず音読練習(最低10回は読む)をするようにしましょう。
目標は、この本のレベル4をスラスラと読めるようになることです。それができれば、共通テストの問題にチャレンジできる力がついたといえます。
エ 赤本、各予備校の予想問題集
→できるだけ数多くの問題を解こう!
最後に過去問演習を行っていきます。最初はセンター試験の過去問を5年分以上解くようにしましょう。共通テストの問題に比べるとセンター試験は知識があれば解ける問題が多いため、ここで定着度を確認していきます。
また、センター試験の過去問題集は、赤本・黒本(河合塾)・青本(駿台)とありますが、個人的には黒本(河合塾)のものを勧めています。
それは、黒本は解説が詳しいからです。そのため特にこだわりがなければ黒本で過去問を解いていくといいでしょう。
その後は各予備校で出版されている予想問題集を解いていきます。難易度的には
「Z会→駿台→代ゼミ・河合」の順(Z会が一番難しい)となっています。最初は河合塾の予想問題集から解いていけばいいでしょう。
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③共通テスト英語(リーディング)の効果的な読み方は?
【動画】【共通テスト英語】9割取れる長文の読み方|受験生必見の速読法
最後に共通テスト英語(リーディング)で高得点を取るための効果的な解き方についてみていきます。
それは本文を読む前に、先に問題文を読むということです。
先に問題文を読むことで、どこに注目して読んでいけばいいかが分かり、短い時間で文章の内容を理解することができます。
ただ、選択肢までは読む必要はありません。ここまで読んでしまうと、逆に時間がかかりすぎてしまい、時間内で全ての問題が解き切れなくなってしまいます。
また、図やグラフ、イラストなども先に目を通すようにしましょう。
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