大学入試の過去問(赤本)はいつからやる?おすすめの使い方は?について豊橋市の学習塾「とよはし練成塾」の西井が紹介していきます。(この記事は725記事目です。)
①大学受験で必須の問題集!赤本とはどんな問題集か?
【動画】「過去問は課題発見のためにやる!」過去問の使い方を中森先生がまとめて答えます!【前編】|受験相談SOS
ア 赤本とはどんな問題集か?
→大学ごとの過去問題が数年分載っている問題集
大学入試を受験する上で必要な不可欠な教材が赤本です。
「赤本」とは、教学社が出版している大学ごとの過去問題が数年間分載っている問題集で、有名な大学であればだいたい揃っています。
そして、一つの大学でも「文系」「理系」「後期」といったように複数冊が発売されています。
例えば、東大の赤本は「東大文科」「東大理科」と文系・理系ごとに分かれています。
また、早稲田大学の赤本は、「法学部」「政治経済学部」「商学部」「社会科学部」「文学部」「教育学部(文系)」「教育学部(理系)」「人間科学部・スポーツ科学部」「国際教養学部」「基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部」といったように学部別に分かれて発売がされています。
また、赤本には、
②問題分析及び勉強法
③問題と解答解説
などが載っています。
そのため、志望する大学の赤本は早めに手に入れて、過去問の分析をしていくと効率よく受験勉強をすることができます。
さらに赤本は「共通テストシリーズ(科目別)」や「難関校過去問(東大の25年など)シリーズ」といったものもあります。
イ 黒本・青本とはどんな問題集か?
→大学ごとの過去問題が数年分載っている問題集
実は過去問題集には赤本以外にも青本や黒本といったものもあります。
それぞれ順番にみていきましょう。
A 青本
青本は駿台が出版している過去問題集です。
②共通テスト予想問題集
③大学別過去問題集(旧帝大+早慶)
といったように共通テストや旧帝大の過去問が揃っています。
また、解説は赤本よりも青本の方が詳しいです。
B 黒本
黒本は河合塾が出版している問題集です。
黒本は大学別の過去問題集はなく、共通テストの過去問のみを扱っています。
解説は赤本よりも詳しく、特に国語の解説には定評があります。
なお、私自身は共通テストの問題集として赤本よりも黒本を勧めています。
豊橋の個別指導塾「とよはし練成塾」
TEL(0532)-74-7739
②赤本(過去問)はいつから解くべきか?
ア 大学入試の過去問はいつから解くべきか?
→志望校が決まった時点で一度解いてみよう
大学入試の過去問はいつから解いたらいいのでしょうか?
それは「志望校が決まった瞬間」です。
つまり、早い段階で一度過去問を解くことをおすすめします。
ただ、こう言うと、みなさんの中には、「せめて高3になってからでしょ」「基礎がまだ身についていないからできない」と思う人も出てくるでしょう。
しかし、早い時期に過去問を解くことには非常に意味があるのです。
過去問を解くメリットとしては、
②志望校の問題の傾向や難易度が分かる
③合格に向けて何をしなければいけないかが分かる
といったことがあります。
つまり、早めに解くことで、自分に足りないものや今後どんな勉強をしなければいけないかが分かるようになるため、その後の受験勉強が無駄なくスムーズに進めることができるようになるのです。
そのため、志望校が決まったら一度過去問を解いてみてください。
少なくとも問題を見て、「あっ難しそうだ。このままではまずいな。」と思うようになればいいでしょう。
イ 過去問はどうやって入手する?
→本屋、Amazon、パスナビなどで入手できる
いざ「過去問(赤本)を解いてみたい」と思っても、時期によっては赤本が売っていない場合があります。(4月~7月くらいまでは大学によっては発売されていないこともあります。)
その場合はどうすればいいのでしょうか?
昔の赤本であればAmazonや楽天などで買うことができます。(但し中古品となりますので安く入手はできますが、書き込みなどが気になる人は買うのに抵抗が出てくるかもしれません。)
また、旺文社の「パスナビ」ではネット上から過去問をプリントアウトして入手することができます。(但し会員登録をしないと閲覧することができません。)
さらに学校の進路指導室には主要大学の過去問が揃っています。
ですので、先に進路指導室で問題を確認し、必要であれば志望する大学の赤本を入手していけばいいでしょう。
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