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日本史一問一答のおすすめは山川?東進?Z会?使い方です。日本史一問一答のおすすめは山川、東進、Z会のどれがいいのか、また一問一答集のレベルやり方、使い方について豊橋市の学習塾「とよはし練成塾」の西井が紹介していきます。(この記事は70記事目です。)
①日本史の一問一答はいつからすべきか?
【動画】【日本史世界史】一問一答の正しい使い方。使い方を間違えると詰む参考書、一問一答。
「日本史の一問一答はいつから勉強したらいいですか?」
このようなことを思う人もいるでしょう。日本史の勉強というと、一問一答の暗記がメインとなります。
みなさんは小学校や中学校で日本の歴史を学んでいるため、大まかな流れは知っていることでしょう。
しかし、高校で習う日本史は中学校のものとは比べ物にならないほど、細かい所まで習います。
そのため、日本史の流れを十分におさえていないうちに用語暗記をしてしまうと、知識のインプットが不十分なまま問題演習に入ってしまいがちです。
そうならないように、 ちょうどいいタイミングで一問一答の暗記をするようにしましょう。
ア 一問一答集を使うタイミングは?
→日本史の「流れ」をおさえた後に始めよう!
一問一答集を使い始めるタイミングは、日本史の流れをつかんだ後にやるといいでしょう。ただ、流れを把握するのにはあまり時間をかけない方がいいです。
例えば、「石川晶康 日本史B講義の実況中継」のような分厚い参考書をじっくり読もうとすると時間がかかりすぎてしまい、一問一答に十分に時間をかけることができません。
ですので、ムンディ先生の「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」のような比較的短期間で読めるような参考書で読んでいくと良いでしょう。
なお、流れをつかむ期間は1~2週間でさっと仕上げるようにしましょう。一度目は軽く日本史の流れをつかみ、その後再度じっくり参考書を読みつつ、一問一答の問題集を解くようにしましょう。
イ いつから一問一答を使うべきか?
→遅くても高3の7月から始めよう!
一問一答集の暗記はいつから始めればいいのでしょうか。それは遅くても「高3の7月」からです。(浪人生は4月から始めましょう)
1学期中は英語・数学の勉強や定期テストの勉強、部活動などがメインになってきますので、そちらを優先してください。
ただ、7月以降は社会・理科の勉強もやっていかないと受験に間に合いません。そのため、1学期が終わるまでには英語・数学の基礎が固められるようにしましょう。
もちろん、高2・高3の定期テスト前や小テスト前にはしっかりと用語を覚えるようにしましょう。ここで全く勉強しないと、7月からの勉強では受験までに覚えきることができません。
ウ どの一問一答集を使えばいいか?
→最初は教科書レベルの問題集から使おう!
本屋さんに行くと、実に様々な日本史の一問一答問題集があります。数多くある中でどの問題集を選んだらよいのでしょうか?
それは、「教科書レベル」の用語が中心の問題集です。
一問一答集の多くは難関私大・難関国公立大レベルの用語まで当たり前のように載っています。
しかし、受験生は日本史だけ勉強すればいいのではなく、英語や数学、国語や理科も同時に勉強しなければいけません。
そうなると、ある程度の力がつくまでは基礎レベルの内容を完璧にすることに徹した方がいいでしょう。
くれぐれも最初から難関私大レベルの用語を覚えないようにしましょう。それをやってしまうと量が多すぎて、かつ覚えにくく忘れてしまうため、かけた時間の割には効果があまりありません。
教科書の太字レベルの用語を完璧にすることを第一目標としましょう。
TEL(0532)-74-7739
営業時間 月~土 14:30~22:00
②日本史の一問一答の使い方は?
【動画】 【日本史を効率的に勉強!】一問一答の使い方を間違っていないか!?本当に気をつけるべき使い方!!|受験相談SOS vol.1571
次に日本史の一問一答の効果的な覚え方や使い方について見ていきます。
ア 暗記の前にさらっと教科書や参考書を読む
→いきなり暗記から入らないこと!
一問一答集は基本的には「用語+意味」しか載っていないため、そこだけ覚えても全体像をつかむことができません。そのため、教科書や参考書を読んで内容をつかんでから一問一答の暗記に入るようにしましょう。
なお、教科書や参考書に加えて資料集も読んでおくと、より頭の中に内容が入りやすくなります。
イ 最初から細かい所まで覚えない
→最初は教科書の太字レベルの用語から覚えよう!
次に意識したいことは、最初から細かい内容を覚えないことです。一問一答集の中の無印の用語の部分(難関私大レベル)まで最初から覚えようとすると間違いなく途中で挫折をします。
最初は用語集の中で「最重要単語」だけを覚えるようにして下さい。これに絞るだけでも覚えるべき用語が全体の半分程度に減ります。(つまり、その分さくさくと覚えることができる。)
これは早稲田や慶應といった難関私大を受験する場合でも同様です。
早慶の日本史では重箱の隅をつつくようなマニアックな用語がよく出題されます。しかし、だからといって最初から難しい用語まで覚えてしまうと最後までたどり着けない可能性が非常に高いです。(他の教科に時間が回せなくなる可能性もあります。)
そうならないように、教科書の太字レベルの用語から確実に覚えるようにしましょう。
ウ 覚えていない所を徹底的に覚える
→「できない」所を「できる」ようにするのが勉強!
ここから本格的に一問一答集の暗記についての話になります。最初に覚えているかどうかのチェックをします。赤シートで答えを隠し、用語が言えるかどうか一つ一つ確認していきます。
覚えていなかった用語は印をつけていきます。そして印の数がある程度増えてきたら、きりのいいところでチェックを終えます。
次に覚えていなかった用語を覚えていきます。覚え方は、
・書いて覚える
などいろいろありますが、みなさんが覚えやすいやり方で結構です。
一通り覚えたらしっかりと覚えたかどうかを再度チェックします。ここで全て覚えていればOKですが、そうでない場合は再び覚えていない所を覚えるようにしましょう。その日のうちに完璧に覚えられるようにしましょう。(不十分な暗記では何回やっても覚えられません。)
そして、次の日にもう一度復習します。時間を空けてチェックすることで記憶の定着度を高めることができます。
なお、一問一答集の用語の意味では内容が理解できない場合は、用語集などで意味を調べてから覚えるようにしましょう。
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③日本史一問一答のおすすめ問題集・参考書は?
【動画】【オススメは○○】3種類の参考書を様々な点から比較してみた!【日本史・一問一答】
最後におすすめの日本史一問一答集についてみていきます。
A 新よくでる一問一答日本史
→山川の教科書に順番が対応した基礎レベルの問題集
山川出版社が発行している一問一答集です。個人的には一番おすすめの問題集です。その理由は多くの高校で使っている山川出版社の教科書に対応しているため、使いやすいからです。
また難易度もそこまで難しい語句が載っていないため、初学者にとって使いやすい1冊です。
B 日本史B 一問一答(必修版)
→必修知識だけを厳選した問題集!
東進衛星予備校の日本史の看板講師である金谷先生が出している問題集です。この本は、「日本史B一問一答(完全版)」から重要部分を厳選してできた問題集となっています。
「完全版」と比べると、教科書の太字レベルに絞っているため、短期間で重要な用語をマスターすることができます。
難易度の高い、細かい用語は載っていないため、日本史が共通テストのみの受験生や、日本史を二次や私大でも受験するが、そこまで細かい内容まで求められていない学校を受験する人におすすめの問題集です。
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