【高校生向け】現代文が苦手、解けない理由とおすすめ勉強法です。現代文が苦手な高校生が、文章が読めない、問題が解けない理由とおすすめ勉強法について豊橋市の学習塾「とよはし練成塾」の西井が紹介していきます。(この記事は62記事目です。)
①現代文が解けない原因は?(全体編)
「現代文が解けません」
「筆者が何をいいたいのかをつかむことができません」
こういった悩みを抱えている人は少なくないでしょう。
今回は現代文が苦手になる原因とその対策(勉強法)についてみていきます。
現代文が解けない原因は大きく2つあります。それは、
・演習不足
です。それぞれを今から順番にみていきます。
豊橋の個別指導塾「とよはし練成塾」
TEL(0532)-74-7739
②現代文が解けない原因は?(知識不足編)
【動画】どれだけ勉強しても現代文が伸びません…苦手なので、捨ててもいいですか?〈受験トーーク〉
ア まずは漢字・語彙力を高めよう!
→漢字が読めない、語句の意味が分からないでは文章は読めない!
みなさんは中学校1年生の国語の授業で、文章は、
「単語→文節→文→段落→文章」
で成り立っているということを習ったと思います。そして、国語の文章では、「パラドックス」「イデオロギー」といった普段聞きなれない、意味の難しい語句が所々出てきます。
つまり、一つ一つの単語の意味が分からなかったり、語句が読めなかったりすると、文章全体の理解度も落ちてしまいます。
逆に言えば、漢字を読める力や、語彙力があれば、一つ一つの文章の意味が分からないということは幾分減らすことができます。
つまり、国語が苦手なみなさんが最初にすべきことは、
・語句の意味を覚える
ことです。漢字は大学入試用の漢字問題集を、語句は語彙力を高めるための問題集を使って、隙間時間などを使って覚えるようにしましょう。
イ 背景知識も覚えよう!
→「言語」「科学技術」「現代」「芸術」などよく出るテーマを知ろう!
現代文、特に評論ではよく出るテーマがあります。実はこれらの概要を知っておくだけでも、文章の理解度が格段に変わってきます。(つまり、あらすじを知ってしまおうというわけです)
よく出るテーマは、
・科学
・芸術
・哲学、心理
・文化、宗教
・言語
・現代社会
です。これらのテーマがどのような内容かを知ることで、現代文の力が飛躍的についてくるようになってきます。
「大学入試現代文のコア」・「今から間に合う小論文」などの参考書を使って、これらの知識を頭の中に入れていきましょう。
また、これらの参考書は小論文対策にもなっていきますので、買っておいて損はない1冊です。
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③現代文が解けない原因は?(演習不足編)
【動画】「現代文を読むスピードが遅い」をプロファイリング!!… 「読んで全内容を理解」しようとしすぎてませんか? それが目的化してませんか??|受験相談SOS vol.1331
漢字・語句・背景知識などの知識を入れても、現代文はできるようにはなりません。それは、問題に解きなれていないと力が伸びないからです。知識があっても読めない原因についてみていきます。
ア 読むのを面倒くさがっている
→そもそも文章をまともに読んでいない
塾内で模試の監督などをするとよくありますが、国語が苦手だと言っている生徒ほど文章をまともに読んでいないことがよくあります。
それは、苦手な人は解き終わる時間が他の人よりも圧倒的に早いのです。おそらく、彼らは文章をまともに読まず、問題もまともに解かず、適当に解いているだけなのでしょう。
文章を読むのを面倒くさがる理由としては、
・面倒くさいことをしない(親が代わりにやってしまう)
ということが挙げられます。
特に今まで甘やかされて育った人は要注意です。そういう人は、自分が面倒くさいと思ったことや嫌なことを親に代わりにやってもらったりしていませんか?
当塾の中でも、「甘やかされて育った→面倒くさいことをしない→国語の文章をまともに読まない(面倒くさいから)→国語ができない」人が多くみられます。
社会に出れば、面倒くさいこと、したくないことはたくさんあります。ただ、それを「やりたくない」では済まないのが社会です。そのため、今のうちから面倒くさいと思っていることをしっかりとやっていく必要があります。
イ 文章を読むのが遅い
→全部を同じように読もうとしている
また、文章をしっかりと読む人でも、読むスピードが遅いせいで最後まで解ききれないといったことがあります。
読むスピードが遅くなってしまう原因は、
・文章の意味を全て理解しようとしている
・知識不足
といったことが挙げられます。
みなさんは知りたい情報をインターネットで見つけたとき、その記事を隅々まで読むでしょうか?
おそらく多くの人は自分の知りたい情報だけさっと読み、細かい内容は飛ばし読みすることでしょう。
国語の文章もそれと同じで、「ポイントをつかむ」ように読んでいけばよいのであって、文章の全ての意味を理解する必要はありません。
読む時間をできるだけ短くし、その分解く時間に長く充てられるようにしましょう。
ウ 問題の解き方に慣れていない
→解説の詳しい問題集を解いていこう!
「漢字・語句・背景知識をマスターした!」「文章をしっかりと読める」のに、国語ができない人は、問題の解き方に慣れていない可能性が高いです。
国語の問題形式は、
・指示語、接続語
・理由や心情を問う問題
・本文全体の内容について問う問題
といったものがあります。
こういった問題には解き方のパターン(テクニック)がありますので、そういったものを問題集を通じて学んでいくとよいでしょう。
ではどのような問題集を使っていけばいいかですが、おすすめは、
・選択問題であれば、全ての選択肢についての説明が書かれているもの
・記述問題は部分点が詳細に書かれているもの
・ページ数が少ないもの
といったものがおすすめです。特に河合塾が出版している国語の問題集は総じていいものが多いため、どれにしたらいいかが困ったら河合出版のものを使っていけばよいでしょう。
また、高校生が使う国語の問題集が十分に解ききれないのであれば、高校入試用や中学生用、もっと言えば小学生用といった問題集に戻って、「できる」ところからやっていくとよいでしょう。
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