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西井佑一(にしい ゆういち)
愛知県豊橋市の「とよはし練成塾」の教室長。一人で中学生・高校生の全ての教科(英数理社国)を指導している。塾講師歴13年でこれまで集団塾・個別指導塾で指導経験あり。これまで多くの生徒を第1志望に合格させた経験を踏まえて勉強法や入試情報をお伝えします。

高校生の勉強法(5教科編)

共通テスト数学の傾向と対策・勉強法、おすすめ参考書・問題集は?【61記事目】

 

高校生の勉強法

大学受験や各教科の勉強法などが満載!

 

豊橋市の個別指導塾「とよはし練成塾」が書く61記事目の記事です。今回は、「共通テスト数学の傾向と対策・勉強法、おすすめ参考書・問題集は?」についてみていきます。

共通テスト数学の傾向と対策や勉強法、おすすめ参考書・問題集についてみていきます。

 

 

①共通テスト数学の内容と心構えは?

【動画】【新試験対策!!】センター試験と共通テストを徹底比較!!【数学編】学びエイド数学の鉄人 香川亮先生が登場!!

 

最初に共通テスト数学の基本的な情報についてみていきます。

 

ア 数学の配点、出題範囲は?

→配点は100点、出題範囲は数学ⅠA・数学ⅡBから出題される

 

A 数学ⅠA

【配点】100点満点

【受験者数】382,151人(2020年度)

【平均点】51.88点

【問題構成】(2018年試行調査より)

第1問(1)集合と論理 (2)二次関数 (3)図形と計量
第2問(1)図形と計量 (2)データの分析
第3問確率
第4問整数の性質
第5問図形の性質

*第3問~第5問から2題選択

 

B 数学ⅡB

【配点】100点満点

【受験者数】339,925人(2020年度)

【平均点】49.03点

【問題構成】(2018年試行調査より)

第1問(1)三角関数 (2)微分・積分 (3)指数・対数関数
第2問(1)図形と方程式 (2)図形と方程式
第3問確率分布
第4問数列
第5問ベクトル

*第3問~第5問から2題選択

 

イ センター試験からの変更点は?

→文章量が増え、その場で考える問題が増えた

 

A 変更点

・答えを出すことよりも、答えに至るまでの経緯を問うことが重視されている。具体的には、

①公式、定理の証明に関する問題
②誤答について議論する問題
③複数の解き方について考える問題

といったタイプの問題が今後多く出題される。

・問題文が長くなっており、そこから必要な情報を読み取る必要がある。

・計算量は少なくなったが、その場で考えて解く問題が増えている。

 

B センターと変わらない点

教科書の範囲を逸脱することはない

・答えを全て選べという問題はない

・時間的には結構厳しい

 

このように、共通テストではセンター試験と変わらない部分もありますが、知識問題の減少や読み解く問題の増加など難易度そのものは上がっています。

そのため、基礎を早めに固め、その後は過去問や予想問題集をたくさん解き、実践力をつけるようにしましょう。

 

ウ 共通テスト数学の勉強法

→高3夏に基礎固め、秋から過去問演習をしよう!

 

以前のセンター試験でも数学はⅠA・ⅡBはともに難易度が高かったです。

ただ、共通テストはそれ以上に難易度が高くなる可能性があるため、しっかりと対策をしなければ安定した点数を確保することができません。

共通テストでよい点数をとるために必要なことは、

①計算力
②基礎を完璧にする
③過去問や予想問題集を解く

といったことが必要になります。

そのため、まずは白チャートや計算問題集などを使って、夏休みまでに数学ⅠA・ⅡBの基礎を固めるようにし、その後秋以降に過去問や予想問題集を使って実践力を使うようにしましょう。

 

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②共通テスト数学のおすすめ参考書・問題集は?

次に共通テスト数学のおすすめの参考書・問題集を紹介していきます。

 

ア 白チャート

→教科書レベルの内容を易しくかみ砕いた参考書

【動画】数学の基礎はコレで完璧!白チャートの使い方

 

 

共通テストは教科書の内容から出題されます。そして、白チャートは教科書レベルの内容が詳しく説明されています。(黄・青チャートなどは基礎部分が省略されているため、上級者以外は使うことをお勧めしません。)

数学ⅠA・ⅡBの基礎を固めるには、この本1冊+教科書で十分です。典型問題の解き方は白チャートで学び、公式や定理の証明などは教科書で流れを確認していくとよいでしょう。

・特徴

①教科書レベルの説明を丁寧に説明している
②問題量が多く、たくさんの問題にチャレンジできる
③最初の1冊としておすすめ!

 

イ 緑チャート(チャート式共通テスト試験対策数学1A+2B)

→共通テスト対策向けに問題数を絞った問題集

【動画】『緑チャート』(チャート式 共通テスト対策 数学IA+IIB)の効果的な使い方

 

 

「白チャート」は教科書レベルの問題をもれなく紹介していますが、その反面問題量が多いといった弱点があります。

一方で、同じ数研出版から出ている「緑チャート」は、共通テストに出てくる問題に絞った構成になっているため、短期間で基礎を固めることができます。

「共通テストまでの時間がない」「数学にあまり時間をかけたくない」といった人向けにおすすめの1冊です。

 

・特徴

①チャート式と同じレイアウトであるため、使いやすい
②白チャートよりも問題数は少なめであるため、短期間で仕上げることができる。

 

ウ 数学ⅠA(ⅡB) 実戦対策問題集

→基礎レベルの確認ができる問題集

【動画】【気になる一冊を完全紹介!!】大学入学共通テスト 数学Ⅰ・A 実戦対策問題集|武田塾厳選! 今日の一冊

 

 

過去問や予想問題集を取り組む前に、この本を1冊に解いておくと、スムーズに過去問演習に取り組むことができます。

この本は他の問題集に比べると、解説が詳しく、公式・定理等の確認もできるため、数学に不安のある人はぜひ使ってみるとよいでしょう。

なお、この本の中にある発展的な問題は結構難しいですので、解き飛ばしてもかまいません。

 

・特徴

①分野別の構成となっており、解き方を確認できる
②解説が詳しく、公式や定理の確認もできる

 

エ 赤本、各予備校の予想問題集

→できるだけ数多くの問題を解こう!

【動画】【直前対策!!】センター試験・数学6割の壁を越える方法!!|センター試験の壁

 

 

最後に過去問演習を行っていきます。最初はセンター試験の過去問を5年分以上解くようにしましょう。共通テストの問題に比べるとセンター試験は知識があれば解ける問題が多いため、ここで定着度を確認していきます。

また、センター試験の過去問題集は、赤本・黒本(河合塾)・青本(駿台)とありますが、個人的には黒本(河合塾)のものを勧めています。

それは、黒本は解説が詳しいからです。そのため特にこだわりがなければ黒本で過去問を解いていくといいでしょう。

その後は各予備校で出版されている予想問題集を解いていきます。難易度的には

「Z会→駿台→代ゼミ・河合」の順(Z会が一番難しい)となっています。最初は河合塾の予想問題集から解いていけばいいでしょう。

 

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③共通テスト数学の勉強法は?

【動画】共通テスト対策(数学編)~共通テストまであと4か月での戦い方【篠原好】

 

最後に共通テスト数学で高得点を取るための勉強法についてみていきます。

 

ア 計算力を高める

→計算力がないと最後まで解ききれない!

 

共通テストはセンター試験と比べると計算の量は少なくなっていますが、それでもある程度の計算のスピードがないと時間内に解ききることができません。

計算のスピードとは、

・四則計算、分数の計算など小学校で習った計算
・因数分解、平方根、二次方程式など中学校で習った計算
・たすきがけ、三角比、平方完成など高校で習った計算

などを高めることです。「高校入試突破 計算力トレーニング」などを使って、時間を計って計算問題を解き、そのスピードを少しずつ上げていくようにしましょう。

 

イ まず基本例題だけを繰り返す

→最初に例題を完璧にする

 

共通テストの問題はいくら思考力を問う問題が多いとはいえ、基本的な問題の解き方を知らないのでは、やはり安定した点数を取ることができません。

そのために必要なことは、

・黄チャートや青チャートなどの難易度の高い参考書を解かない
・「なぜそうなるのか?」を考えながら解く
・できなかった問題を繰り返し解く

ことが大切です。問題を解く際にはこれらのことを意識して解くようにしましょう。理解せずに式の流れを丸暗記してしまうと応用が利かなくなるので気を付けてください。

 

ウ 時間配分を意識して解く

→あらかじめ解く時間のペースを決めておこう!

 

共通テストの問題が難易度が高く、問題量も多いため、多くの人は時間が足りなくなりがちです。

本番でそうならないようにするためには、練習の段階で自分に合ったペースを見つける、解く順番を変えるなどの工夫が必要です。

途中で手が止まらないようにするためには、

・テスト開始後全体を見る
・解ける問題から解く
・後半の問題で難しそうなら先に飛ばす

といった工夫ができます。

後は、数多くの問題を解きながら一つ一つ改善していきましょう。

 

エ 図、グラフ、文章からヒントを探す

→粘り強く答えに結び付く内容を探し出す練習をしよう!

 

共通テスト対策問題集や過去問、予想問題集になると難易度の高い問題が数多く出題されます。

そしてみなさんの中には文章が長かったり、グラフや図の読み取らなければならなかったりすると、「無理」「面倒くさい」という気持ちになり、その問題を解かなくなってしまいがちです。

しかし、そこから逃げていたのではいつまでたってもできるようにはなりません。

長い文章や図やグラフにはヒントとなる情報が隠れています。それを探し出すことが共通テストを突破するには求められるのです。

ですので、大事な情報には線を引くなどして、何について聞いているのかを考えながら解くようにしましょう。

 

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