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豊橋市の個別指導塾「とよはし練成塾」が書く52記事目の記事です。今回は、「【大学入試】無機化学の勉強法【色・沈殿・気体、金属の性質】」についてみていきます。
化学の中の無機化学の勉強法やおすすめ問題集・参考書についてみていきます。
①無機化学は何を学ぶのか?
【動画】【高校化学】無機化学・非金属元素① 無機化学の学習法・水素・希ガス
最初に無機化学の基本的な情報についてみていきます。
ア 無機化学の内容は?
→ほぼ暗記内容!元素の性質・化学反応式・色などをしっかり覚えよう!
無機化学は、気体の性質と金属の性質を中心に学びます。
具体的には、
【非金属元素とその化合物】
・周期表
・水素と希ガス
・ハロゲン
・酸素と硫黄、窒素とリン、炭素とケイ素
・気体の性質、発生
【金属元素とその化合物】
・アルカリ金属
・2族元素
・両性元素
・鉄、銅、銀
・金属イオンの沈殿反応、分離、検出
などを学びます。
ここでは、物質の性質、化学反応式、色、沈殿など覚えることがたくさんあります。ただ、逆に言えば、しっかりと覚えれば得点につながる分野ですので、繰り返し暗記するようにしましょう。
イ 無機化学はいつから勉強すべきか?
→理論化学の基礎が固まったら勉強を始めよう!
まずは、定期テスト向けの勉強で無機化学の知識を仕入れ、その後夏休みで再度1学期に習った内容を復習することになります。
なお、理論化学の知識がないと、無機化学の内容を十分に理解できないことがあるため、理論をあまり復習していない人は、3年の1学期中に復習をするようにしましょう。
TEL(0532)-74-7739
営業時間 月~土 14:30~22:00
②ここがポイント!無機化学
次に無機化学で点数の分かれ目となる重要分野についてみていきます。
ア 色のまとめと覚え方
→イオンや物質の色は語呂合わせで覚えよう!
ただ、「語呂合わせ」を使うことや、グループごとにまとめて覚えることで、少しでも暗記の負担を減らすことができます。何度も繰り返し暗記をして、頭の中に入れていきましょう。
イ 沈殿反応の覚え方
→ここも語呂合わせでしっかりと覚えよう!
「大学入試坂田アキラの化学【無機・有機化学編】の解法が面白いほどわかる本」には、金属イオンの系統分離についての語呂が丁寧にまとまっているため、どうしても覚えられない人は、この本を使っていくと良いでしょう。
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③無機化学の勉強法は?
【動画】【共通テストもバッチリ!】夏からの化学勉強法
最後に無機化学で高得点を取るための勉強法についてみていきます。
ア 資料集を使って勉強する
→資料集を使って色や物質を確認すると覚えやすい
教科書を見ると化学反応式や文章がずっと続いており、やがて、「これらを覚えないといけないのか?」という気持ちになり、無機化学の内容を覚えることに後ろ向きになりがちです。
加えてイオンの色などは、「青白色」「濃青色」などが出てきますが、これらは言葉だけではどのような色かをイメージしにくいです。
そこでおすすめなのが、資料集を使って図をイメージすることです。
「濃青色とはどんな色なのか?」
「ケイ素とはどんな物質か?」
こういったことを写真などで確認すると、記憶の定着度が格段に増します。
そのため、勉強する際には資料集を手元に置いておくようにしましょう。
イ 語呂合わせを使って覚える
→語呂合わせを使うことで覚えやすく、忘れにくくなる
無機化学では、物質の性質や色、化学反応式など様々なことをたくさん覚える必要があります。
しかも、やっかいなのが、「覚えにくく忘れやすい」ということです。
特に色はCuOが黒、Cu2Oが赤、Ag2Oが褐色など規則性がないため、ここは反復して覚えるほかありません。
そこでおすすめなのが、語呂合わせを使うことです。
語呂合わせを使うことで、関連したものをまとめて覚えることができますし、頭の中でイメージできるようになるため、忘れにくくなります。
下に無機化学の語呂合わせをまとめているサイトを紹介しますので、そちらを参考にしてみてください。
ウ 理論化学をしっかりと復習しよう
→化学反応式などは理論化学を知っていれば覚えなくて済む!
無機化学の暗記すべき量は膨大なものです。しかし、理論化学をしっかりと理解しておけば、暗記の量はいくぶん減らすことができます。
特に復習しておきたい分野は、
・イオン化傾向:気体の性質で使う
・酸、塩基の強弱:中和反応の問題で使う
・酸化還元反応:半反応式を作る問題で使う
です。これらを知っておくことで、理解しながら化学反応式などが作れるようになるため、暗記の負担は随分と減ってきます。
エ 何度も繰り返し覚える
→最低3回!できれば5回暗記しよう!
無機化学は暗記分野です。そのため、何回も覚え直さないとあっという間に忘れてしまいます。
みなさんは化学以外にも英語や数学、国語、社会の勉強もしなければいけないですし、学校のテスト勉強、模試の復習、学校行事などやらないといけないことはたくさんあります。
そうなると、仮に一回完璧な状態になったとしても、しばらくすれば忘れている内容が多くなってしまうため、定期的な復習が必要になってきます。
入試までに最低3回、できれば5回以上覚えているかどうかのチェックをし、本番までに知識の漏れがないようにしましょう。
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