この記事を書いた人


西井佑一(にしい ゆういち)
愛知県豊橋市の「とよはし練成塾」の教室長。一人で中学生・高校生の全ての教科(英数理社国)を指導している。塾講師歴13年でこれまで集団塾・個別指導塾で指導経験あり。これまで多くの生徒を第1志望に合格させた経験を踏まえて勉強法や入試情報をお伝えします。

高校生の勉強法(5教科編)

古文読解ができない!?読むコツとおすすめ参考書と問題集は?【5記事目】

 

高校生の勉強法

大学受験や各教科の勉強法などが満載!

 

豊橋市の個別指導塾「とよはし練成塾」が書く5記事目の記事です。今回は、「古文読解ができない!?読むコツとおすすめ参考書と問題集は?】」についてみていきます。

 

 

①古文の年間学習スケジュールは?

【動画】古文の勉強法(全部入りVer.)|教科別勉強法

 

 

古文読解の話に入る前に最初に全体的な古文の勉強法からみていきましょう。

古文の入試勉強は遅くとも高3の夏休みから始めるようにしましょう。それより後だと入試までに仕上がらない可能性が高くなります。

また、学校の古文の授業で古文単語などの小テストがあるかと思います。そこではしっかりと勉強し、満点が取れるようにして下さい。小テストをさぼってしまうと後になって時間をかけて覚えないといけなくなるため大変です。

夏休みまでに古文単語・古典文法・古文常識をマスターし、秋以降に共通テスト対策や二次試験、私大入試の対策を行っていくのが基本的なスケジュールとなります。

 

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②古文が読めない理由は?

【動画】偏差値70の古文読解!スラスラ読むための4つのポイント

 

ここでは古文が読めない原因とその対策についてみていきます。

 

ア 古文がいつまでたっても読めない理由は?

→古文は主語の省略が多く、それで内容がわかりづらくなっている

「古文単語や文法を覚えたのに古文が全く読めない・・・」

このような悩みを抱えている人はいませんか?確かに古文ができるようにするためには、最初に古文単語と古典文法を勉強する必要があります。

しかし、単語と文法をやっただけでは古文はスラスラと読めるようにはなりません。

その理由としては、古文はとにかく省略が多い文だからです。特に主語は頻繁に省略されています。

そのため、省略されている主語が誰かを特定しないと、誰の動作なのかがわからなくなり、ひいては文章全体の意味が分からなくなってしまいます。

では、どうやって隠された主語を見つけていけばいいのでしょうか?それはヒントとなる言葉を見つけて、そこから隠れている主語を推測することが必要になってきます。

主語を補うことができれば、古文の内容は大分わかってくるようになります。このようなことを学ぶのが「古文読解」の参考書となります。

 

イ 主語を補う方法は?

→「助詞」「敬語」から隠された主語を見つけよう!

では隠された主語を補うために、どこを意識して読めばいいのでしょうか?主なものをまとめてみました。

助詞「を・に・が・ど・ば」の前後で主語が変わる
敬語で判断する
例 (かぐや姫は)おほやけに御文奉り【謙譲語】給ふ【尊敬語】
・奉る「かぐや姫→おほやけ(天皇)」*謙譲語は動作の受け手を高める
・給ふ「筆者→かぐや姫」*謙譲語は動作の主語を高める
③日記の主語は「筆者(私)」であることが多い

 

こういったことを意識した上で読んでいけば、主語の判別ができるようになります。

 

ウ 古文読解のためのテクニックは?

→「」を補う、作品のジャンルから判断するなどがあります

 

主語を見つける方法以外にも、古文読解をする際のテクニックはあります。それは、

①隠されている「」を補う
ジャンルごとに読み方を変える
・説話:文章の終わりにまとめの部分がある
・日記:頻出作品の概略(あらすじ)をおさえておく
・随筆:筆者の主張が書かれている
・物語:物語の一部が文章になっているので登場人物の人間関係をつかむ
古文常識を習得する

 

これらのことを理解した後は、古文の問題をたくさん解いていきましょう。そうすることで少しずつできるようになってきます。(もちろん単語と文法ができた上での話ですよ。)

 

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③おすすめの古文読解の問題集は?

次に受験生に使ってほしいおすすめの古文読解の問題集を3冊紹介していきます。

 

ア 「富井の古文読解をはじめからていねいに」の使い方

→古文読解の解き方についてまとめられている参考書

【動画】富井の古文読解をはじめからていねいにの使い方【古典参考書メソッド】

 

 

古文読解の問題集を解く前に最初に古文を解くマニュアルを知る必要があります。解き方について詳しく書かれている本が、この「富井の古文読解をはじめからていねいに」です。本書をしっかりと読み、解き方をマスターしましょう。

 

・特徴

①「古文読解の解き方」「古文常識」「ジャンル」について書かれている
②講義口調で書かれているため読みやすい
③章ごとに復習問題がついており、定着度を確認することができる

 

 

 

イ 参考書MAP|古文上達 基礎編 読解と演習45

→単語や文法、古文常識などを一通りを確認したい人向け

【動画】参考書MAP|古文上達 基礎編 読解と演習45【武田塾】

 

 

「富井の古文読解をはじめからていねいに」で古文読解の解き方を学んだ後は、いよいよ実践演習に入ります。「古文上達基礎編 読解と演習45」は問題文が短めで構成されているため最初の1冊としては適したものになっています。

最初に「集中講義」を読み、その後「練習問題」「実践問題」を解くようにします。

この本をマスターしたら、より難易度の高い問題集を解くか、共通テストや志望校の過去問を解いていくとよいでしょう。

 

・特徴

①問題文が短めで取り組みやすい
②問題が全45問あり、ボリュームが多い
③読解の練習をしつつ、文法の確認もできる
④解説では古文のに現代語訳があり内容を把握しやすい

 

 

 

ウ マーク式基礎問題集古文

→共通テストの問題形式に慣れるための問題集

【動画】参考書MAP|マーク式基礎問題集古文【武田塾】

 

 

「古文上達基礎編」で読解問題に慣れた後は、「マーク式基礎問題集 古文」を解いていきます。この本は共通テスト(センター試験)と問題形式が似た問題集となっており、共通テスト対策にもなります。

ただ、問題の難易度は共通テストに比べて少し易しめとなっています。

 

・特徴

①共通テストの問題形式に似ている
②解説が詳しい

 

 

 

エ その他古文読解の参考書

→記述対策、私大対策など志望する大学の問題傾向に合わせて使おう!

 

【動画】古文読解の演習系参考書を徹底比較!パート1【参考書MAP】

 

 

ここで紹介する参考書は上で紹介した3冊の問題集を解き、基礎を固めた人がより難易度の高い問題集を解きたい人向けに紹介していきます。

①中堅私大古文演習

日東駒専~MARCH・関関同立などのレベルの問題が多数収録されています。

 

 

 

②首都圏「難関」私大古文演習

GMARCH~早慶上智レベルの問題が多数収録されています。

 

 

 

③入試精選問題集 古文

難関私大+難関国公立大学の問題が多数収録されています

 

 

 

④得点奪取古文

記述問題対策に適した問題集です

 

 

 

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④古文読解をマスターするまでの流れは?

【動画】古文を読めるようになるには慣れしかないのでしょうか?【馬場センセイの大学受験1問1答 vol.314】

 

 

ここでは古文読解を最速でマスターする方法についてみていきます。

ア 古文読解の解き方を学ぶ

→いきなり問題演習をしないこと!

 

古文単語・古典文法・古文常識を身に付いた後は古文読解の演習に入りますが、いきなり問題集を使って問題演習をしないようにしましょう。

それは上で書いたように、古文がスラスラ読めるようにするには様々なテクニックを知らなければできないからです。

本格的な問題演習に入る前に、「富井の古文読解をはじめからていねいに」などを読んで、読解の方法を学ぶようにしましょう。

 

イ 易しめの問題集から始める

→いきなり志望校レベルの問題を解かないこと

 

「富井の古文読解をはじめからていねいに」で解き方を学んだあとは、いよいよ問題演習に入っていきます。

そこで気を付けてほしいのは、例えば志望校が早稲田だからといって「首都圏「難関」私大古文演習」のような早稲田レベルの問題から始めてはいけないことです。

最初は「古文上達基礎編」のような簡単な問題集から始め、少しずつ問題のレベルを上げるようにしましょう。

 

ウ 問題を解いただけで終わらないこと

→解説を読む、音読をするなどして理解度を高めよう!

 

問題演習をする際に大切なことは、問題を解き丸付けをしただけで終わりにしないことです。

大事なのは「解説をしっかりと読む」こと、「解き直しをする」こと、そして「文章を音読する」ことです。

まず、解説を読み、現代語訳と原文を読み比べることで内容を理解します。(解答の根拠となる部分が本文のどこにあるのかまでを言えるようにしましょう。)

次に後日解き直しをして、できているかどうかをチェックします。

また、解いた文章を何度も音読することも大切です。音読をしてスラスラと読めるようになれば、文章を読むスピードが増し、さらには文章の内容が理解できるようになります。

 

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⑤塾講師西井の指導・勉強体験談

最後に豊橋の学習塾「とよはし練成塾」の教室長である私(西井)の指導体験談(勉強体験談)について話していきます。

私は小学生・中学生・高校生全教科を指導しています。高校生の古文も教えているわけですが、やはり定期的に私自身も勉強しないと内容を忘れてしまいます。

また、自分自身が勉強をすることで、効率の良い暗記の方法や勉強の方法などを生徒に伝えることができます。

 

ア 古文読解を指導して感じたことは?

→現役生は他の教科との兼ね合いが大事!

 

古文は「古文単語→古典文法→古文常識→古文読解」というルートで勉強していきますが、受験生、特に現役生は「他の教科との兼ね合い」と「学校の宿題との兼ね合い」が大事になってきます。

「他の教科との兼ね合い」とは古文にどれだけ時間がかけられるかということです。

受験勉強の中心となる教科はやはり英語・数学です。もしこの2教科があまり仕上がっていなかった場合は、古文にかけられる時間は必然的に少なくなってしまいます。

また、「学校との宿題の兼ね合い」とは、学校で使っている問題集をどう活用していくかということが大事になってきます。

学校で使っている問題集で普通に解けるのであれば、わざわざ上で紹介した問題集を使う必要はありません。

解説を読んでもわからない場合など、使いにくい場合は市販の問題集を使っていけばいいと思います。

現役生はあれもこれも問題集に手を出して結局どれも十分にできなかった・・・ということのないようにしましょう。

 

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