この記事を書いた人


西井佑一(にしい ゆういち)
愛知県豊橋市の「とよはし練成塾」の教室長。一人で中学生・高校生の全ての教科(英数理社国)を指導している。塾講師歴13年でこれまで集団塾・個別指導塾で指導経験あり。これまで多くの生徒を第1志望に合格させた経験を踏まえて勉強法や入試情報をお伝えします。

高校生の勉強法(5教科編)

【共通テスト】政治・経済の勉強法・対策とおすすめ問題集・参考書は?【49記事目】

 

高校生の勉強法

大学受験や各教科の勉強法などが満載!

 

豊橋市の個別指導塾「とよはし練成塾」が書く49記事目の記事です。今回は、「【共通テスト】政治・経済の勉強法・対策とおすすめ問題集・参考書は?」についてみていきます。

短期間で仕上がる政治経済の共通テスト対策についてみていきます。

 

 

①共通テスト政治・経済の内容と心構えは?

【動画】今から政治経済の勉強ってどうしていけばいいですか?〈受験トーーク〉

 

最初に共通テスト政治・経済の基本的な情報についてみていきます。

 

ア 政治・経済の配点、出題範囲は?

→配点は100点、出題範囲は政治や経済が中心!

 

【配点】100点満点

【受験者数】50,398人(2020年度)

【平均点】53.75点

【問題構成】(2018年試行調査より)

第1問政治
第2問国際社会
第3問経済
第4問国際経済

 

イ センター試験からの変更点は?

→文章量が増え、その場で考える問題が増えた

 

A 変更点

・問題文が長くなり、読解力が求められる

・図やグラフが複数出てどのような関係があるかを読み取る必要がある

・知識問題が少なくなっている

 

B センターと変わらない点

教科書の範囲を逸脱することはない

・基本事項の組み合わせで問題が出題される

 

このように、共通テストではセンター試験と変わらない部分もありますが、知識問題の減少や読み解く問題の増加など難易度そのものは上がっています。

そのため、政治・経済だけの勉強だけでなく、現代文の勉強なども日ごろしておくとよいでしょう。

 

ウ 政治・経済を受験で使う人は?

→文系で二次試験で社会がない人+理系

 

政治・経済を受験で使う人は、

【文系】二次試験で社会を使わない人
【理系】国公立大学志望者で地理よりも点数が取れる人

になってきます。

文系の場合、高3で授業がある学校が多いため、勉強しやすい環境にありますが、理系の場合は授業でやらない場合もあります。

そうなると、独学で勉強しなければならないため、主要科目でない政経にどこまで時間をかけられるかという問題も出てきます。

ただ、政経は過去問等をやり込めば高得点が取れるため、日本史・世界史・地理などで行き詰まった時は政経で受験するのもありでしょう。

 

エ 現社と政経の違いは?

→現社は広く浅く学び、政経は狭く深く学ぶ!

【動画】公民4科目どれを選択する?それぞれの特徴・内容・勉強法を清水雅博が紹介!「政治・経済」「倫理」「倫理・政経」「現代社会」受験生必見◎

 

 

「現社と政経って何が違うんですか?」

このようなことを思う人は少なくないでしょう。

現社と政経は学ぶ内容はよく似ていますが、実は大きな違いがあります。それは、

現代社会科目政治・経済
政治経済+倫理学習内容政治経済の内容
一般常識を知っていると
解ける問題も多い
テストの特徴教科書の内容を知らないと
できない問題が多い
6~8割までは比較的
取りやすい
テストの性質過去問を解けば
高得点を取れる

といった感じです。そのため、短期間で社会科目を仕上げたい人は「現代社会」を、じっくり勉強して8割以上とりたい人は「政治・経済」を選択するとよいでしょう。

 

オ 政経で受験できる大学は?

→近年は政経受験ができる大学が減少している!

 

政経は日本史・世界史・地理に比べると学習内容が狭く、短期間で仕上げることができますが、いくつか欠点があります。それは、

 

・現社より仕上がるまでに時間がかかる

・受験できる大学が少ない

です。二次試験や私大入試で社会がない場合は、現社の方がコスパが良いですし、二次試験や私大入試で政経で受験できる大学は極めて少ないです。

政経受験できる大学を挙げると、

専修大学、早稲田大学、神奈川大学、金城学院大学、椙山女学園大学、立命館大学、近畿大学など

です。このように数がかなり限られていますので、そのため使い勝手が悪い教科ともいえます。

みなさんの目指す志望校が政経受験できるかどうかをよく確かめて勉強するようにしましょう。

 

カ 政治・経済の勉強法

→高3夏に基礎固め、秋から過去問演習をしよう!

 

政治・経済は日本史や世界史に比べて量が少ないことや、中学校の「公民」で基本的な内容を学んでいるため、比較的短期間で仕上げることができます。

政治・経済を短期間で攻略するには、「知識を正確に理解する」「基本的な問題集を完璧にする」「過去問を解き、問題形式に慣れる」といったことが必要になってきます。

高3の夏~秋で始め、10~11月には過去問演習ができるように学習スケジュールを組んでいきましょう。

なお、政治経済では「一問一答問題集」をお勧めしません。それは、

・収録語数が多く、マスターするのに時間がかかる

・用語を覚えた所で点が取れるとは限らない

といったことがあるため、公民系科目については、違うやり方で基礎を身に付けるとよいでしょう。(勉強のやり方は後で紹介しています)

 

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②政治・経済のおすすめ参考書・問題集は?

次に政治・経済のおすすめの参考書・問題集を紹介していきます。なお、今回は共通テスト対策向けとなっています。

 

ア 蔭山の共通テスト政治・経済

→政経の内容がコンパクトにまとまっている本

【動画】参考書MAP|蔭山のセンター政治・経済【武田塾】

 

数少ない政治・経済の参考書の中で最も見やすく、分かりやすい教材といえます。その理由としては、「講義調で書かれている」「ポイントが箇条書きでまとまっている」「図表やイラストが豊富で見やすい」といった所があるからです。

また、巻末には「キーワードスピードチェック」があり、ここでは政治・経済の基本的な用語を穴埋め方式で確認することができます。

一問一答集を使うのではなく、こちらのスピードチェックで基礎を確認していった方が、短期間でマスターすることができます。

・特徴

①字が全体的に大きく見やすい
時事問題対策も充実している
③巻末のキーワードスピードチェックで基礎固めができる

 

 

 

イ 共通テスト政治・経済集中講義

→1冊で「参考書+問題集」の役割をする万能な教材

【動画】参考書MAP|センター試験政治・経済集中講義【武田塾】

 

 

共通テスト向けの問題集はいろいろありますが、個人的には、「共通テスト政治・経済集中講義」がおすすめです。

その理由は、

・50テーマにまとまっており、短期間で仕上げることができる
・まとめ部分には重要語句が赤字で書かれている
・問題の解説が詳しい(全ての選択肢に解説がある)

といったことが挙げられます。1日1テーマなら50日で、2テーマなら25日で1通り仕上げることができます。

 

・特徴

①まとめ部分がコンパクトにまとまっている
②問題の解説が詳しく独学者向け

 

 

 

ウ 赤本、各予備校の予想問題集

→できるだけ数多くの問題を解こう!

【動画】【直前対策!!】センター試験・政治経済の壁を越える方法!!|センター試験の壁

 

 

最後に過去問演習を行っていきます。最初はセンター試験の過去問を5年分以上解くようにしましょう。共通テストの問題に比べるとセンター試験は知識があれば解ける問題が多いため、ここで定着度を確認していきます。

また、センター試験の過去問題集は、赤本・黒本(河合塾)・青本(駿台)とありますが、個人的には黒本(河合塾)のものを勧めています。

それは、黒本は解説が詳しいからです。そのため特にこだわりがなければ黒本で過去問を解いていくといいでしょう。

また、「政治・経済」のみならず、「倫理政経」の政経分野や「現代社会」の問題も解いて見ると良いでしょう。

その後は各予備校で出版されている予想問題集を解いていきます。難易度的には、

「Z会→駿台→代ゼミ・河合」の順(Z会が一番難しい)となっています。最初は河合塾の予想問題集から解いていけばいいでしょう。

なお、政治・経済の場合は、あまりにも古い年度のものを解くと、今と答えが違う場合がありますので気を付けてください。

 

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③共通テスト政治・経済の勉強法は?

【動画】政治・経済の勉強法(全部入りVer.)|教科別勉強法

 

 

最後に共通テストで高得点を取るための勉強法についてみていきます。

 

ア 参考書を一通り読み、内容を思い出す

→参考書を読んで習った内容を思い出そう!

 

多くの人は高1で現代社会を習い、高3で政治・経済を習います。(文系選択の場合)

高1から高3の間で時間が空いていますので、勉強の最初は「思い出す」所から始めるようにしましょう。最初から語句を覚えようとすると、正答率が低い可能性があり、それが続くと勉強へのやる気を失いかねません。

そのため、まずは、「蔭山の共通テスト政治・経済」を読み、内容を思い出していきましょう。

政治・経済という教科は丸暗記が通用しない科目ですので、政治や経済のしくみをしっかりと理解するようにしましょう。

 

イ 語句の暗記

→重要な語句を完璧に覚えよう!

 

内容を理解したら次に用語の暗記に入ります。使うのは、「蔭山の共通テスト政治・経済」の巻末にある「キーワードスピードチェック」です。

これは、共通テストに出る内容を穴埋め形式でかつコンパクトにまとまっているため、短時間で仕上げることができます。

最初に一通りチェックをして、その後覚えていない用語を集中的に覚えるようにしましょう。その際に語句の意味が分からない場合は、必ず意味を確認するようにして下さい。

 

ウ 問題集を解く

→全ての選択肢が解説できるようにする

 

次に共通テスト形式の問題集を解いていきます。(おすすめは「共通テスト政治・経済集中講義」です。)

最初にまとめ部分を読み、内容を確認します。(赤字部分はしっかりと覚えるようにしましょう。)

その後、右ページにある問題を解いていきます。問題を解いた後、丸つけをします。その後、他の選択肢にも目を通し、内容を確認してきます。

「共通テスト政治・経済集中講義」は解説にも重要語句には赤字で書かれているため、そこでも再度暗記をして基礎をさらに固めていきます。

全ての選択肢について理解ができるようになったら、過去問演習に入ります。

 

エ 図、グラフ、文章からヒントを探す

→粘り強く答えに結び付く内容を探し出す練習をしよう!

 

共通テスト対策問題集や過去問、予想問題集になると難易度の高い問題が数多く出題されます。

そしてみなさんの中には文章が長かったり、グラフや図の読み取らなければならなかったりすると、「無理」「面倒くさい」という気持ちになり、その問題を解かなくなってしまいがちです。

しかし、そこから逃げていたのではいつまでたってもできるようにはなりません。

長い文章や図やグラフにはヒントとなる情報が隠れています。それを探し出すことが共通テストを突破するには求められるのです。

ですので、大事な情報には線を引くなどして、何について聞いているのかを考えながら解くようにしましょう。

 

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