この記事を書いた人


西井佑一(にしい ゆういち)
愛知県豊橋市の「とよはし練成塾」の教室長。一人で中学生・高校生の全ての教科(英数理社国)を指導している。塾講師歴13年でこれまで集団塾・個別指導塾で指導経験あり。これまで多くの生徒を第1志望に合格させた経験を踏まえて勉強法や入試情報をお伝えします。

高校生の勉強法(5教科編)

【共通テスト】化学基礎の勉強法・対策とおすすめ問題集・参考書は?【41記事目】

 

高校生の勉強法

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豊橋市の個別指導塾「とよはし練成塾」が書く41記事目の記事です。今回は、「【共通テスト】化学基礎の勉強法・対策とおすすめ問題集・参考書は?」についてみていきます。

短期間で仕上がる化学基礎の共通テスト対策についてみていきます。

 

 

①共通テスト化学基礎の内容と心構えは?

【動画】「理科基礎2科目はいつから始める?」…現在高2、生物基礎と地学基礎を9割取りたいです!!|受験相談SOS vol.1105

 

最初に共通テスト化学基礎の基本的な情報についてみていきます。

 

ア 化学基礎の配点、出題範囲は?

→配点は50点、出題範囲は理論化学の一部!

 

【配点】50点満点

【受験者数】110,955人(2020年度)

【平均点】28.20点

【問題構成】(2018年試行調査より)

第1問化学の基礎、身のまわりの化学
第2問酸化数、化学反応の量的関係
第3問中和滴定

 

イ センター試験からの変更点は?

→文章量が増え、その場で考える問題が増えた

 

A 変更点

・問題文が長くなり、読解力が求められる

・図やグラフが複数出てどのような関係があるかを読み取る必要がある

・知識問題が少なくなっている

 

B センターと変わらない点

教科書の範囲を逸脱することはない

・基本事項の組み合わせで問題が出題される

・実験の方法は教科書にあるものに限られる

 

このように、共通テストではセンター試験と変わらない部分もありますが、知識問題の減少や読み解く問題の増加など難易度そのものは上がっています。

そのため、化学基礎だけの勉強だけでなく、現代文の勉強なども日ごろしておくとよいでしょう。

 

ウ 化学基礎の勉強法(文系)

→高3夏に基礎固め、秋から過去問演習をしよう!

 

文系の場合、理科は共通テストでしか使わないため、化学基礎にあまり時間をかけたくないと思っている人が多いでしょう。

とはいえ、化学基礎の配点は50点あるため、ここである程度点数を取らないと苦しくなってきます。

化学基礎を短期間で攻略するには、「知識を正確に理解する」「基本的な問題集を完璧にする」「過去問を解き、問題形式に慣れる」といったことが必要になってきます。

高3の春・夏から化学基礎の勉強を始め、10~11月には過去問演習ができるように学習スケジュールを組んでいきましょう。

 

エ 化学基礎の勉強法(理系)

→力試しに基礎科目を解いてみよう!

 

理系の場合は、基礎科目ではなく発展科目で受験する人がほとんどです。しかし、化学基礎は理論化学の基本的な内容が出題されているため、理系の人もぜひ化学基礎の問題にチャレンジしてみるとよいでしょう。

なお、過去問を解くタイミングは基礎分野が終わった時です。一般的な高校であれば、高1~高2の2学期までには化学基礎の授業が終わりますので、そこで一度解いてみてください。

高得点が取れていれば問題ないですが、そうでない場合は点が取れなかった分野は再度復習するようにしましょう。

 

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②化学基礎のおすすめ参考書・問題集は?

次に化学基礎のおすすめの参考書・問題集を紹介していきます。なお、今回は共通テスト対策向けとなっています。

 

ア 坂田アキラの化学基礎の解法が面白いほどわかる本

→計算の仕方がとにかく詳しい参考書

【動画】【神教材紹介!】坂田アキラさんの「面白いほどわかるシリーズ」を使うべし!【苦手克服に最強】

 

「坂田アキラ」シリーズは化学のみならず、数学・物理にも同様の参考書が出版されています。そしてこれらの本の共通点は、「計算が詳しく書かれている」ということです。

多くの参考書では、途中式が省略されていることが多く、「なぜこの式になったのだろう?」と考えてしまうことも出てきます。そして、それが続くと苦手意識が高まり、最後にはやる気をなくしてしまうということにも成りかねません。

しかし、この本では、本当に細かく式が書かれているため、多くの人がつまづきやすい「mol」「中和」「酸化還元」といった単元も理解しながら計算できるようになります。

・特徴

①計算が詳しく書かれている
②かわいらしいキャラクターがたくさん出てくる
③最初の1冊としておすすめ!

 

 

 

イ 決める!共通テスト化学基礎

→定期テストは学校で使っている問題集から出るため完璧にしよう!

【動画】文系は今すぐ理科基礎をやれ!一ヶ月で9割とる勉強法と参考書を紹介。

 

共通テスト向けの参考書はいろいろありますが、個人的には、「きめる!共通テスト化学基礎」がおすすめです。

その理由は、「見やすい」からです。全ページフルカラー、図や表が多い、字が大きいなどといった工夫がされており、非常に使いやすいです。

共通テストの化学基礎の全体像を知る上では、ぜひ使っていきたい1冊です。(定期テスト向けにも使えます。)

 

・特徴

①全ページフルカラーで見やすい
②あくまで参考書であるため、問題数は少なめ。

 

 

 

ウ リードLightノート 化学基礎

→基礎レベルの確認ができる問題集

【動画】リードLightノート 化学基礎 & 化学|武田塾厳選! 今日の一冊

 

数研出版から出ている化学基礎の問題集です。化学基礎の問題集としては問題量が多く、また各単元の最初には穴埋め形式で基本的な用語を知っているかどうかを確認できるため、使いやすい問題集です。

問題を解き、解説を見てもわからない場合は、上で紹介した「坂田アキラの化学基礎の解法が面白いほどわかる本」を使って、計算の仕方などを確認しましょう。

ここに出てくる問題を完璧にすれば、共通テストの過去問に十分対応できるレベルになっていきます。

 

・特徴

①穴埋め形式の問題で基本的な用語の意味を確認できる
②問題数が多く、いろいろなパターンの問題に対応できる

 

 

 

エ カテゴリー別 大学入学共通テスト対策問題集 化学基礎

→共通テストに対応した問題集

【動画】化学の基礎の問題集を徹底比較!【参考書MAP】

 

数研出版から出ている共通テストの問題に対応した問題集です。分野別に分かれているため、過去問や予想問題集に取り組む前に時間が余裕があればやっておきたい1冊です。

上で紹介した「リードLightノート化学基礎」と同じ出版社の問題集であるため、続けて使う人からすれば使いやすい問題集といえるでしょう。

・特徴

①分野ごとに分かれているため使いやすい
②実験問題、グラフ・図を読み解く問題、読解問題などもあり共通テストに対応できる

 

 

 

オ 赤本、各予備校の予想問題集

→できるだけ数多くの問題を解こう!

【動画】【直前対策!!】センター試験・化学基礎の壁を越える方法!!|センター試験の壁

 

最後に過去問演習を行っていきます。最初はセンター試験の過去問を5年分以上解くようにしましょう。共通テストの問題に比べるとセンター試験は知識があれば解ける問題が多いため、ここで定着度を確認していきます。

また、センター試験の過去問題集は、赤本・黒本(河合塾)・青本(駿台)とありますが、個人的には黒本(河合塾)のものを勧めています。

それは、黒本は解説が詳しいからです。そのため特にこだわりがなければ黒本で過去問を解いていくといいでしょう。

その後は各予備校で出版されている予想問題集を解いていきます。難易度的には

「Z会→駿台→代ゼミ・河合」の順(Z会が一番難しい)となっています。最初は河合塾の予想問題集から解いていけばいいでしょう。

 

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③共通テスト化学基礎の勉強法は?

【動画】センター化学基礎の勉強法【阪大合格者が4分で解説】

 

最後に共通テストで高得点を取るための勉強法についてみていきます。

 

ア 用語の意味を完璧に覚える

→「用語→意味」が言えるように暗記をしよう!

 

化学基礎には「同素体」「同位体」「電気陰性度」「水素イオン濃度」といった重要な用語がたくさん出てきます。

まず、みなさんにやってほしいことは、これらの用語の意味を覚えることです。

それは、「同素体=同じ元素からできていて、互いに性質の異なる単体どうし」、「同位体=原子番号が同じで質量数が異なる原子どうし」といったように定義をしっかりと覚えていくことです。

共通テストでは物事の本質を問う問題が多く出題されます。そうなると、うろ覚えの状態ですと、正解の選択肢にたどり着くことが難しくなるでしょう。

そうならないように基本知識を完璧に理解するようにしましょう。

 

イ まず基本例題だけを繰り返す

→最初に例題を完璧にする

 

リードLightノートや学校で使っている問題集はいずれも問題数が多いです。そのため、最初から全ての問題を解こうとすると、どうしても消化不良で終わってしまう可能性があります。

そうならないためにも、最初は解く問題を絞って取り組むようにしましょう。リードLightノートで例に挙げると、最初は「例題」のみ解いていくとよいでしょう。

例題だけであれば、数問~数十問しかないため、短時間で仕上げることができます。その後、基本問題、発展問題と少しずつ幅を広げていけばいいでしょう。

例題→基本問題→発展問題と取り組むことで、初めの単元から最後の単元までを最低3周繰り返すことができます。そうすることで知識の定着度も高まっていくでしょう。

 

ウ 「なぜそうなるのか?」を意識して解く

→計算問題の解き方を丸暗記してはいけない!

 

計算問題ができなかった時に、解説を読んでなんとなくわかって終わりという人がいます。しかし、「なんとなく」ではいつまでたってもできません。

大事なのは、なぜこの計算式になるのかを考えることです。セミナーやアクセス、リードLightノートは問題によっては計算過程が省略されているものもあります。ですので、人によってはどうしてそうなるのかが分からないこともあるでしょう。

その場合は、「人に聞く」「参考書を読んで解決する」などして、理解度を高めるようにしましょう。

 

エ 図、グラフ、文章からヒントを探す

→粘り強く答えに結び付く内容を探し出す練習をしよう!

 

共通テスト対策問題集や過去問、予想問題集になると難易度の高い問題が数多く出題されます。

そしてみなさんの中には文章が長かったり、グラフや図の読み取らなければならなかったりすると、「無理」「面倒くさい」という気持ちになり、その問題を解かなくなってしまいがちです。

しかし、そこから逃げていたのではいつまでたってもできるようにはなりません。

長い文章や図やグラフにはヒントとなる情報が隠れています。それを探し出すことが共通テストを突破するには求められるのです。

ですので、大事な情報には線を引くなどして、何について聞いているのかを考えながら解くようにしましょう。

 

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