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【社会科学系②】小論文の頻出テーマ・解答例ネタ一覧、おすすめ問題集です。小論文(社会科学系)の頻出テーマ・解答例ネタ一覧、おすすめ問題集・過去問について豊橋市の学習塾「とよはし練成塾」の西井が紹介していきます。(この記事は39記事目です。)
小論文テーマ・解答例一覧はこちら
①人文科学系 | ②社会科学系(1) | ③社会科学系(2) | ④自然科学系(1) |
⑤自然科学系(2) | ⑥教育学部系 | ⑦看護医療系 | ⑧小論文の書き方 |
①社会科学系小論文の頻出テーマは?
ここでは社会科学系(法・経済)小論文に頻出のテーマと例文について見ていきます。
ア 若者の政治参加
→若者の政治への関心の低さが問題になっている!
【原因】
①政治に対する期待が薄れているため。
【問題点】
①高齢者に有利な政治が行われやすくなる危険性がある。
【対策】
①行政による啓発活動、教育を通じて若者に選挙の必要性を感じさせること。
②インターネットでの投票を活用し、選挙への敷居を低くする。
イ 少子化
→全人口に対して15歳未満の人口の比率が低くなること
【背景】
①女性の社会進出による晩婚化や未婚化。
②非正規雇用者の増加により安定した収入が確保しづらくなり、結婚にためらう人が増加している。
【問題点】
①労働力が不足し日本経済が停滞する可能性がある。
②税金や社会保障に関する負担が増加する。
③同世代の子どもたちの交流機会が減少する。
【対策】
①育児休業制度の整備、保育所の充実、男性の育児休暇を義務付けるなどの子育てのしやすい環境づくり。
②非正規雇用者の正規雇用などの若年層の雇用対策。
ウ 経済のグローバル化
→経済活動が地球規模で展開する動き
【メリット】
①企業が事業規模を拡大できる。
②人件費の安い外国に生産拠点を移すので生産コストの削減が可能。
③商品の移動が自由になり、消費者は外国の商品を購入できるようになる。
【デメリット】
①国内の生産拠点が減り、産業の空洞化になる危険性がある。
②国際的なつながりが強くなり、ある国(地域)の経済危機が世界中に影響を与えてしまう。
エ 不況
→景気後退ののちに経済活動が停滞すること
【問題点】
①企業は収益が悪化し、場合によっては倒産してしまう可能性がある。
②労働者は賃金が下がったり、仕事がなくなる可能性がある。
③政府の税収が下がり、行政サービスの質が低下する。
【対策】
①財政政策や金融政策を通して有効需要を生み出す。
②小さな政府を目指したり規制緩和を行う。
オ 企業の不祥事
→企業が社会の信頼を失墜させる出来事
【具体例】
①企業(従業員)の犯罪行為や不正行為、商品の欠陥、セクハラ・パワハラなど
【原因】
①経営者や従業員のモラル低下やミス
②株主や顧客、消費者を無視したり軽視したりした行動をとる
【対策】
①利害関係者を重視した活動が行える仕組みを整えること
②従業員のモラル向上とミス防止策の徹底
③不祥事の隠蔽防止策を講じること
カ 多数決制度
→賛成者の多い意見によって物事を決めること
【メリット】
①多くの人間が納得できるので、公平性を保つことができる
【デメリット】
①少数派の意見が通らない
②意思決定するまでに時間がかかる
キ 食料自給率
→国内で消費されている食料のうち、国内で生産されている割合
【背景】
①米食からパン食への食の欧米化
②関税が低く安い外国産の食料品を輸入しやすい
【問題点】
①世界の人口が増加すると食料需要が増加し、安定して輸入に頼ることが困難になる
【対策】
①輸入に頼るのではなく、国産の農作物を積極的に取り入れる
②食品ロスをなくし、食べ物の消費量を減らす
ク 高齢化
→全人口に対する高齢者の比率が相対的に高くなること
【背景】
①医療技術の発達などにより、高齢者の死亡率が低下していること。
②晩婚化や未婚化などにより若年層の人口が減っていること。
【問題点】
①高齢者を支えるために若年層の税金や社会保険の負担が増加する。
②高齢者中心の政治が行われやすくなる。
【対策】
①少子化対策や労働環境の改善をすることで子供を産みやすい環境を整える。
②現役世代の負担増や、高齢者医療費の個人負担増、年金の減額などを行う。
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②法・経済系小論文の過去問一覧は?
【動画】【最新版】法学系統(法学部) 頻出テーマ分析
法学部・経済、経営学部系の小論文の過去問一覧です。
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③法・経済学部系小論文のおすすめ参考書は?
【動画】【あなたの質問にドンドン答える!!】小論文はいつから始めるの!?|《一問一答》教えて中森先生!!
次に法学部・経済学部系向け小論文対策の参考書・問題集についてみていきます。
ア 小論文の基本的な書き方
→動画とワークで誰でも書けるようになる本
「小論文の基本的な書き方」は「小論文と作文の違いは?」「原稿用紙の使い方は?」「小論文の書き方は?」といったように、これから小論文を書き始めようとする人におすすめの1冊です。
また、1ページ当たりの文字数が少なく、また動画DVDとワークがあるため、かなり使いやすい本です。
イ 今から間に合う小論文
→社会科学系だけに限らず現代社会の問題を知ることができる本
「今から間に合う小論文」は社会科学系だけに限らず、経済・医療・科学技術・環境といったように現代社会の諸問題について一通りカバーしている本です。
法学部・経済学部・経営学部の人は、「法・経済」「国際化」「生活と文化」のテーマがメインとなりますが、一般常識を身に着けるためにも時間があれば他の分野にも目を通しておくとよいでしょう。
ポイントを読み、解答例を暗唱するくらい何度も声に出して読みましょう。
ウ 小論文の完全ネタ本 社会科学系編
→小論文の例文とキーワードの説明が充実している本
社会科学系の42テーマの小論文の例文と、521ものキーワードの説明が書かれています。キーワードは量が多いですので、新聞や本などで気になった言葉が出てきた場合や、小論文を書く場合などに調べる感じで使っていけばよいでしょう。
また、小論文の例文は段落ごとに書くポイントがまとまっていますので、何を書いたらよいかを意識した上で暗唱していくとよいでしょう。
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