中・高校生向けの勉強への心構えなどが満載!
模試でA判定でも落ちる理由、E判定でも受かる理由についての記事です。模試でA判定でも落ちる確率や理由、原因や、E判定でも受かる理由について豊橋市の学習塾「とよはし練成塾」の西井が紹介していきます。(この記事は292記事目です。)
①模試でA判定でも受験で落ちる理由は?
【動画】模試の判定を信じすぎるとどうなる?〈受験トーーク〉
「模試でA判定を取ったら志望校に合格間違いなしですか?」
「E判定だったら受験を諦めた方がいいですか?」
このように思っている人はいませんか?
今回そのような人の向けに模試でA判定を取っても入試に不合格になる可能性になる原因について話をしていきます。
A判定をとっても決して油断をしないで下さいという内容の記事です。
ア 模試では得意な分野ばかり出ていた
→一回の模試では全範囲出すことはできない
まず、考えられるのが模試では得意な分野ばかり出ていたからです。
例えば、数学や理科、社会などは一回の模試で全範囲を出すことはできません。
そのため、模試によっては出来不出来に差がでることがあります。
例えば、理科で「天気は得意だが、天体は苦手」な生徒がいたとします。
そうすると、模試で天気の分野が出れば正答率は高くなります。
そして、入試で天体の分野が出れば出来が悪くなります。(高校生の場合は、数学で「数列は得意だが、ベクトルは苦手」というような生徒がいると想像をしてみて下さい。)
こういったことが出てくるため、模試の結果と入試の出来では差が出てくるのです。
言い方は悪いですが、模試はたまたまできたと思っておいた方がいいでしょう。
イ マーク式の場合は勘で当たることもある
→選択式の場合は点数に上下が出てくる
また、マーク式や選択式の場合は、勘で当たってしまうこともあります。(記述問題は完全に実力が出ますが。)
これも先ほどと理由は同じで、模試でたまたま当たってしまう一方で、入試本番で緊張やプレッシャーや運のせいでことごとくは答えを外してしまうことがあります。
ですので、先ほどと同様模試の出来不出来は完全に信用しない方がいいでしょう。
ウ 本番独特の雰囲気にのまれてしまった
→練習と本番では雰囲気が違う
模試はあくまで練習です。
しかし、入試本番はある意味みなさんの人生がかかった試験です。
そうなると、模試以上に緊張し、プレッシャーがかかり、いつもでは考えられないミスをする可能性があります。
例えば、
・時間配分を誤った
・問題文を読み間違えた
・スペルミス、計算ミスが目立った
というようなことが、入試本番では出てくるのです。
そこで点数を大幅に落として、結果入試で不合格になってしまう可能性が出てくるのです。
エ 周りの成績が伸びて逆転された
→油断大敵。勉強しなくなると成績が下がる
模試でA判定をとると、「俺(私)はもう大丈夫だ」と思って、あまり勉強しなくなる人がいます。
一方で周りの受験生は、合格に向けて一生懸命勉強します。
そうなると、最初はみなさんの方ができていたのに、入試本番にはそれが逆転し、合格できない状況になってしまうのです。
模試はあくまで、「その時点での実力」です。
例えば、11月に受けた模試は、「11月の実力」であって、それが入試本番まで持続するわけではありません。
加えて、人間は定期的に復習しないとどんどん忘れてしまう生き物です。
油断して勉強しなくなると、成績が下がるのは当然のことなのです。
そうならないように、しっかりと勉強するようにしましょう。
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②E判定でも合格できるのか?
【動画】落ちるA判定&合格るE判定!? 判定と結果が逆転してしまう生徒の特徴を紹介!
次に逆に模試でE判定でも合格できるのかについてみていきます。
ア 基本的には合格は難しい
→「E判定=限りなく不合格に近い」という認識を持とう
厳しいことを言いますが、模試でE判定であった場合、その高校(大学)に受かる可能性はほとんどありません。
まずはこのことを認識してください。
先ほどA判定を取っても合格できない場合があるといいましたが、やはりそれでも合格できる可能性は高いです。
判定がいい人ほど志望校に受かる可能性は高いのです。
今まで私は多くの人を指導してきましたが、模試でE判定なのに「合格できる」「まだ何とかなる」と思っている人の多くは、どこか無計画の人が多いような気がします。
つまり、自分の現状をよく分かっていないのです。
特に多いのが、今までたいした努力もせずにテストや入試を乗り切ってきた人です。
こういう人たちは、「今回も何とかなるさ」という思いが根底にあります。
ただ、それがいつまでも続くとは限りません。
そのため、自分の現状をまず理解し、危機感を持って勉強することが大切なのです。
イ 勉強の「質」と「量」を改める
ただ、それでも合格をしたいと思っている人は、勉強のやり方を根本的に改める必要があります。
勉強ができるようになるには、勉強の「量」と「質」が大事になってきます。
まずは、勉強の量をこれまで以上に増やすようにしましょう。
逆転で合格をするには、寝る時間以外はほぼ勉強に時間を費やすくらいの生活を送るようにしましょう。
また、勉強の質にもこだわりましょう。
「できないものをできるようにする」のが勉強です。
問題集等を解いてできなかった問題などを復習してできるようにするのが勉強なのです。
それなのに、
・教科書の重要部分に蛍光ペンで線を引く
・まとめノートをつくる
といったことだけで終わっていませんか?
繰り返し言いますが、「できなかった」ところを徹底的に復習をして、「できる」ようにするための勉強をするようにしましょう。
「できない」問題を放置しても、「できる」ようにはなりませんので気をつけましょう。
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