中・高校生向けの勉強への心構えなどが満載!
【高校・大学受験】部活を辞めて勉強に専念すれば成績は伸びるのか?についての記事です。高校受験や大学受験のために部活を辞めて勉強に専念すれば成績は伸びるのかということについて豊橋市の学習塾「とよはし練成塾」の西井が紹介していきます。(この記事は281記事目です。)
①部活を辞めれば勉強に専念できるのか?
【動画】学校の先生「部活を途中で辞めた人は成績が伸びない」…どう思いますか??|受験相談SOS vol.1370
「部活が大変で勉強する時間がありません」
「勉強に専念したいので部活を辞めようと思っています」
このようなことを思っている人がいるかもしれません。
今回はそのような人向けに部活を辞めれば勉強に専念できるのかということについてみていきます。
ア 物理的な時間は増える
→毎日2時間くらい早く家に帰れる
まず、部活を辞めることで確かに物理的な時間は増えます。
平日が毎日2時間、土日のどちらかで3時間部活動を行っていたとします。(週2回休みがあるとします。)
そうなると、1週間で11時間分の時間が浮くことになります。
これは1年で572時間時間が増えることになりますので、結構な量の時間を勉強に回すことができます。
さらに、野球部やサッカー部のように朝練もある、土日は毎週練習試合という部活であれば、さらに部活動の時間は増えるでしょう。
加えて、部活動が終わって家に帰ると、疲れが溜まっており、すぐに勉強ができない人もいるでしょう。
そのために、時間を増やすという意味では部活を辞めるのはアリかもしれません。
イ 浮いた時間を勉強に回すことができるか?
→今まで部活動をしていた時間をどれだけ勉強に回せるかがポイント
そしてこの浮いた時間(1週間で11時間)を勉強に回すことができれば、部活を辞める意味はあります。
しかし、中には、「家に早く帰ることができるようになったから、少しのんびりしよう。」という思いから、ダラダラとした生活をしてしまう人がいます。
これでは部活動を辞めた意味がありません。
「ただ、楽をしたかったから部活動を辞めたのですか?」という風に言いたくなってしまいます。
そうではなく、勉強をするために部活動を辞めたんだということを意識しながら、生活するようにしましょう。
ウ 最後まで部活動をしていた人の方が集中力があります
→部活を早くやめたからと言って勉強に集中できるとは限らない
全員が全員ではありませんが、私の指導経験上、部活動を途中で辞めた生徒よりも最後までやり切った生徒の方が集中力があるように感じます。
途中で辞めた生徒は、どうしても自分に甘い所があり、自主的に勉強ができていないような気がします。
また、「今まで勉強できなかったのは部活に時間をとられていたからだ」というような言い訳が多い気もします。
このように自分に甘いと、例えば受験直前期になっても本腰を入れて勉強をすることはできません。
一方で、最後まで部活をやっていた生徒は、部活をやりきったという充実感があり、そして、そこから集中して受験勉強をすることができます。
エ 私の体験談
最後に私の失敗した体験談について話をしていきます。
私は高校生の時、陸上部でした。
陸上部の最後の大会は高3の4月の春の大会です。
しかし、私は高2の冬の駅伝大会後に部活を辞めました。
それは名目上は勉強に専念したいからという理由で辞めましたが、実際は何となく早く辞めたかったからにすぎませんでした。
部活が終わっても勉強に切り替えることができずに、たまに部活動に参加して走ったりしていました。
これでは何のために部活を辞めたのかと今になって非常に後悔しています。
そして、受験生になっても勉強にあまり身が入らず、ダラダラとした生活を過ごし、当然のように現役で大学に合格はできませんでした。(一年間浪人することになりました。)
一方で、最後まで部活をしていた同級生は、名古屋大学や筑波大学、愛知教育大学、早稲田大学といった難関大学に合格しています。
ですので、部活を早くやめたからといって、勉強ができるわけでもないし、まして合格できるわけでもないことをみなさんは知っておいてください。
ただし、高校生の頃の私とは違って、勉強する目的がしっかりとしている人は辞めてもいいと思います。
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