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英語長文読解問題の読み方や解き方のコツ、テクニックです。英語の長文読解問題の解き方のコツやテクニックについて豊橋市の学習塾「とよはし練成塾」の西井が紹介していきます。(この記事は277記事目です。)
①英語の文章が速く読めない原因は?
【動画】「英文を読むのが遅い」「速読できるようになりたい」…という方に大事なポイントとは?速読以前に大事な〇〇を解説! |受験相談SOS vol.1630
高校入試や大学入試、模試などには英語の長文がこれでもかというくらい出てきます。
また、英語の長文読解は配点が多いため、読解対策を疎かにすることはできません。
今回は、英語長文読解の読み方や解き方のコツやテクニックについてみていきます。
長文読解問題ができるようになるには、文章を素早く読む力をつける必要があります。
ですので、まずは文章を速く読めない原因からみていきます。
ア 単語や熟語を知らない
→単語を知らないとまともに文章が読めない
英語の長文は単語や熟語がつながってできています。
そのため、分からない単語や熟語が多いとそこで止まってしまい、結果文章を読むスピードが遅くなってしまいます。(内容もよく分からないでしょう。)
そのため、長文読解の練習をする前に、単語帳や熟語帳を使って語彙力を高めることが必要になってきます。
イ 文法や構文を知らない
→今まで習った文法や構文をしっかりと復習しよう
また、単語や熟語だけでなく、文法や構文が分からないと厳しいです。
英語と日本語の最大の違いは、英語には後置修飾があることです。
例えば、「公園でサッカーをしている少年はケンです。」という文章の場合、日本語では、「公園でサッカーをしている少年」と「公園でサッカーをしている」という言葉が前から「少年」という名詞を修飾しています。
しかし、英語では、「The boy playing soccer in the park is Ken.」というように、「The boy」の後ろに「playing soccer in the park」があります。
そのため、日本語とは違う英語の文法のルールに慣れないと文章がまともに読めない可能性があるのです。
ウ 前から読んでいない
上でも見たように、英語は日本語とは文の作りが異なります。
そして、文章を読むのが遅い人の特徴としては、英語を返り読みしている可能性が多いのです。
先ほどの例で言えば、
「The boy playing soccer in the park is Ken.」を
②the boy(少年は)
③is Ken(ケンです)
という風に前に戻って読んでいると、どうしても時間がかかってしまいます。
そうではなく、
②playing soccer in the park(サッカーをしている)
③is Ken(ケンです)
という風に、ある程度の所で区切って、前から順番に読むようにする必要があります。
長い文章になればなるほど、この読み方ができないと時間がかかってしまうので、前から読む習慣をつけるようにしましょう。
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②英語の読解問題の解き方は?
【動画】【受験生必見!】東大生が英語長文の勉強のコツを教えます!
次に英語の読解問題を解く時の読み方、解き方のコツについてみていきます。
ア 先に問題文を読む
→何について聞いているのかを確認する
みなさんは長文読解問題を解く時に、いきなり文章を読み始めていませんか?
特に実力テストや模試、高校(大学)入試の問題では、初見の問題であり、かつ長く難しい文章であることがほとんどです。
それらを予備知識なしでいきなり読もうとすると、やはり読み切るのに時間がかかります。
加えて、文章を読んだ後に問題文を読むと、「え~と、この文の答えとなる部分、本文中のどこに書いてあったっけ?」というように、再び本文を読まないといけなくなってきます。
そのため、文章を読む前に、必ず問題文を先に読むようにしましょう。
問題文を先に読むことで、「この傍線部の問題は指示語を聞いているんだな」「この傍線部の問題は理由を聞いているんだな」ということが分かり、メリハリをつけて読むことができます。(それが結果時間の短縮につながります。)
ただし、先に読むのはあくまで問題文だけで、選択肢まで全て読んでしまうと時間がなくなってしまいますので気をつけてください。
イ 1回読んだだけで全ての内容を理解しようとしない
→何回も読むことで少しずつ理解できる
入試などで出てくる文章は、基本的に難しいです。
多くの人はそれを1回読んだだけで理解できないと思います。
英語の読解問題では、1回目はさらっと読み、どんなことが書いてあるかだけをつかみ、あとは問題を解きながらじっくり解いていくようにしましょう。(また一つの段落を読むごとに簡単に文章の要約を書いておくと、後で読み返す際に時間を節約することができます。)
基本的には、傍線部の近くに解答の根拠が載っていることが多いので、2回目は傍線部周辺をよく読むようにしましょう。
また、選択肢に目を通すことで、本文の内容を理解できることもあります。
そのため、
全体をさっと読む→問題文を読む→傍線部中心及び選択肢を読む
といったことを行うことで、「あっ、この文章はこういうことを聞いているのか」というのが分かるようになってきます。
くれぐれも最初の1回で全てを理解しようとしないようにしましょう。
ウ 選択問題の解き方
→2択までしぼり、その後は選択肢同士を見比べよう
ここでは選択問題の解き方についてみていきます。(以下4択問題を例に話をしていきます。)
4択問題ではまず、2択まで絞る作業から始めましょう。
明らかに違うものを切り、残りの2つの選択肢まで絞るのです。(ここまでは時間をかけずにサクッと行いましょう。)
そして、残った2つの選択肢のうち、どちらが正しいかをじっくり検討していきます。
選択肢同士を見比べたり、本文に戻って解答の根拠を探したり、明らかに間違っている部分はないかを見つけたりということをして、正しい選択肢を見つけていきましょう。
なお、間違った選択肢の特徴としては、
・選択肢の一部だけ違っている
・文章中の言葉が使われている
といったことがあります。例えば、本文中に「私はサッカーが好きだ」とあって、選択肢に、
ア 作者はサッカーが好きではない
イ 作者は1チーム11人で行う球技が好きだ
とあるとしたら、「サッカー」という言葉に目が行ってしまうと、「ア」の選択肢を選びがちです。(今回は本文・選択肢が簡単なので間違えないと思いますが。)
このように間違いの選択肢はだいたい、本文中の言葉を使ってひっかけるようにしているのです。
もちろん、正解は「イ」です。「サッカー=11人で行う球技」と言い回しを変えることで、本当に文章を理解していないとできないようになっているのです。
くれぐれもこのような間違いはしないようにしましょう。
また、英語の場合、問題が文章の順番通りに出てくることが多いので、一つの段落を読んだら解ける問題はないか、逐一チェックをしていくとよいでしょう。
エ 記述問題の解き方
記述問題となると、
「何を書いたらいいか分からない」
「書くのが面倒くさいから空白でいいや」
と思ってしまう人がいます。
しかし、記述問題は配点が高く、ここで点が取れていないと英語の点数が伸びないため、しっかりと対策をすべきです。
そして、記述問題ができるようになるにはテクニックがあります。
それは、以下の通りです。
A 傍線部の近くをじっくり読む
例えば指示語(「これ・あれ」など)の問題であれば、解答の根拠となる部分は指示語の前に書いてあることが多いです。
また、理由を聞く問題や傍線部の言い換え問題であれば、傍線部の周辺を探していけばいいことになります。
このように基本的には、傍線部の近くを探していけば解答の根拠となる部分は見つかります。
あとは、その言葉を組み合わせて、問題の答えになるように微調整していきましょう。
B 問題に対する答えになっているかどうかを確認する
塾生の答えの中には、頑張って長い答えを書いたけれども、答えが全く合っていないことがあります。
分かりやすい例を挙げると、「今日の朝は何を食べましたか?」という問いに対して、「私はサッカーをしました」と答えているようなものです。
この場合はもちろん、朝食べた内容を答えなければいけません。
英語の記述問題も同じで、問題に対する答えになっているかどうかを確認するようにしましょう。
もし、それがあっていないといくら書いても0点になってしまいますので気を付けてください。
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