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【国語】文章を読むのが遅い!?速く読み解く方法(速読)、読解スピードを上げるコツは?です。国語の文章を読むのが遅い人が速く読み解く方法や、読解スピードを上げるコツについて豊橋市の学習塾「とよはし練成塾」の西井が紹介していきます。(この記事は226記事目です。)
①文章を読むスピードが遅い原因は?
【動画】文章を早く読めるようになるトレーニング法【国語の勉強法】
「国語の文章問題を読むのが遅いです」
「どうしたら文章を速く読むことができますか?」
こういった悩みを抱えている人は少なくないでしょう。
今回は国語の文章問題を速く読むための方法についてみていきます。
その前に、読むスピードが遅い原因からみていきます。
ア 漢字が読めない、言葉の意味を知らない
→漢字が読めない、語句の意味が分からないでは文章は読めない!
文章で出てくる漢字が読めない、言葉の意味を知らない、ということが続くと、その言葉が出てくるたびに読むのがストップしてしまいます。
そのため、どうしても読むスピードが遅くなってしまいます。
特に説明文では、普段聞き慣れない抽象的な言葉が数多く使われるため、説明文のような硬い文章を読む習慣がない人からすると、難しく感じるはずです。
そのため、まずは途中で止まらないように、
・言葉の意味を覚える
ということをやっていくとよいでしょう。
イ 背景知識を知らない
→文章にはある程度の決まったパターンがある
説明文では、よく出るジャンルがあり、それは、「近代」「現代」「科学」「哲学」「言語」といったものです。
そして、これらの話にはある程度決まった話の展開があります。
例えば、科学であれば、
「科学が発達した→人々の生活は便利になった→環境問題など問題点もある」
といったパターンです。
つまり、ジャンルごとのあらすじを知っておけば、多少文中に分からない言葉が出ても大意をつかむことができます。
「現代文のコア 読解のための最重要テーマとキーワード」はそのようなテーマについて分かりやすく説明している参考書ですので、ぜひこの本を読んであらすじをつかむようにしましょう。(この本は高校生向けですが、中学生が読んでも分かる内容となっています。)
ウ 最初から全てを理解しようとしている
→1回で理解しようとしない
みなさんは知りたい情報をインターネットで見つけたとき、その記事を隅々まで読むでしょうか?
おそらく多くの人は自分の知りたい情報だけさっと読み、細かい内容は飛ばし読みすることでしょう。
国語の文章もそれと同じで、「ポイントをつかむ」ように読んでいけばよいのであって、文章の全ての意味を理解する必要はありません。
そもそもただでさえ内容の難しい文章を1回読んだだけで全て理解できるはずがありません。(私ですら無理です。)
1回目はさらっと読み、どんなことが書いてあるかだけをつかみ、あとは問題を解きながらじっくり解いていくようにしましょう。
基本的には、傍線部の近くに解答の根拠が載っていることが多いので、2回目は傍線部周辺をよく読むようにしましょう。
また、選択肢に目を通すことで、本文の内容を理解できることもあります。
そのため、
全体をさっと読む→問題文を読む→傍線部中心及び選択肢を読む
といったことを行うことで、「あっ、この文章はこういうことを聞いているのか」というのが分かるようになってきます。
くれぐれも最初の1回で全てを理解しようとしないようにしましょう。
エ 対比・具体抽象・原因結果の関係をおさえる
→論理構造をつかみながら文章を読もう!
説明文を読む際に、
・具体抽象の関係
・原因結果の関係
を意識して読むと内容を理解できるようになります。
例えば、
(具体)「例えば、ハスカップやポーポーが好きだ」
という文であれば、ハスカップやポーポーを知らなくても、この2つが果物であることが分かります。
また、
(対比)「しかしスカッシュはあまり好きではない」
という文であれば、スカッシュを知らなくても、スカッシュがスポーツであることが分かります。
さらに言えば、先の例の「私は果物が好きだ。例えば~」であれば、「果物が好きだ」さえ読み取っていれば、「例えば~」以降は読み飛ばしてもいいことになります。
このように、論理構造を意識しながら読むことで、文章が理解できるようになり、結果読むスピードを上げることができるのです。
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