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読書をすると国語の成績が上がるのか?実は国語が苦手な人もいますについての記事です。読書をすると国語の成績が上がるのか?実は国語が苦手な人もいますということについて豊橋市の学習塾「とよはし練成塾」の西井が紹介していきます。(この記事は222記事目です。)
①読書をすれば国語の成績が上がるのか?
【動画】【現代文】「読書」はホントに国語力がつく?!受験の新常識~京大模試全国一位の勉強法【篠原好】
「国語が苦手なのですが、学校の先生に読書をするように言われました。」
「読書をすると、国語ができるようになりますか?」
このような思いを持っている人は少なくありません。
今回はそのような悩みを抱えている人のために、読書をすることで国語の力がつくのかどうかについてみていきます。
ア 読書をすれば国語の力はつきます
→国語の力はつくが時間がものすごくかかる
読書をすることによって、国語の力がつきます。(国語ができる生徒は基本的に読書好きな生徒が多いのは確かです。)
具体的には読書をすることで、
・長い文章に読む体力がつく
・想像力がつく
といった効果が得られます。
しかし、読書には一つ問題点があります。
それは、効果が出るのに時間がかかるということです。
受験生が、「国語が苦手だなあ。よく読書をしよう。」と思って、1冊2冊読んだ程度では効果は出ません。
読書好きな人というのは、小学生のころから読み続けています。
そんな彼らに追いつこうとするのがそもそも無理な話なのです。
そのため、読書をすれば短期間で効果が出るものではないことは自覚しておきましょう。
イ 読書をしても国語が苦手な人の特徴は?
→小説しか読んでいない可能性が高い
基本的には読書が好きな生徒は国語の成績がいいことが多いです。
しかし、中には本を多く読むのに国語が苦手な生徒もいます。
その理由としては、
・主観的に答えてしまう
というのが挙げられます。
以下、順番に見ていきましょう。
A 小説ばかり読んでいる
読書が好きな人は小説を多く読みます。
しかし、国語の読解問題は小説よりも論説文(説明文)が中心です。
実は小説と説明文では、文章の構造が違うため、説明文を読んでいないと国語の問題に対応できなくなってしまいます。
B 主観的に考えてしまう
そして、小説ばかり読んでいると、どうしても主観的に読んでしまいがちです。
「主観的に」とは、「私は●●と思う」というように、読者自身の立場にたって考えてしまうことです。
しかし、国語の問題は、「●●について筆者(登場人物)がどう考えているか答えなさい」というように、作者や登場人物の立場にたって考えなければいけません。
そうなると、みなさんの考えと作者の考えが一致している場合はできますが、そうでない場合は正解ではないということになってしまいます。
小説を読むときはどのように解釈をしてもいいのですが、国語の問題を解く時には、文章中から解答の根拠を探す、つまり客観的に読むようにしましょう。
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②読書に変わって最短で国語の力をつける方法は?
【動画】読書で国語の偏差値は上がる!?|受験相談SOS vol.236
次に読書に変わって、最短で国語の力をつける方法についてみていきます。
ア 国語の読解力をつける方法は?
→国語の問題集をたくさん解こう
国語の読解力をつけるには、国語の長文問題を解くことが近道です。
みなさんは、国語の読解問題ができるようになりたいのですから、それができるようになるにはやはり国語の問題を解くのが一番いいでしょう。
ただし、読解問題に苦手意識のある人は、易しめの問題集から解いていくようにして下さい。
レベルとしては、
②中学受験レベルの問題集
③中学生レベルの問題集
④高校入試レベルの問題集
⑤高校生レベルの問題集
⑥大学入試・共通テストレベルの問題集
があります。
例えば、中学生であれば、小学生レベルの問題集から、高校生であれば、中学受験レベルの問題集から戻って問題を解いていくとよいでしょう。
イ 語句の意味を調べる
→分からない言葉が出てきたら辞書で意味を調べよう
説明文では、普段聞き慣れない言葉が出てきます。
その時には、必ず辞書で意味を調べるようにしましょう。
これを繰り返すことで、語彙力がつき、文章の意味がわかってきますので、面倒くさがらずにコツコツとやっていきましょう。
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