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豊橋市の個別指導塾「とよはし練成塾」が書く19記事目の記事です。今回は、「世界史のおすすめ問題集【早慶・march・関関同立・定期テスト】」についてみていきます。
世界史問題集の解き方とおすすめ問題集についてみていきます。
①世界史の問題集を解く際の注意点は?
【動画】【世界史勉強法】問題集の使い方!
今回は世界史のおすすめ問題集について紹介をしますが、その前にまず問題集を解く際の注意点についてみていきます。
ア 自分の難易度にあった問題集を選ぶ
→早慶を目指すからといって早慶レベルの問題集からやらないこと!
「自分は早稲田大学が第一志望ですが、早慶レベルの問題集を使ってもいいですか?」
こういった思いを持つ人は少なくないでしょう。ただ、みなさんに一つ言いたいのは、いきなり難易度の高い問題集をやるのはNGということです。
早慶レベルの問題集を解こうとすると、当然ですが出てくる問題は難しいものが多いです。また、解説も簡略化されていたり、基礎を知っている前提で話が進められたりしているものもあるでしょう。
そうなると、問題を解いても全然解けないということになり、ひいては勉強へのモチベーションが下がってしまう・・・ということにも成りかねません。
ですので、定期テストや模試で高得点が取れない人は基礎レベルの問題集からやるようにしましょう。
イ いつまでたっても問題集に取り組まない
→用語暗記と並行して問題集を解こう!
受験生の中には、流れをつかむことと一問一答集の用語を暗記することに力を入れすぎて、いつまでたっても問題演習をやらない人がいます。
彼らの言い分としては、「まだ問題が解けるレベルにないから」というものが多いですが、問題を解かないといつまでたっても力はついていきません。
それは、問題演習を通じて問題の傾向が分かったり、自分の弱点が把握できたりするからです。また、一問一答では対応できない地図問題や並び替え問題もあります。こういった問題ができるようになるにはひたすら問題を解くしか他にありません。
問題集を解くタイミングとしては、「用語暗記と並行してやる」のがベストです。例えば、一問一答集で古代ローマについて暗記したら、問題集で該当する部分の問題を解くといった感じで解いていくと良いでしょう。
ウ 最初は教科書の太字の用語以外は捨てる
→最初は太字の用語だけを完璧にする!
世界史は非常に量の多い科目であるため、どんなに薄い問題集でも1冊を解き切るのには非常に時間がかかります。そのため、最初から全ての問題ができるようにしようとすると、あまりにも時間がかかりすぎてしまいます。
そこでオススメなのが、教科書の太字以外の用語が出てくる問題は捨てることです。「そんなことしてもいいの?」と思うかもしれませんが、太字の用語だけでも2000語近くあるため、(山川の場合)そうでもしないとサクサクと覚えることができなくなります。
ただし、量を絞った分、太字の用語の問題は完璧にできるようにしましょう。そうでなければ絞った意味がありません。
エ できなかった問題はきちんと向き合おう
→地図帳を見る、用語集で調べるなどしっかり復習しよう!
問題を解いてできなかった問題に対してみなさんはどうしていますか? まさか丸つけをして終わりということはありませんよね?
大事なのが間違えた問題やできなかった問題にどう向き合うかです。以下、やってほしいことをまとめました。
A 解説を読む
まずは問題集の解説をしっかりと読みましょう。その上で理解度を高めることや周辺知識の確認などをしていきましょう。
B 地図帳・用語集で確認する
問題で出てきた国や地域がどこにあるのか分からない場合は地図帳で調べる癖をつけましょう。また、解説を読んでも用語の意味が分からない場合は用語集などで確認するようにしましょう。
C ノートにまとめて完璧に覚える
そしてこれが一番大事なのですが、間違えた問題はノートに写して覚えるようにしましょう。例えば、ロシアの「ピョートル1世」が出てくる問題で間違えたとすると、ノートに
・( ピョートル1世 )は中国の清朝とネルチンスク条約を結んだ
というように書いていきます。その時に「ピョートル1世」を赤(オレンジ)で書くと、自自分オリジナルの一問一答集ができます。
これを問題を解くたびごとにノートにまとめ、何度も覚えていきます。そうすると弱点部分が確実に強化され、力がついていきます。
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②世界史のおすすめ問題集は?
【動画】世界史の問題集を徹底比較!パート2【参考書MAP】
ここではおすすめの世界史問題集についてみていきます。なお、共通テスト対策と論述対策用の問題集は別のページで紹介しています。
A 学校で使っている問題集【定期テスト向け】
→定期テスト対策は学校で使っている問題集を使おう!
定期テストの勉強としては、学校で使っている問題集を使うようにして下さい。それはテスト範囲となる教材が学校で使う問題集だからです。
定期テスト対策として、市販の教材や塾の教材を使うのはナンセンスです。必ず学校の問題集を使うようにして下さい。
定期テストの勉強法としては、最初に教科書を読み理解を深めます。また読んでいく中で分からない語句が出てきたら用語集で確認すること、資料集や地図帳を見ること、ノートや授業で使ったプリントを見返すことなども必要です。
その後は問題集を使い、テスト範囲の内容を完璧にしていきます。一夜漬けでやるのではなく、最低3回通りはやるようにしましょう。そうすることで、覚えた内容が忘れにくくなります。
B 定期テストやれば得点できるワーク 世界史A・B【初学者用】
→ものすごく薄い問題集!短期間で通史を確認できる
旺文社から出ている「定期テスト やれば得点できるワーク 世界史A・B 」は初学者向けの参考書です。この本は市販されている問題集の中で最も薄くかつ出てくる問題数が少ない問題集です。
そのため、短期間で世界史の通史を確認することができます。一方で細かい内容はほぼないためこの本だけで入試で合格点に到達するのはなかなか難しいです。
C はじめる世界史 要点と演習【日東駒専・共通テストレベル】
→基礎レベルの確認ができる問題集
Z会としては比較的易しい問題集で、日東駒専・共通テストレベルの問題集となっています。この本は基本的な用語を覚えているかどうかを問題演習を通じて確認できるということです。
最初に「要点」に出てくる用語を覚えましょう。重要な用語は赤シートで隠して確認できますので、ここでしっかりと覚え直しましょう。
その後は問題を解き、解説を読みます。できなかった問題は教科書に戻るなどして知識を固めていきましょう。全ての問題ができるようになったら次の問題集に取りかかるとよいでしょう。
D HISTORIA世界史精選問題集【MARCH・関関同立】
→解説が詳しい難関私大向けの問題集
MARCH・関関同立・早慶といった難関私大向けの問題集です。ある程度世界史で点が取れ、さらに力を伸ばしたい人向けの一冊です。
解説がとても詳しく書かれているため、自学自習向けにぴったりの本です。また、問題ごとにレベル表示がされているため、志望する大学によっては飛ばしてもいい問題が一目で分かるようになっています。
E 実力をつける世界史100題【早慶上智】
→早慶向けの難易度の極めて高い問題集
Z会から出ている早慶上智向けの問題集です。ただこの本は賛否両論ある本です。(問題集の出来が悪いという意味ではなく、難易度的に入試までに解き切れるかという問題です。)
そのため、上で紹介した「はじめる世界史」や「ヒストリア」を解いた後は、一度過去問演習をしてみましょう。そこでしっかりと点が取れていればこの本をやらなくても大丈夫です。
一方、過去問を解いてもまだ物足りない場合には、この「実力をつける世界史」を使ってさらに知識をつけていけばよいでしょう。
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