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豊橋市の個別指導塾「とよはし練成塾」が書く16記事目の記事です。今回は、「世界史一問一答のおすすめは山川?東進?Z会?使い方は?」についてみていきます。
世界史の勉強の要である一問一答集の使い方とおすすめ参考書・問題集についてみていきます。
①世界史の一問一答はいつからすべきか?
【動画】【世界史勉強法】一問一答の使い方!
「世界史の一問一答はいつから勉強したらいいですか?」
このようなことを思う人もいるでしょう。世界史の勉強というと、一問一答の暗記がメインとなります。
ただ、世界史の流れを十分におさえていないうちに用語暗記をしてしまうと、知識のインプットが不十分なまま問題演習に入ってしまいがちです。
そうならないように、 ちょうどいいタイミングで一問一答の暗記をするようにしましょう。
ア 一問一答集を使うタイミングは?
→世界史の「流れ」をおさえた後に始めよう!
一問一答集を使い始めるタイミングは、世界史の流れをつかんだ後にやるといいでしょう。ただ、流れを把握するのにはあまり時間をかけない方がいいです。
例えば、「世界史ナビゲーター」のような分厚い参考書をじっくり読もうとすると時間がかかりすぎてしまい、一問一答に十分に時間をかけることができません。
ですので、ムンディ先生の「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」のような比較的短期間で読めるような参考書で読んでいくと良いでしょう。
なお、流れをつかむ期間は1~2週間でさっと仕上げるようにしましょう。一度目は軽く世界史の流れをつかみ、その後再度じっくり参考書を読みつつ、一問一答の問題集を解くようにしましょう。
イ いつから一問一答を使うべきか?
→遅くても高3の7月から始めよう!
一問一答集の暗記はいつから始めればいいのでしょうか。それは遅くても「高3の7月」からです。(浪人生は4月から始めましょう)
1学期中は英語・数学の勉強や定期テストの勉強、部活動などがメインになってきますので、そちらを優先してください。
ただ、7月以降は社会・理科の勉強もやっていかないと受験に間に合いません。そのため、1学期が終わるまでには英語・数学の基礎が固められるようにしましょう。
もちろん、高2・高3の定期テスト前や小テスト前にはしっかりと用語を覚えるようにしましょう。ここで全く勉強しないと、7月からの勉強では受験までに覚えきることができません。
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②世界史の一問一答の使い方は?
【動画】 世界史一問一答の使い方3つのポイント〜脱完璧主義・赤シート・過去問
次に世界史の一問一答の効果的な覚え方や使い方について見ていきます。
ア 暗記の前にさらっと教科書や参考書を読む
→いきなり暗記から入らないこと!
一問一答集は基本的には「用語+意味」しか載っていないため、そこだけ覚えても全体像をつかむことができません。そのため、教科書や参考書を読んで内容をつかんでから一問一答の暗記に入るようにしましょう。
なお、教科書や参考書に加えて資料集も読んでおくと、より頭の中に内容が入りやすくなります。
イ 最初から細かい所まで覚えない
→最初から細かい所までを覚えない
次に意識したことは、最初から細かい内容を覚えないことです。一問一答集の中の無印の用語の部分まで最初から覚えようとすると間違いなく途中で挫折をします。
最初は用語集の中で「最重要単語」だけを覚えるようにして下さい。これに絞るだけでも覚えるべき用語が全体の半分程度に減ります。(つまり、その分さくさくと覚えることができる。)
これは早稲田や慶應といった難関私大を受験する場合でも同様です。
早慶の世界史では重箱の隅をつつくようなマニアックな用語がよく出題されます。しかし、だからといって最初から難しい用語まで覚えてしまうと最後までたどり着けない可能性が非常に高いです。(他の教科に時間が回せなくなる可能性もあります。)
そうならないように、教科書の太字レベルの用語から確実に覚えるようにしましょう。
ウ 覚えていない所を徹底的に覚える
→「できない」所を「できる」ようにするのが勉強!
ここから本格的に一問一答集の暗記についての話になります。最初に覚えているかどうかのチェックをします。赤シートで答えを隠し、用語が言えるかどうか一つ一つ確認していきます。
覚えていなかった用語は印をつけていきます。そして印の数がある程度増えてきたら、きりのいいところでチェックを終えます。
次に覚えていなかった用語を覚えていきます。覚え方は、
・声に出して用語を覚える
・書いて覚える
などいろいろありますが、みなさんが覚えやすいやり方で結構です。
一通り覚えたらしっかりと覚えたかどうかを再度チェックします。ここで全て覚えていればOKですが、そうでない場合は再び覚えていない所を覚えるようにしましょう。その日のうちに完璧に覚えられるようにしましょう。(不十分な暗記では何回やっても覚えられません。)
そして、次の日にもう一度復習します。時間を空けてチェックすることで記憶の定着度を高めることができます。
なお、一問一答集の用語の意味では内容が理解できない場合は、用語集などで意味を調べてから覚えるようにしましょう。
エ 「タテ」から世界史をとらえ直すこと
→イギリス史、フランス史、中国史などに用語を整理して再度覚えよう!
「一問一答集を一通り覚えたら入試問題で高得点が取れるのか?」というと実はそうでもありません。
その理由は、「時代」と「国」が整理できていないからです。
世界史の一問一答集は国(地域)がバラバラで出てきます。インドについて用語を覚えたかと思えば、急に中国になり、ヨーロッパに変わったということがしょっちゅうあります。
そのため、用語を覚えただけでは「どこの国の話なのか?」「どの時期の話なのか?」を十分に理解できません。
そこで一通り一問一答集を終えた後は、世界史を「タテ」から見ていく必要があります。つまり、イギリスの歴史、中国の歴史といったように地域ごとに歴史をとらえ直すことが大切になってきます。
「各国別世界史ノート」のような国ごとに学習ができる教材を使って、用語の再確認をしていきましょう。
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③世界史一問一答のおすすめ問題集・参考書は?
【動画】世界史_一問一答を徹底比較!【参考書MAP】
最後におすすめの世界史一問一答集についてみていきます。
A 山川一問一答世界史
→山川の教科書に順番が対応しているため使いやすい!
山川出版社が発行している一問一答集です。個人的には一番おすすめの問題集です。その理由は山川の教科書に対応しているため、使いやすいからです。
また難易度もそこまで難しい語句が載っていないため、初学者にとって使いやすい1冊です。
B 入試に出る 世界史B 一問一答
→通史、地域史、地図・年表などが総合的に学べる!
Z会から出ている「入試に出る世界史B一問一答」は難関私大(早慶など)向けの参考書です。この本は「通史」「地域史」「難易度が高い用語」の3つに分かれており、しかも収録されている語句数が多いのが特徴です。
また、この本を使うことで地図や年表などの知識も確認することができます。ただ、難易度は高いので初学者が使うのはあまりおすすめできません。
C 斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版
→単語の網羅度はNo.1!
東進の「世界史B一問一答」が改訂され、学研で「斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版」となって販売されています。
この本の最大の特徴は、「早慶大入試カバー率100%」ということです。そのため、Z会と同様に非常に難易度の高い用語も収録されています。ただ、量が多いので挫折しやすいといった問題点もあります。
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