と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「愛知県立大学(2023)の入試科目、偏差値、口コミ、倍率、おすすめ勉強法は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
愛知県立大学の定員、口コミ、オープンキャンパスは?
ア 愛知県立大学の基本情報
→愛知県長久手市と名古屋市にある文系がメインの大学
愛知県立大学は愛知県長久手市と名古屋市にキャンパスがある総合大学です。
また、愛知県立大学にある学部及び定員は以下の通りになっています。
A 愛知県立大学の学部・定員
②日本文化学部 計100人
③教育福祉学部 計90人
④看護学部 90人
⑤情報科学部 90人
B 愛知県立大学の偏差値
河合塾の「入試難易予想ランキング表」から愛知県立大学の偏差値を抜粋しました。
共通テストボーダー | 二次ランク | |
外国語学部 | 60~68% | 50.0~55.0 |
日本文化学部 | 66~67% | 55.0~57.5 |
教育福祉学部 | 60~61% | 50.0~52.5 |
看護学部 | 58% | 52.5 |
情報科学部 | 62% | 52.5 |
イ 愛知県立大学の評判や口コミは?
→オープンキャンパスに参加して大学の様子を感じ取ろう
愛知県立大学の評判や口コミについてです。
学部によって口コミの内容が変わりますので、みなさんが志望する学部のものを参考にするといいでしょう。
また、愛知県立大学について詳しく知りたい方は、オープンキャンパスが例年8月上旬に行われますので、そこで学校の様子をつかむようにしましょう。
そうすることで愛知県立大学へのイメージがよりしやすくなります。
愛知県立大学入試の試験科目、配点、倍率は?
ア 試験科目と配点(2023)
→共通テスト重視の試験
愛知県立大学入試の配点は、どの学部も共通テストの方が二次試験よりも配点が高い(もしくは同じ点数)です。(学部・学科ごとの配点はKei-Net大学検索システムで確認してください。)
そのため、まずは共通テスト対策に力を入れ、ボーダーラインを上回る点数を取るようにしましょう。
例として外国語学部の英米学科で見ていくと、配点は、
・二次試験 350点(英語200点+国語150点)
となっています。
また、共通テストの配点は、
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語R | 英語L | 合計 |
100 | 100 | 50 | 50 | 80 | 70 | 450 |
となっています。(数学は1科目選択、社会は地歴から1+公民1を選択)
こうみると、愛知県立大学入試の全体的な点数の傾向としては、
・数学の点数が少ない
・二次試験に比べて共通テストの配点が相対的に高いため、共通テストの出来が合否を左右する
といった傾向にあります。(逆に情報科学部では数学・理科の配点が高めです。)
イ 倍率(2022)
→2021年度よりは倍率は若干増加した
2022年度の志願倍率(一般選抜の合計)は、
・日本文化学部は3.8倍と微減
・教育福祉学部は3.1倍と減少
・看護学部は2.8倍と大幅に減少
・情報科学部は3.0倍と微増
となっています。
なお、合格者最低点などはこちらで確認することができます。
愛知県立大学入試(2023)の合格に向けたおすすめ勉強法は?
ア 定期テスト対策
→高い内申点を取ると学校推薦型選抜の受験資格が得られる
愛知県立大学の入試では、大きく一般入試と学校推薦型選抜があります。
そしてさらに学校推薦型選抜は共通テストの結果を考慮するタイプと考慮しないタイプの2種類に分かれます。
一般入試は共通テストと二次試験の合計で決まりますが、学校推薦型選抜は、共通テストの結果(内申点)+面接+小論文で決まります。(学部によって小論文・面接がない場合もあります。)
そして、学校推薦型選抜は、
・一般入試より前に合否が出るため、早く受験勉強から解放される
といったメリットがあるため、ぜひ学校推薦型選抜を受験するようにしましょう。
また、学校推薦型選抜の受験資格としては以下のようになっています。
A 共通テストを課さない・愛知県枠【外国語・日本文化・教育福祉・看護】
①外国語学部
高1~高3の1学期までの外国語の内申平均が4.0以上(もしくは英検準1級以上を取得)
②日本文化学部
国語国文学科は高1~高3の1学期までの国語の内申平均が4.0以上
歴史文化学科は高1~高3の1学期までの国語・外国語の内申平均が3.8以上
③教育福祉学部
高1~高3の1学期までの全体の内申平均が3.9以上
④看護学部
高1~高3の1学期までの外国語・数学・理科の内申平均が3.8以上
上記の条件を満たす人が受験できます。
なお受験科目は小論文と面接です。
B 共通テストを課す・全国枠【外国語・看護】
①外国語学部
(共通テスト) 国語200、社会100、英語300(リーディング240、リスニング60)
*小論文と面接はなし
②看護学部
(共通テスト) 国語200、社会100、数学100、理科100、英語200(リーディング160、リスニング40)
*数学は1科目を選択
*面接が100点分あります
C 共通テストを課す・全国枠、愛知県枠【情報】
情報は普通科枠と専門学科枠があります。
ここでは普通科枠の配点についてみていきます。
(共通テスト) 国語100、社会50、数学500、理科150、英語200(リーディング160、リスニング40)
*理科は第1解答科目の点数を採用
*小論文と面接があります。(それぞれ100点)
なお、高校の内申点は基本的には定期テストの結果でほぼ決まります。
そのため、高1の最初の定期テストから気を抜くことなく、テスト勉強をするようにしましょう。
たとえ、ある科目で評定「3」があったとしても、他の科目で「5」を取ればトータルの成績は上がりますので、どの科目も気を抜くことなく取り組むようにして下さい。
イ 共通テスト対策
→配点の高い教科で高得点が取れるようにしよう
愛知県立大学入試の共通テストの配点は、国際文化学科を例に挙げると、
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語R | 英語L | 合計 |
100 | 100 | 50 | 50 | 80 | 70 | 450 |
となっており、ボーダーラインは68%となっています。
そのため、目標点は70%の315点とします。
そして、315点を取るためには、
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語R | 英語L | 合計 |
70 | 70 | 25 | 30 | 64 | 56 | 315 |
といったような目標点数にするのがおすすめです。
ここでのポイントは、
・二次試験でもある科目は高得点が取れるようにする
・共通テストのみの科目も疎かにしない
といったことです。
これらのことを意識して、後はみなさんの得意不得意に応じて目標点数を決めるようにしましょう。
ウ 愛知県立大学の一般入試対策<英語>
→問題によっては求められる単語レベルが高い文章もある
愛知県立大学の英語は大問が3題あり、その全てが長文読解問題が3問となっています。
但し、長文読解問題の中に和文英訳や自由英作文が1題入っています。
また、問題を詳しく見ていくと、
・(3) 外国語学部以外の問題
・(4) 外国語学部の問題
となっています。
また、それぞれの問題の難易度は、
・英作文 語数が少なく、条件が多く書かれているため比較的書きやすい
となっています。
読解問題は共通テストの第6問レベルがやや難しめの問題が出ています。
記述式の問題があまりないですが、文章量がかなり多いため、文章を素早く読む力をつけるようにしましょう。
愛知県立大学の英語の問題で高得点をとるには、早い時期から「システム英単語」などの英単語帳を使って英単語の意味を覚えていくことと、「速読速聴・英単語」シリーズや英検準1級の問題集を使ってさまざまなジャンルの英文を多読していく必要があります。
また、自由英作文も出るため、高3の秋以降は時間をかけてじっくりと対策をするようにしましょう。
エ 愛知県立大学の一般入試対策<国語>
→学部によって試験範囲と時間が異なる
愛知県立大学の国語は学部によって試験範囲と解答時間が異なり、
・日本文化学部、教育福祉学部→現代文・古文・漢文計3題(90分)
となっています。
外国語学部は現代文のみであるため時間的に余裕がありますが、日本文化学部と教育福祉学部の場合は90分で3題解かないといけませんので時間的には結構厳しめです。
また、よく出るジャンルとしては、
・古文 源氏物語および近世の文章
・漢文 説話的な文章
となっています。
上のジャンルの文章を中心に読んでおくと、スムーズに解くことができます。
オ 愛知県立大学の一般入試対策<数学>
→確率、微積、複素数平面などがよく出る
愛知県立大学の数学は全部で4問が出題され、試験時間が120分です。
また、入試の特徴としては、
②標準レベルの問題が中心
③計算量が多い問題がよく出る
となっています。
そのため、チャート式などの参考書で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、愛知県立大の問題に対応できるようになります。
カ 愛知県立大学の学校推薦型選抜対策<面接・小論文>
→小論文と面接の対策は同時進行で進めていくと効果的
愛知県立大学の学校推薦型選抜は、学部によっては面接と小論文があります。
ただ、この2つの科目は対策をするのに結構時間がかかります。
そのため、これらの対策は、高2の終わりくらいから少しずつ始めていくことをおすすめします。
A 面接
面接で特に聞かれるのが、
・高校生活で頑張ったこと
・入学してから頑張りたいこと
・志望する学科に関する内容
です。
学校推薦型選抜の場合、面接によって受験生の意欲や熱意を評価します。
そのため、愛知県立大学についてどこまで知っているか、入学後に取り組みたいことをどこまで考えているかなどをアピールすることが大切になってきます。
そして面接でいい内容を話すためには、
・志望する学科に関する本を読み知識をつける
・話す内容を学校の先生などに見てもらい添削してもらう
といったことが必要です。
なお、学校推薦型選抜は秋~共通テスト後にあるため、早めに仕上げるようにしましょう。
B 小論文
また学校推薦型選抜では小論文もあります。
小論文が苦手な人は多いですが、それは練習量が足りていないことが原因です。
そこでいい小論文が書けるようにするには、
・他の大学の過去問を解き、学校の先生などに添削をしてもらう
ことが大切になってきます。(過去問は入手できないため、他の大学の問題や小論文の問題集に出てくるお題を解くようにしましょう。)
そして社会科学や人文科学に関する知識を身につけるうえでおすすめの本は、「社会科学系小論文頻出テーマ16」です。(他にも「人文・教育系」「看護医療系」「自然科学系」などジャンルごとの本がありますので、志望する学部にあったものを選ぶようにして下さい。)
この本は少子化、インターネット、異文化理解など文系学部の小論文でよく出るテーマがまとまっています。
そのため、まずはこの本に書かれている内容を把握し、その上でいろいろな大学の小論文の問題を解くようにしましょう。
知識がない状態でいくら書いてもいい小論文を仕上げることはできませんので気を付けてください。
また、小論文は仕上がるまでに時間がかかりますので、高2の終わりくらいから少しずつ始めていくことをおすすめします。
愛知県立大学入試合格個別指導コースについて
当塾では愛知県立大学の入試を受験予定の高校3年生を対象とした「共通テスト・国公立大学入試対策個別指導コース」がございます。
*現在高1・2年生の方は「高1・高2定期テスト・大学入試対策個別指導コース」から始まり、高3時に「共通テスト・国公立大学入試対策個別指導コース」に切り替わるようになります。
このコースの対象となる人は、
・学校推薦型選抜での愛知県立大学の受験も視野に入れている人
です。
そして、当塾の指導プランとしては
②高3 共通テスト対策及び二次対策(英語・国語・数学)
*学校推薦型選抜を受験予定の方には面接及び小論文の対策も致します。
となっております。(当塾では配点の高い共通テストの対策を優先し、合格レベルに達した後で二次試験の対策をいたします。)
愛知県立大学に合格したい方、受験を考えている方に合った指導をさせていきます。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00