漢検準2級の合格率や勉強法、問題集や過去問のおすすめは?

 

 

たま吉
漢検準2級に合格できる勉強法を知りたいニャー

 

と思っている高校生のみなさん!

今回は「漢検準2級の合格率や日程、過去問や問題集のおすすめは?」についてみていきますよ。

 

 

漢検準2級おすすめ勉強法

 

 

✓内容

「漢検準2級に合格するための勉強法」について知りたい高校生向けの記事です。

 

✓対象となる人

漢検準2級合格するための勉強方法を知りたい高校生

 

✓結論 

「漢検準2級に合格するための勉強法は?」→覚えていなかった漢字を何度も書き、完璧に覚える

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

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漢検準2級(2023)の日程・レベル・結果は?

 

 

たま吉
漢字検定の日程やレベルを知りたいニャー
モモ先生
年3回(6・10・2月)実施され、準2級は高校1~2年生レベルですよ。

 

 

ア 漢検準2級の日程(2023)

→年3回実施される

 

漢検は年3回(6・10・2月)実施されます。(本会場の場合)

そして2023年度の漢検の日程は、6月18日(日)、10月22日(日)、2月11日(日)となっています。

時期によっては学校の定期テスト週間や英検、数検の試験と重なることがありますので、それらの日程をあらかじめ確認するようにしましょう。

 

漢検の試験日程(2023年・個人受験)

 

なお、漢検には漢検CBTといったコンピューターを使った試験もあります。

こちらは、

・自分の都合の良い日時で受験ができる
・受験後10日程度で合否が通知される(通常は40日程度)
・難易度は会場実施のものと変わらない
・コンピューターの操作に慣れておく必要がある

といった特徴があります。

そのため、漢検を何回も受験したい人や会場受験の日程では受験できない人などにおすすめの試験と言えます。

 

漢検CBT受検

 

たま吉
まずはいつ試験があるのかを確かめることが大切だニャー

 

 

イ 漢検を受験するメリットは?

→国語の力がつく、入試で有利になるといったメリットがある

 

漢検を受験したり、合格したりすることで、

・目標を持って勉強をすることができる
・国語の力がつく
・試験の緊張感に慣れることができる
・大学入試で有利になる(推薦入試の出願条件になるなど)

といったメリットが出てきます。

 

また、英検や数検と比べると漢検は比較的合格しやすい検定試験です。

そのため、高校生のみなさんは積極的に漢検を受験するようにしましょう。

 

モモ先生
積極的に受験することをおすすめしますよ。

 

 

 

 

ウ 漢検準2級のレベルと必要勉強時間は?

→級が上がるにつれて勉強時間は多くなる

 

漢検準2級の難易度(レベル)と必要な学習時間は、

・準2級(高校1~2年レベル) 40~60時間

となっています。

そのため、1日1時間の勉強であれば40~60日間で、1日2時間の勉強であれば20~30日で仕上げることができます。

ただし、漢字が苦手な人はもう少し時間がかかると見た方がいいでしょう。

 

また、高校3年生になってから漢検の勉強をするのはあまりおすすめしません。

その理由は、大学入試の勉強を優先すべきだからです。

そのため、時間に余裕のある高1・2の時期に取り組むようにしましょう。

 

モモ先生
覚えるべき量が多いので、毎日コツコツと勉強するようにしましょう。

 

 

エ 漢検準2級(2023)の合格点・結果は?

→合否を確認するために受験票は大事に保管しよう

 

漢検準2級の合格点は200点中70%程度(140点程度)となっており、また合格率は30~40%程度です。

また、「解答速報」や「合否結果閲覧」などは漢検のHPから確認できます。

 

なお、解答速報は検定終了後約5日後に、WEBの合格発表は検定終了後約30日後にネットで確認することができます。

 

 

漢検解答速報

漢検WEB合否確認

 

 

たま吉
何とかして合格点を超えられるように頑張りたいニャー

 

 

漢検準2級(2023)に一発合格するための勉強法は?

 

 

たま吉
漢検準2級のおすすめ勉強法を知りたいニャー
モモ先生
まず漢検対策の問題集を解き、その後は覚えていなかった漢字を暗記していきましょう。

 

 

ア 漢検分野別問題集を解く

→最初は過去問よりも分野別に並んでいる漢検分野別問題集の方がおすすめ

 

A 分野別問題集を最初に解いた方がいい理由

 

漢検準2級のおすすめ勉強法の一つ目は、漢検分野別問題集を解くことです。

漢検は読み、書き、熟語の構成、四字熟語と様々な問題で構成されています。

そのため、最初は過去問ではなく、「読み」・「書き」・「四字熟語」といった単元ごとに問題が載っている分野別問題集を解いた方が効果的です。

また、その中で特に優先して取り組みたい単元は、

①「読み」・「書き」→配点が高いため
②自分の苦手な単元→覚えれば点数が上がるため

です。

単元別に攻略することで確実にレベルアップできますので、最初は分野別問題集から取り組むようにしましょう。

 

また、漢字の読みを勉強するときは声に出して解き、漢字の書きを勉強するときはノートに書いて解くようにしましょう。

何となく問題集を眺めていただけではなかなかできるようにはなりません。

目だけでなく、手や口、耳なども使って漢検の勉強をするようにしてください。

 

たま吉
まずは読みと書きからやるといいんだニャー

 

 

B 漢検準2級用分野別問題集のおすすめは?

 

漢検準2級の対策問題集としておすすめなのは、「史上最強の漢検マスター準2級問題集」です。

この問題集は、

・漢字や四字熟語の意味が載っている
・解答が赤シートで隠すことができる

といった特徴があり、非常に使いやすい問題集です。

そして、漢字を覚える際には、意味も一緒に覚えていくことをおすすめします。

それは、言葉の意味が分かるようになると現代文の文章問題の内容も分かるようになるからです。

 

 

 

 

これらの問題集を使って、まずは得点力を上げるようにしましょう。

また、漢検の問題集はページ数が多いので、1日あたりの進めるページ数を決めるなどして計画的に進めるようにしましょう。

 

モモ先生
最初は対策問題集から始めるといいですよ。

 

 

 

 

イ 覚えていなかった漢字はノートに3回書いて覚える

→暗記をするつもりで書いて覚えること

 

漢検準2級のおすすめ勉強法の二つ目は、覚えていなかった漢字はノートに3回書いて覚えることです。

一度問題を解いてできなかった漢字は、覚え直す必要があります。

「読み」の問題はノートに書かずに覚えてもいいですが、「書き」の問題は必ずノートに書いて覚えるようにしましょう。

それは、漢字は書いて覚えないと頭の中に入らないからです。

 

ただ、ここでの注意点は、ひたすら漢字を書いても覚えられないということです。

塾の生徒の中にも、ただノートに漢字を何回も書いている人がいますが、私が「覚えた?」と聞くと「あまり覚えていない」という返事が来てしまいます。

 

このように、ただ漢字を作業的に書いていたのではなかなか覚えることはできません。

そうではなく、漢字を「覚える」つもりで漢字を書くようにしましょう。

そのために、やってほしいことは、

①漢字を見ながらノートに2回漢字を書く
②3回目は何も見ずに漢字をノートを書く

です。(漢検ではとめ・はねもしっかり書かないと×になりますので丁寧に漢字を書くようにしましょう。)

 

ここでのポイントは最後の一回は「何も見ず」に書くことです。

例えば、「締結」と漢字を練習する時には、最初の2回はテキストを見ながら、締結、締結と書きます。

そして最初の3回目はテキストなどを見ずに「締結」が書けるかどうかを確かめます。

こうすることで漢字を覚えようとする意識が働くため、覚えやすくなります。

また、漢字は覚えたとしてもすぐに忘れてしまいますので、何回か復習をするようにしましょう。

 

モモ先生
覚えていなかった漢字は最低3回は復習したいですね。

 

 

【高校生】漢字のおすすめ勉強方法を知りたい人は

【大学入試】漢字の覚え方や勉強法、参考書や問題集のおすすめは?

 

 

 

 

ウ すき間時間を使う

→すき間時間を使って定期テストの勉強とうまく両立しよう

 

漢検準2級のおすすめ勉強法の三つ目は、すき間時間を使うことです。

最初にも言いましたが、漢検の試験は定期テストの前後に行われることが多いです。

そのため、定期テストの勉強と漢検の勉強を両立する必要が出てきます。

ただ、どうしても定期テストの勉強がメインになりますので、漢検の勉強はできればすき間時間で行うようにしましょう。

 

なお、すき間時間とは、

・朝起きてから朝ごはんを食べるまでの間
・通学中(バスや電車で通っている人)
・学校の休憩時間
・部活が始まるまでの時間
・家に帰ったから晩ごはんを食べるまでの時間

といった時間のことです。

このようなわずかな時間の中で漢字の復習や四字熟語などを覚えていくと、効率よく勉強を進めることができます。

 

モモ先生
テスト勉強と漢検の勉強をうまく両立させていきましょう。

 

 

エ 過去問を解く

→時間を計って解いていこう

 

A 最後に過去問を解いて仕上げよう

 

漢検準2級のおすすめ勉強法の四つ目は、過去問を解くことです。

漢検の分野別問題集をマスターしたら、最後に過去問を解いていきます。

そして、過去問を解く際には必ず時間を計って解くようにしましょう。

みなさんの中には思いつかない漢字があると、その問題でずっと考えてしまう人がいるかもしれません。

 

しかし、それでは最後まで解ききることができずに合格できなくなってしまいます。

それを防ぐためにも、過去問を解く際には必ず時間を計って解くようにしましょう。

そうすることで、問題を解くペースや解く順番などが分かるようになってきます。

 

また、書けなかった漢字は先ほどと同じようにノートに3回書いて覚えるようにしましょう。

試験本番までに全ての問題が完璧になるように仕上げてください。

 

たま吉
繰り返し問題を解くことが大切なんだニャー

 

 

B 漢検のおすすめ過去問題集は?

 

漢検の過去問題集の中でおすすめは、「漢検準2級 過去問題集」です。

この問題集は過去1年分の漢検の問題が13回分収録されているため、たくさんの問題を解くことができます。

 

 

 

 

また、問題を解くときは必ず時間を計って解くようにして下さい。

そうすることで解く順番や時間配分などが分かるようになってきます。

そして、書けなかった漢字や覚えていない漢字については必ず復習するようにしましょう。(ただ、丸付けだけをして終わりではいつまでたってもできるようにはなりません。)

覚えていなかった漢字をノートに書いて覚えることで覚えた漢字が増え、次第に得点力が上がっていきます。

また、問題ごとに合格者平均点も載っているため、まずは平均点が高い単元からできるようにしていきましょう。

 

モモ先生
過去問を解くことで得点力が上がっていきますよ。

 

【まとめ】漢検準2級勉強法のポイントとアドバイス

 

今回の「漢検準2級の合格率や日程、過去問や問題集のおすすめは?」についてのまとめです。

 

【漢検準2級のポイント】
①漢検準2級は200点中140点以上で合格
②漢字の読み書きをはじめ、部首や四字熟語なども問われる
③原則受験は年3回あるが、漢検CBTならいつでも受験ができる

 

【漢検準2級合格に向けたアドバイス】
・まずは分野別問題集を解く
・書けなかった漢字は最低3回以上はノートに書いて覚える
・仕上げに過去問題集を解いて力をつける

 

漢検を受けることで国語の力が高まります。

高2が終わるまでに2級以上に合格できるように取り組んでいこう。

 

モモ先生
漢検は努力が実りやすい検定試験ですよ。

 

 

 

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