と思っているみなさん!
今回は「【日商簿記3級(2022)】独学での勉強法、初心者が一か月で合格するための勉強方法は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
- 1 日商簿記3級(2022)に独学で合格するために必要な勉強時間は?
- 2 日商簿記3級(2022)の出題傾向と対策は?
- 3 日商簿記3級(2022)に独学で合格するためのおすすめ勉強方法は?<全体>
- 4 日商簿記3級(2022)に独学で合格するためのおすすめ勉強方法は?<テキストで内容を理解する>
- 5 日商簿記3級(2022)に独学で合格するためのおすすめ勉強方法は?<仕訳問題集を解く>
- 6 日商簿記3級(2022)に独学で合格するためのおすすめ勉強方法は?<模試・予想問題集を解く>
- 7 効率的に日商簿記3級の勉強をしたい方へ
- 8 <まとめ>【日商簿記3級(2022)】独学での勉強法、初心者が一か月で合格するための勉強方法は?
日商簿記3級(2022)に独学で合格するために必要な勉強時間は?
日商簿記3級は商業簿記のみの試験で解答時間は60分です。
また合格率は30~50%と比較的高めとなっています。
しかし、だからといって問題自体が簡単かというとそうでもありません。
それぞれの勘定科目の意味や仕訳の仕方、精算表や試算表の作成方法などをしっかりと理解していないと合格点には到達できません。
そして日商簿記3級に合格するために必要な時間は100時間と言われています。
これは1日1時間ずつ勉強した場合は約3か月、1日2時間ずつ勉強したい場合は約1カ月半かかる計算となります。
ただこれは完全な初学者の場合で、ある程度簿記に触れたことのある人(再受験生、商業高校に通う高校生、金融業界などで働いている方など)であればもう少し少ない時間でも合格をすることができます。
ですので、簿記3級に合格するために最初にやるべきことは試験数か月前に100時間分の勉強時間を確保することになります。
しかし、特に働いている方などは勉強時間を確保することはなかなか難しいです。
ただ、実際は100時間ほど勉強しないと合格が難しいですので、どうやって時間を捻出していくかがポイントになってきます。
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日商簿記3級(2022)の出題傾向と対策は?
日商簿記3級は大問が3つあり、
・第2問(20点) 勘定への記入、補助簿への記入、補助簿の選択問題、空所補充問題など
・第3問(35点) 財務諸表の作成、試算表・精算表の作成
となっています。
ア 日商簿記3級の第1問(仕訳問題)の傾向と対策は?
→できる問題からテンポよく解いていくこと
A 出題傾向
・1問3点×15問=45点
・仕訳に必要な勘定科目は選択肢から選ぶ形式(迷いやすい勘定科目が並んでいることが多い)
・難易度はさまざま
B 試験対策
・解答時間は15~20分程度で解くこと
・できる問題から解いていくこと(難しい問題や問題文が長い問題は後回しでもOK)
・計算問題(利息の日割り計算、減価償却費の計算など)は仕訳を丁寧に書きながら解くこと
イ 日商簿記3級の第2問(補助簿への記入など)の傾向と対策は?
→新傾向の問題が出ることもあり難易度はやや高め
A 出題傾向
・配点は20点
・見慣れない問題が出ることもある
B 試験対策
・解答時間は10~15分程度で解くこと
・見慣れない問題が出ることもあるので最後に解くとよい(第1問→第3問→第2問)
・新傾向の問題が出てもあきらめず、部分点で稼ぐこと
イ 日商簿記3級の第3問(試算表・精算表など)の傾向と対策は?
→新傾向の問題が出ることもあり難易度はやや高め
A 出題傾向
・配点は35点
・財務諸表の作成、試算表・精算表の作成問題が中心
B 試験対策
・解答時間は20~25分程度で解くこと
・仕訳は頭の中でせず、必ず紙に書いて考えること
・取引の未処理事項、取引の修正仕訳があればそれを先にやること
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日商簿記3級(2022)に独学で合格するためのおすすめ勉強方法は?<全体>
日商簿記3級に独学で合格するためのおすすめ勉強法の流れは、
②仕訳問題集を解き、仕訳問題ができるようにする
③模試・予想問題集を解き、実践力をつける
が一般的です。
最初にテキストを読んで内容を理解し、次に仕訳の問題集を解いて仕訳問題をできるようにします。
そして最後に模試や予想問題集を使って正答率を上げていくのが簿記3級に合格するための基本的な勉強の流れになっていきます。
なお、過去問題集はあまりおすすめしません。
それは簿記は定期的に出題形式が大きく変わるため、過去問だと最新の問題傾向に合っていないこともあるからです。
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日商簿記3級(2022)に独学で合格するためのおすすめ勉強方法は?<テキストで内容を理解する>
ア 日商簿記3級テキストの読み方は?
→一通り読み内容を理解し、その後は問題を解く
簿記3級の勉強で最初にやるべきことは、「テキストを読んで内容を理解する」ことです。
そして、日商簿記3級のテキストはいろいろありますが、個人的には「イメージで攻略 わかる! 受かる! ! 日商簿記3級 テキスト&問題集」がおすすめです。
そして、テキストを読んで簿記3級の内容を理解をしていきますが、基本的な流れとしては、
②単元ごとに問題を解き、定着度を確認する
③できなかった問題は解説を読み、後日解き直す
④全ての問題ができるようになるまで繰り返し解く
になります。
全ての問題が完璧にできるようにしていきましょう。
イ 意味のわからない用語や勘定科目はノートに書いて覚えよう
→用語の意味を理解すると得点力はアップする
日商簿記3級のテキストを読むときにみなさんにおすすめしたいのが、意味が分からない用語(勘定科目)やできなかった仕訳問題はノートに書いて覚えることです。
例えば、みなさんは「仮払金」と「立替金」の区別がつくでしょうか?
この2つの勘定科目は、
・立替金 取引先や従業員などが支払うべきお金を代わりに立て替えるお金
となっています。
この2つの勘定科目の違いが分からないと、仕訳問題や他の問題で間違えてしまうことがあります。
そのため、意味が分からない用語や間違えやすそうな問題はノートに書いて覚えることをおすすめします。
また、実際に私がノートに書いて覚えた時は、ノートの左側に問題を、右側に用語の意味を書いて覚えるようにしました。
例えば先ほどの例でみていくと、
①仮払金とは? 支払金額が分からないため概算の金額で一時的に支払うお金
②立替金とは? 取引先や従業員などが支払うべきお金を代わりに立て替えるお金
と書き、後で意味の部分を手などで隠し定義をしっかりと覚えていきました。
知識があいまいなままでは点数が伸び悩んだり、安定した点数が取れなかったりします。
そうならないためにも、意味の分からない用語やできなかった仕訳問題が出てきたときは、ノートに書いて覚えるようにしましょう。
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日商簿記3級(2022)に独学で合格するためのおすすめ勉強方法は?<仕訳問題集を解く>
日商簿記3級では第1問で仕訳の問題が45点分出ます。
また、第2問や第3問でも仕訳が絡む問題もあるため、3級に合格するためには正確に仕訳ができる必要があります。
そこで一通りテキストが終わったら、次は仕訳に特化した問題集を解くことをおすすめします。
そこで仕訳がスラスラとできるようになれば合格が見えてくるようになります。
また、日商簿記3級のテキストは量が多いため、例えばテキストを一周するのに一カ月かかった場合、最初の方は内容を忘れてしまっている可能性もあります。
そのため、今まで習った内容を思い出すために、問題数やページ数が少ない問題集でサラッと復習をすることをおすすめします。
そして私が薦める仕訳の問題集は、「究極の仕訳問題集日商簿記3級」です。
この本は仕訳の問題が約130問と本試験演習編の問題があります。
そのため、まずは仕訳ができるかどうかを一つずつ確認していきましょう。
そしてできなかった問題は解説を読み、「なぜそうなるのか?」をしっかりと理解をするようにして下さい。(それぞれの勘定科目が資産・負債・資本・収益・費用のどれになるのかもわかるようにしましょう。)
また、できなかった仕訳の問題は先ほどと同様に、ノートにまとめることをおすすめします。
できなかった問題に対して、「あ~忘れていた。次からは気を付けよう」ではまた同じミスをしてしまいます。
そうならないためにも、ちょっとしたミスもしっかりと復習をするようにしましょう。
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日商簿記3級(2022)に独学で合格するためのおすすめ勉強方法は?<模試・予想問題集を解く>
仕訳問題集で仕訳ができるようになったら仕上げに予想問題集を解いていきます。(過去問題集は先ほども言いましたが、最新の問題傾向に合っていない場合があるのであまりおすすめはしません。)
そしておすすめの予想問題集は、「わかる!受かる!!日商簿記3級徹底分析!予想模試」(マイナビ)です。
この本は問題が全部で8回分あり、全ての問題を解くことで一通りの論点をカバーすることができます。
そのためできなかった問題はしっかりと復習をするようにしましょう。
ただし一部2級の内容が入っている問題もあるため、そこは要注意です。
また、解く際は必ず時間を計って解くようにして下さい。
そして時間が足りなかったときは、
・難しい問題は飛ばす
・早く解けるように工夫をする
・基本的な内容をしっかりと復習をする
といったことを行って、少しずつ早く解けるようにしましょう。
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効率的に日商簿記3級の勉強をしたい方へ
本屋さんに行くと日商簿記3級の本がたくさん並んでいます。
多くの参考書は非常にわかりやすく書かれていますが、しかしそれでも全ての内容が理解できるとは限りません。
また、「なぜこの仕訳になるのかが分からない」「どんなペースで勉強したらいいかが分からない」「予備校の授業を受けるならできるだけ安い値段で受講したい」と思われる方もいるでしょう。
そんな皆さんにおすすめする動画授業サービスがあります。
それが「スタディング」です。
スタディングは3,850円~という非常にお得な価格で「日商簿記3級」に関する授業を数多く見ることができます。
また、日商簿記2級や税理士、FP、宅建など他の資格試験の講座も充実しています。
動画による授業はもちろんのこと、問題演習や模試なども充実しています。
そのためスタディングは、
・独学で勉強をしているが勉強に不安がある
・できるだけ安い価格で簿記の対策をしたい
・問題や模試をたくさん解きたい
といった方におすすめの動画サービスとなっています。
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<まとめ>【日商簿記3級(2022)】独学での勉強法、初心者が一か月で合格するための勉強方法は?
今回の記事の「【日商簿記3級(2022)】独学での勉強法、初心者が一か月で合格するための勉強方法は?」の内容のまとめです。
②次に仕訳の問題集を解き、仕訳の理解度を高めよう
③最後に予想問題集を解き、得点力を上げていこう
日商簿記3級は経理系の資格の第一歩となる資格です。
しっかりと内容を理解して、合格できる力をつけるようにしていきましょう!
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・タイトル名 「【日商簿記3級(2022)】独学での勉強法、初心者が一か月で合格するための勉強方法は?」
・記事URL https://toyohashi-rensei.com/boki3-study/