大学入試共通テスト(日本史)への勉強法・参考書・問題集は?

 豊橋市の個別指導型学習塾「とよはし練成塾」の西井です。当塾は大学受験・定期テスト対策に評判のある個人塾です。今回は「大学入試共通テスト(日本史)への勉強法・参考書・問題集は?」についてみていきます。

 

 

1 共通テストで日本史はどう変わる?

 

 最初に共通テストの日本史の問題傾向についてみていきます。日本史はセンター試験であれば、知識さえあればそこそこの点数を取ることができました。しかし、共通テストでは「文章を読み取る力」「重要用語の意味・定義」を知らないと解くことができません。

 

 ここでセンター試験との相違について見ていきます。

①資料読解問題の増加

→ほとんど全ての問題が「資料」「グラフ」「写真・絵」を読み取る問題となっています。そのため、単純に日本史の知識を覚えただけでは通用せず、資料などを読み取る読解力も必要になってきます。

 

 センター試験(平成31年度)では資料読解問題が4問しかありませんでしたが、平成30年度の試行調査(プレテスト)ではなんと21問も出題されています。このことから問題を解く時間も今までに比べると長くかかることが分かります。

 

 ただ、あくまで日本史の試験ですので、読解力だけでは正解にたどり着くことはできません。教科書レベルの知識をしっかりと身に付けたうえで問題に取り組むようにしましょう。

 

②正解を複数選ぶ問題が出た

→今までのセンター試験では1つの問題には答えが1つでしたが、共通テストでは、答えを複数選ぶ問題も出ています。(9択の中から正解を2つ選ぶ。)そのため難易度が上がったといえます。

 

 また、「あなたはどちらの考えを支持するか?」といった問題も出題されています。これは自分の選んだ選択肢ごとに正解が分かれているというものです。こういう新傾向の問題も徐々に出るようになるでしょう。

 

問題・解答は「平成30年度試行調査(プレテスト)」をご覧ください。

 

2 共通テスト(日本史)の勉強法・おすすめ問題集は?

 

 共通テストで高得点を取るのに必要な力は以下の通りです。

 

①歴史の流れ

→最初にそれぞれの時代がいつからいつまであるのか、年号を覚えましょう。例えば平安時代なら794年から1185年(1192年)までです。(最低でも「〇〇時代は〇世紀~〇世紀まで」といった覚え方)こうすることで、時代の流れをつかみやすくなります。次に歴史のおおまかな流れをつかんでいくことが大切です。これはできるだけ簡単な本を一読して流れをつかんでいくとよいでしょう。

 

【おすすめ参考書・問題集】

ア 「日本の歴史できごと事典」(集英社)

→子供向けの本です。ページ数は多く分厚いですが、イラストが多く分かりやすく書かれているため、比較的短い時間で日本史の概要をつかむことができます。また中学校の歴史の教科書でもOKです。

イ 「日本史Bレベル別問題集①超基礎編」(東進ブックス)

→高校入試レベルの内容の問題集です。中学校で習った内容を総復習したい場合に使えます。

 

②太字用語の完全理解

→教科書(日本史B)に出てくる太字はおよそ1500語です。ただその中には「卑弥呼」や「織田信長」など、小学校や中学校の教科書で出てくるものもあるため、実際は1000語前後となります。まずは、その用語を完璧に覚えるようにしましょう。

 

 ここでいう「完璧に覚える」とは、用語を見ただけでその意味が言えるようにすることです。例えば、「入浜式塩田」はどのような塩田か分かるでしょうか? そんな細かいのは覚えていないという人もいるかもしれませんが、実はこの問題はかつてセンター試験で出た問題なのです。

 

 センターでは、「入浜式塩田」と「揚浜式塩田」の違いが問われました。ただ、入浜式塩田は教科書の太字用語であるため、非常に重要な用語なのです。ですので、入浜式塩田が江戸時代にあっただけでなく、どのような意味かを言えるようにする必要があります。(ちなみに「入浜式塩田」とは「人の手によって塩田に海水をまく製塩法」です。)

 

 共通テストでは私大入試のように細かい用語を覚える必要はありません。まずは、用語の意味を言えるようにして、それから太字以外の用語の意味も覚えていくと良いでしょう。「尊号一件とは?」「超然主義とは?」「部曲とは?」これらの意味が即答で答えることができるように練習しましょう。

 

【おすすめ参考書・問題集】

ア 「日本史単語の10秒暗記 ENGRAM2200」(学研)

→一問一答集の中で最もお勧めの用語集です。この本の最もいい所は、用語のすぐ右側に簡潔に意味が書かれている所です。(例 「卑弥呼」→「邪馬台国の女王」)これにより、用語の意味を覚えやすくなります。他の参考書だと、なかなか使いにくいため、現状この本が最も使いやすいと思います。

 

 使い方としては、意味の部分を隠し、用語を見ただけで意味が言えるように練習をします。それを繰り返すことで日本史の理解度は格段に上がっていきます。

 

③問題集を解く

→太字を覚えた後は問題集を解いていきます。問題を解いて間違えた問題や覚えていない問題は必ず復習をして、自分のものにしていきましょう。また、読解力をつけるためにも国語(現代文)の問題も解いていくと良いでしょう。

 

【おすすめ参考書・問題集】

ア 「日本史Bレベル別問題集②基礎編」(東進ブックス)

→①の「超基礎編」に比べると少し難易度が上がっており、定期テストレベルの問題集となっています。用語の穴埋め問題が中心ですので、一回解いて見て解けなかった問題は覚え直すようにしましょう。また用語にフリガナがついているため、「この用語が読めない」といった問題点もありません。

 

④過去問を解く

→最後に過去問を解いていきます。とはいえ新試験になるため、当面は過去問が少ないのが現状です。そのためにも各予備校から出ている予想問題集を解いたり、模試を積極的に受けるなどして新試験の問題に慣れていきましょう。

 

 センター試験の問題ももちろん使えますが、これは基本的には「知識の確認」向けです。入試傾向が大幅に変わるため、「センターで高得点」が必ずしも「共通テストで高得点」とは限らないので気を付けてください。

 

【おすすめ参考書・問題集】

ア 各予備校の模試(河合塾・東進・駿台・ベネッセ・代ゼミ)

→模試は「ベネッセ(やさしめ)→河合・代ゼミ・東進→駿台(難しい)」となっています。みなさんの力にあった模試を積極的に受験するようにしましょう。

 

イ 「大学入試共通テストスマート対策日本史B」(教学社)

ウ 「はじめての共通テスト対策日本史B」(Z会)

→今後共通テスト用の問題集・参考書が多く出版されますが、現状この2冊が共通テスト対策として使えます。

 

エ 「大学入試共通テストへの道日本史」(山川出版社)

→センター試験の問題を時代ごとに集めた問題集です。知識の確認に使えます。また、2回分のプレテストの問題も収録されています。

 

 

 

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